愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏のベルギー旅その11:25年ぶりの再会

蚤の市の喧騒から逃れるようにリールの大聖堂にやってきました

リールを訪れるのは実はこれが2度目。初めてこの地を訪れたのはアメリカの大学に通っていた学生時代。

冬休みに、フランス人の友人Cちゃんを頼ってクリスマス休暇を、フランス北部で過ごしたことがあります。その時にリールを訪れたのでした。

当時はクリスマスマーケットが立ち並んでいたなあ。周囲の雰囲気などほとんどもう記憶にないので、不思議な感じです。

冬だったから、すべてが薄暗いか真っ暗だった記憶。Cちゃんの実家はリールより少し離れた、人口200人ぐらいの小さな村で、親戚の皆さんと一緒に楽しいクリスマスを過ごした思い出は、今でもまざまざとよみがえります。

Cちゃんと知り合ったのは、もともと私が彼女の同級生、Aちゃんと中学生の時に文通していたのがきっかけでした。授業中に内職で私への手紙を書いていたAちゃん。その隣に座っていたCちゃんが、退屈しのぎに彼女が書いていた手紙に落書きしてきて、彼女ともやり取りするようになりました。

Cちゃんはその後大学生の時にインターンシップで日本に来るなど、もともとの文通相手だったAちゃんよりも早くに会うことになりましたが、私がフランスに遊びに行った冬休みに、とうとうAちゃんとも対面。3人で、リールのクリスマスマーケットを一緒に歩いたのでした。それがもう、25年も前のこと。

Cちゃんはその後カナダに移住。Aちゃんはまだこの地域に残っていて、二人ともFacebookではずっとつながっていたので、今回リールに寄るよ!と連絡したのでした。

旦那さんと、子供二人を連れて会いに来てくれた!

25年ぶりの再会、ちょっと英語忘れちゃったかも・・などと言いながらも、私も片言のフランス語を混ぜてつもる話を色々しながら、蚤の市を一緒に回ったりお茶をしたりして、イギリス帰国前の数時間を一緒に過ごしました。

25年も経っているので、その間色々大変なこともあった話を聞いて、ああもうお互いもう若くないんだよね・・・とふと物悲しくもなってしまった、これからさらに年を取ると今度はお互い元気か、まだ生きているか、という次元になってしまうのだろうか・・若いころの友達と会うと、やはり昔を振り返ってしまうので、ずいぶん遠くに来たもんだ、という気持ちにもなるというものなのでした。

でも欧州に引っ越してきて、長年会えなかった友達や同僚などと色々再会できているのはうれしい限り。