愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

カリフォルニアの風景:カリフォルニアの美味しいもの、その2

クリスマスイブは友人宅にて、懐かしい顔ぶれと。

自家製俺のローストビーフやら、皆の持ちよりを美味しく頂きました。

生まれてきた時から知っている子供達がティーンエージャーになって、みんなで携帯見ながらダラダラしているのを見る日が来るとは・・・。

H家の皆さんありがとう。

クリスマス当日は、お約束の家族飲茶。義理両親お気に入りのいつもの店へ。

開店と同時に行ったらすぐに座れることが今回わかったのだが、家族全員集合に時間がかかりすぎて結局1時間待った。

待っている間にお店に入って来るお客さんを観察していたけれど、年代人種関係なく、ベイエリアの皆さんはジャージ的な楽な恰好をしている人が多い。なんならパジャマみたいなのを着ている人もぼちぼちいた(実際パジャマのズボンらしい)。

これも引っ越してから忘れてしまっていた感覚だけど、良くも悪くも車社会&他人との距離(心理的にも物理的にも)の違いだよな。ベイエリアはあまりおしゃれのし甲斐は無い場所だった。

行きつけだったレストラン、相変わらず大盛況には変わりないのだけれど、今回、飲茶のカートが来る頻度も種類も減っていて、あれ、これだけ?となんとなく不完全燃焼な感じで終わった。

お店で働く人達も、去年来た時は、昔からいる香港のおじちゃんおばちゃん達だけではなく、色んな人種の若者が働いていて驚いたのだけれど、今年はまた元に戻っていた。でもここも人手が足りてない感。「若者はみんなカナビスビジネスのほうに行っちゃってね」と冗談だか本当だかわからないようなコメントも聞いた。

これは帰国前に今年90になる義父が作ってくれたご飯、チャーシューも手作り。

カリフォルニアの風景:人がゴミのようだ

子供と2人、久しぶりにサンフランシスコへ。

アラメダから久しぶりにトランスベイバスに乗ったら、ホリデーシーズンということもあり30分位で着いた。昔はこのバスに乗って通勤していたこともあったけど、結構安いのと、Wifiもついているのと、渋滞さえなければかなりスムーズで、こんなに便利だったっけ?とちょっと驚いた。

新しいバスターミナル(といってももう新しくなってずいぶん経つが)を使うのも初めて。私が通勤していた頃は、ただののぺーっとした平地にあるターミナルを使っていたので、この巨大感と近未来感にこれまたビックリ。

何をしに行ったのかというと、このバスターミナルに隣接している、セールスフォースタワーへおのぼりさんをしに行ったのであった。

ここ勤務の友人P〇〇んが里帰りのたびに遊びにこないかと誘ってくれて、でもなかなか予定が合わずに毎回涙をのんでいたのだけれど、今回ようやく実現。

セールスフォースは前職でちょびっとだけ使ってたけど、そういえばこんなかわいいキャラがいたっけかな。ロビーにはキャラクターグッズも売っていてた。会社のロゴが入ったシャツとかパーカーとか昔はよく着たり、ロゴが入ったグッズを使ったりしてたけど、最近は社畜愛社精神もないからそういうことしなくなったなあ。ちょっと懐かしい感覚。

P〇〇んの手引きでエレベーターに乗り、オハナフロアと呼ばれる展望階へ。

61階の眺め、見ろ、人がゴミのようだ!(というか高すぎて人が見えない)

360度展望できる圧巻のビュー。思えばサンフランシスコであまり高いビルにのぼったことが無いので、この眺めはすごく良かった。っていうか、サンフランシスコって地形がドラマチックだから、見ていて本当に飽きないですね。

ここは一般の人が関係者のエスコート付で入れるほか、ミーティングルームやラウンジがあって、コーヒー飲んだり、ちょっとおやつ食べたり、社員の人が仕事してたり。

ベイブリッジに、向こうにはオークランドも見える。こんな素敵な眺めの中で仕事できるのはやっぱりいいなあ。最近在宅勤務に飽き飽きしてるので、やっぱりたまにはオフィスに行きたいよな、できれば綺麗で眺めがいいところ・・・と思ってしまう。でもこういう景色も慣れてしまえばあまり何も感じなくなってしまうんでしょう、慣れっておそろしい!

このフロアでは、無料でバリスタがコーヒーを淹れてくれたり、ちょっとした軽食が出たりするけれど、他のシリコンの谷大手のように無料社食はないそう。社員が外にランチ食べに行くことで、まあコスト削減地元経済にも貢献できるってことらしい。

あと、フロアマップを見ると、CIOだったかCTOだったかのオフィスはあるのだけれど、他の幹部の人達は自分たちのオフィススペース無いんだそう。デスクも基本自由席だそうで、あとは幹部の人達はだいたいミーティングルームで会議することが多いので、会議室をうろうろしているらしい。

以前市内で働いてた職場では、一応席の指定はあったのだけれど、キュービクルがないオープンフロアで、だだっ広い所にデスクがだーっと並んでいた。間仕切りが全くない分、色々な人達と交流するかと思いきや、逆に周囲の環境からシャットダウンするためにヘッドホン付けたり、半径何メートルの人としか話さなかったり。集中したい時はマイクロキッチン周辺にあるブースに隠れたりと、意外と逆に自分の殻に閉じこもる感じになったのは、興味深い経験だった。

自由席はコワーキングスペースぐらいしか経験がないけれど、どうなんだろう。

この展望台フロアにはいい感じのスタンウェイのピアノもあって、弾くこともできるらしいけれど、訪問中は誰かがずっとなぜか「ボルガの舟歌」というロシアのものすごく暗い労働歌をずっと弾いていて、そんな中で仕事している社員を目にしてちょっと笑ってしまった。環境は良くても労働は労働か。

仕事の話もちょっと聞いたり、職場訪問、子供にとっても良い経験になったと思う。P〇〇んありがとう!!

セールスフォースタワー、WeWorkも入っていたので、アレだったら次回はここに仕事持ち込もうかな?!

カリフォルニアの風景:カリフォルニアの美味しいもの、その1

カリフォルニア里帰り中は基本自炊していたが、スーパーで買い物すると使いきれない量のパッケージのものが多いので、畢竟Trader Joe'sの冷凍食品のお世話になった。

以前人気すぎて、おひとり様一個までしか買えなかったという、冷凍キンパとか

ロンドンでは手に入りにくいタマレスも冷凍で買える(トウモロコシの粉で出来た生地の中に、肉やチーズが入っていて、それを蒸してある、メキシコなどで食べられている料理。結構どーんと腹にたまって、美味しい)。

アメリカ土産って難しいのだが、トレジョで売っているこういうのを買って帰ると喜ばれる(ベーグルにかかってるフレーバーのふりかけ的なやつ)

これも良かったなあ。アイスクリームコーンの先っちょだけを集めたもの。中に入っているチョコがツルッとしていて美味しい。

他にも昔からの定番のジャパニーズ・フライドライス(醤油とみりんで味付けしてある、ヒジキや枝豆が入った混ぜご飯のようなもの)、冷凍チキンカツ、小籠包なんかも重宝しました。

って、トレジョの商品紹介になってしまった。

そしてトレジョのエコバックはなんでも日本で10倍以上の値段で転売されてるんですって?!

カリフォルニアの風景:島に帰還

里帰りは久しぶりのUnitedで。CAのおばちゃんたちがカートを押しながら「膝!肘!」と叫びながらご飯を配ってくれる(座席から飛び出した肘や膝がカートにぶつからないための注意喚起)。

長いフライトはうんざりだが、機種のせいか時差のせいか、珍しくスッキリした体調のままカリフォルニアに到着した。入国も数分で通過。

それに反して、空港到着ロビーのスタバがワンオペでコーヒーを頼んだら30分、レンタカーは40分待ち。ホリデーシーズンの人手不足なのかしら、最近のベイエリアのサービス事情が気になる。

車も足りてないみたいで、出てきた車がこんなのでパパおののく。

しかもあちこち不具合があったので、後日取り替えてもらった。カスタマーサービスに電話するもつながらず2日がかり。うーむ!

空港から久しぶりにハイウェイ101に乗る。昔はシリコンの谷までさんざん通勤で見た風景。子供がハイウェイに出ている看板にAI関係が多いことに気づく。

それもベイブリッジを渡りオークランドに入ると、カナビスの広告に変わるのに少し笑う。

ロンドンに引っ越す前まで住んでいた島、アラメダに帰還。お店やレストランが並ぶ中心の通り、Park Streetを、ついイギリスの癖でhigh Streetと言ってしまう(イギリスでは街の中心通りの事を一般的にそう呼ぶ)。

アラメダにもHigh Streetという名前の通りもあるんだけれど、そこは特に何もない住宅地なのであった。

最初の数日はアラメダのAirbnbに滞在。晩御飯は香港系のお店で、ウォルナット・シュリンプ。いわばエビマヨなんだけれど、甘いコーティングがされたクルミも入っていて、アメリカに戻るとつい頼む。なぜかこれ、イギリスでは無いのだった。

これで一皿13ドル位だったかな?結構お手頃な値段な上に、写真ではわかりにくいけれど、イギリスのレストランより量が1.5~2倍ぐらいあって、食べ切れずに持ち帰った。まだまだこういう所があってよかった!

2024カリフォルニア里帰り

クリスマスから大晦日にかけては、毎年恒例カリフォルニアに里帰りしていました。氷点下にもなる寒くて薄暗いロンドンから、明るいカリフォルニアへ・・と思いきや、ベイエリア滞在中も曇りや雨の日が多かったのですが。

それでも緯度が違うからか何なのか、太陽がまぶしくて私も子供もしょっちゅう目をしばしばさせていました。ジャケットやセーターを着ていると暑く感じる日もあったり。

しかしベイエリアは家の中が寒いですね。セントラルヒーティングに慣れてしまった身としては、そっちのほうがきつかったです。

それにしても、20年も住んでいたのに・・・毎年帰っているのに・・・帰るたびに小さなカルチャーショックを受けます。

アメリカの道、広!(ロンドン市内の主要道路より昔住んでた住宅地の道のほうが広い)
家、でか!
人も、でか!
連れてる犬まで、でか!
なんなら地面から生えてる木や植木の葉っぱまで巨大!!

そしてやはり、物価高いよなあ・・とスーパーやレストランに行っては息をのむことしばしば。スーパーなどは、やはり一度に売られている量も多いので、簡単にイギリスと比較はできないかもしれませんが、記憶にある値段より2倍弱ぐらいはしていたように思います(って毎年帰るたびにそう書いている気もするが)。

一方で、コロナ渦以降、サンフランシスコというと、まるでデストピアのような扱いがメディアではされていましたが、今回の滞在ではBARTは綺麗になってるし、まあデストピアっぽい地域があるのは私達が住んでた時からそうだったので、その頃と大して変わっていないくらいではないかい?と思うこともしばしばありました。

完結していない旅行記もたくさんありますが・・カリフォルニアの風景と記憶もちょこちょこ書き残していこうかと思います。