愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2023-01-01から1年間の記事一覧

NOPIリベンジ

ロンドンに住む前は、オトレンギの料理にすごく憧れてというか、興味が湧いて料理本を買ったり、そのレシピを全部作ってみようという試みをしていたこともあった(結局途中でやめちゃったけど)。それが面白いもので、ロンドンに住んでからはそんな気分はパ…

【本棚総ざらい6】嘘つきアーニャの真っ赤な真実

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)作者:米原 万里KADOKAWAAmazonもうこの本を読むのは何周目だろう。米原真里さんの作品に惹かれるのは、やはり1960年代、プラハのソビエト学校で学ぶという、当時の日本人にはなかなかできないユニークな経験をしたこ…

ブダペスト15:ブダペスト最後の茶色飯

イギリスに戻る前に腹ごしらえ行ったのはこの店www.tripadvisor.comブダペストで入ったお店では、良く色々なフレーバーのレモネードを出してくれるところが多かった。全部手作り。料理教室でも出てきたけれど、自家製シロップを炭酸で割って出してくれる。と…

ブダペスト紀行14:ブダペストのオペラハウス、とても良い

ブダペストにいるなら議事堂とオペラハウスは見ないとでしょう、とクルーズ船に乗ってやってきたアメリカ人ジジババに激しくおすすめされたので、予定外にオペラハウスにも寄ることにした。ここ何年か改装で閉鎖されていたらしいが、綺麗になって再オープン…

ブダペスト紀行13:ブダペスト雑記集2

建物のデザインに引き込まれた入ったMai Mano House、ハンガリーの写真家が写真展示のために建てた建物らしい、そこでは1950年代ぐらいのアメリカの女流写真家の展示がされていた。写真家といえばロバートキャパも実はハンガリー出身なのだった、彼の名前が…

ブダペスト紀行12:ブダペストつまみ食い

ブダペストで気に入ったもの、それはランゴッシュ!揚げたパン生地にサワークリームやチーズが乗っているという、B級グルメ。その昔、パンは窯で一週間分を一度に焼いていたそうで、ランゴッシュはもともと窯を温めている時に、小さな生地をちょっと上にのせ…

ブダペスト紀行11:建物をみる

ブダペストの街を歩いていると色々なスタイルの建物に遭遇して興味深い。建築の知識がそれほど無いのでただ目に入ったものをみてほぉぉ・・と思う程度だったのが残念だが、建築を見て歩くツアーなどに参加できたら楽しかっただろうなと思う。なにしろ大学の…

ブダペスト紀行10:おかっぱのおっさんの学校

ハンガリーで一番愛されているおかっぱのおっさんといえば、フランツ・リスト。実は彼、生涯でハンガリーにはあまり住んでなかったらしいのだが、彼の名前を冠した音楽学校がある。日本語ではリスト・フェレンツ音楽大学とかフランツリスト音楽院とか呼ばれ…

ブダペスト紀行9:ブダペストのブタ

シナゴーグを訪れた時、敷地の中にコーシャー(ユダヤ教の戒律にのっとって処理されている)のレストランやスーパーはこちらです!的な看板があり、へぇぇと思ってみていたのだが、実際ユダヤ地区にはぼちぼちそういうお店がある。そしてそんなコーシャーレ…

ブダペスト紀行8:ブダペストの雑記集その1

空港からのバスはクレカでピッとやれば支払えたので、ロンドン同様どこでもコンタクトレスが使えるのかな、と思ったら街中の路線バスやトラムはチケットを買い、中で印字する昔ながらの方式だった。券売機がどこでもあるわけではないので、バスに乗ってから…

ブダペスト紀行7:イシュトバーン!

聖イシュトバーン大聖堂。近くで見るのも美しいが、こうやって建物の間からひょっこり見えるような構図に道を作っているのがさらに美しい。欧州は街を歩いていると、向こうのほうにこうやって教会や塔が見えることが多く、それこそ昔の風景画にもつながる感…

ブダペスト紀行6:ブダペストで食べたもの、食べなかったもの

料理教室が終わったのがちょうどお昼ごろ、甘い系のものは食べたけど、塩っぽいものも食べたいと、行ったのはソーセージ屋レバーや色んな種類のソーセージの他、ローストした色々なお肉やお惣菜風のサラダなどもあって、指さしてすくってお皿に入れてもらえ…

ブダペスト紀行5:ブダペストで、巻いていこう!

ブダペストで、以前からやってみたいなと思っていたことを実現することができた。それは「シュトルーデルを生地から作ってみる」ということ!シュトルーデル。うすーい生地で具を包んで焼いた、パリパリのお菓子である。パイと呼んでよいのかわからないが、…

ブダペスト紀行4:家庭料理は茶色飯

中央市場でお昼を食べ損ねた陳家。市場の食べ物はどこも屋台+立ち食い風で大混雑。座って食べられる食堂もあるにはあったけれど、遅めに向かったためにランチ時間が終わってしまい、目の前でガラガラ閉店。お腹はすいたが、雨も降っていてあまりうろうろし…

ブダペスト紀行3:中央市場でデジャヴ

トラムに乗り、ブダペストの中央市場へ。だいたい観光ガイド系のYouTubeを見ると、みんなここに行って色々な食べ物を試食しているので、食いしん坊には必須の地。この立派な建物は1890年代に建てられた、つまりは明治時代からある市場。テレビで、じゃなくて…

ブダペスト紀行2:ドハーニ街のシナゴーグ

今回泊まった宿は、ブダペストのユダヤ地区にあった。パーティーエリアでもあるらしく、周囲からはこのあたりのおすすめのバーなど教えてもらったりしたが、私達が泊まった通り、ドハーニ街にはとても大きなシナゴーグがある。大きすぎて全容が撮れない。ヨ…

ブダペスト紀行1:天井3メートル

10月の秋休みは、これまた賞味4日ほどブダペストに行った。思えば初の東欧への旅。飛行機で2時間半ほどで着いてしまう。ハンガリーというと、オーストリアハンガリー帝国、フランツリストにハンガリー舞曲・・・歴史と文化にあふれる国というイメージしか自…

夏のベルギー旅その11:25年ぶりの再会

蚤の市の喧騒から逃れるようにリールの大聖堂にやってきましたリールを訪れるのは実はこれが2度目。初めてこの地を訪れたのはアメリカの大学に通っていた学生時代。冬休みに、フランス人の友人Cちゃんを頼ってクリスマス休暇を、フランス北部で過ごしたこと…

夏のベルギー旅その10:寄り道蚤の市生の肉

旅の最終日、ゲントからまたローカル線に乗り、ユーロスターが走っているフランスのリールに戻ります。全く知らなかったのですが、たまたまこの週末は、年に一度行われる、欧州最大の蚤の市が開かれる日とあって、リールの街は大混雑。電車が駅に着いた時か…

夏のベルギー旅その9:ベルギーの美味しいシチュー

ゲントでの最後の晩餐は、ベルギーの家庭料理を出すお店へ。www.tripadvisor.jp飲み物やデザートのメニューは、こんなトランプのカードになっていてかわいい。持ってきてくれるパンはこんな袋に入っています。意識高い系の言葉とかいらないからパンをくれ、…

夏のベルギー旅その8:羊・鍛えすぎジーザス・落書き三昧

アートなゲント。どんどん画像を貼り付けていくよ。羊を讃えよ(ファン・エイクの作品、聖バーフ大聖堂の祭壇画の一部です)街には中世あり現代ありここは誰でも落書きしてもいい道、スプレー缶を持って絵を描いている子供たちも街にアートあれば美術館もあ…

夏のベルギー旅その7:街で見かけた美味しいもの

ベルギーといえば、チョコレート。街のあちこちに、ショコラティエがあります。Tripadvisorなどを見ると、こういうショコラティエを食べ歩くツアーなんかも紹介されています。甘いものがそこまで食べられない我が家は、ツアーなんてとても無理と思ったので、…

夏のベルギー旅6:面白い城

ベルギーのお笑いのセンス、というのがあるのかはよくわからないが、Gravensteenと呼ばれるフランドル伯のお城のオーディオガイドがとてもとても面白かった。石造りの中世の城を歩きながら、各部屋の説明をヘッドホンで聞きながら回るわけだけれども、英語の…

夏のベルギー旅その5:ベルギー美味しいものシリーズ

泊まったアパートのキッチン。色目がとてもかわいかった。朝は近所のチョコレート屋兼ブーランジェリーへ。かわいいケーキは見るだけ・・クロワッサンなどを買った。この丸いのはTijgerbollenとかTijgerbroodと呼ばれるもので、いわば虎のパン。パンの上に米…

夏のベルギー旅その4:ゲントの住宅地ふらふら歩き

ゲントでは中心から歩いて20分ぐらいの住宅街に泊まったのだが、やはり人々の暮らしぶりが少しでも垣間見れるのはうれしい。とはいってもやはりかなり中心にある住宅街なので、一般のベルギーの住宅事情とはまた異なるかもしれない。ゲントに向かう電車の中…

夏のベルギー旅その3:多言語ボート

川と運河が通るゲント、そして水辺にはギルトハウスが立ち並んで中世の風情がたっぷりである。水が豊かにある街、水辺の街は住むのも訪れるのも好きだ。観光地のお約束として、この運河から歴史ある建物や風景を案内してくれるボートツアーが色々と出ている…

コワーキング・試合・冬ですね

日がずいぶん短くなり、雨もぼちぼち降るようになり、窓には結露がつくようになり、とうとう暖房をつける機会も出てきました。ロンドン、そろそろ冬ですね。とはいえ、今年はまだまだ気温もそれほど下がらず、レミゼラブルに凍える機会はまだありません。週…

フルート修理と再発見

クラシックの本場ヨーロッパにいるから、もっとフルートを吹く機会が増えるかと思ったものの、数か月に一度ワークショップに行くか行かないか程度で、実はあまり楽器にさわっていない。今、自分の興味の焦点が少しフルートから離れてしまっているのもあるが…

夏のベルギー旅その2:ゲントの美味しいもの・ストリートフード編

泊まった宿では、ホストの人がベルギーのワインと、地元のお菓子を用意してくれていた。といってもテーブルの上に置いてあったこれ、最初はお菓子に見えず「??」。食べてみると外側がちょっと固めのグミのような、ゼリーのようなお菓子だった。キュベルド…

【本棚総ざらい5】やがて哀しき

久しぶりに村上春樹のエッセイを読んだ、村上春樹の小説は読むと腹が立つばかりで全く共感できないのだが、エッセイはなぜか好きで学生の頃からよく読んでいた。当時アメリカの東海岸の大学に行っていたので、特に村上さんがプリンストンやボストンにいたと…