愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2019積読解消:シャーロックホームズ

シャーロック・ホームズ大全

シャーロック・ホームズ大全

せっかくロンドンにいるからと、年末年始にかけてシャーロックホームズの話をぜんぶ読んだ。実家から送られてきた電話帳ぐらいの厚さがあるシャーロックホームズ大全。中学生ぐらいの時から家にあったけれど、ホームズが最後に死んじゃうんだと思って、最後まで読むのが怖くなりそのまま放置してあった(ちなみに名探偵ポワロの最後の本もその理由で読んでない)。

やはり面白かったのは話の中から垣間見えるビクトリア時代のロンドンの様子。よく読むと結構架空の場所が舞台の場合も多いが、身近になったロンドンの色々なエリアをホームズが駆け回る。街の建物の雰囲気も思えば今も大して変わらなかったり電車の路線は同じだったりするので、想像がますます膨らむ。

どんなに的確な推理をしても、馬車や列車しか移動手段がないから現場にかけつけるのに時間がかかったり、連絡手段も電報だったり。手紙やメッセージを送るにしても郵便というよりは、誰かに小銭を渡して託すほうが早かった時代。ちゃんと相手に届くかの保証があるとは限らなかっただろうけど、ガジェットは無くても、当時の出来る限りの手法を駆使しているんだろうなと想像するのも面白い。

あと男女ともすぐ失神して、だいたいブランデーやコーヒーで復活するのも読めば読むほど興味深い。もちろんこういうのは知識としては知っているが、実際そういうしぐさが生活の中に普通にあった世界のことを想像すると、なんだか不思議な気がする。今じゃ精神的ショックはコーヒーぐらいじゃどうにもならないからなあ。

BBCのドラマ「シャーロック」の現代版シャーロックホームズのインテンスな推理とアクションに慣れてしまった後だからか、オリジナルのホームズの話は意外とシンプルに見えてしまった。もちろん鋭い観察力はあるのだけれど、意外と状況証拠で色々と決めつけてたり、当時の社会的ものさしで、犯人の動機を短絡的に推測する部分もあった気がする。

今回読んだ中で一番好きだったエピソードは「黄色い顔」。再婚した妻の様子がおかしいと調査を依頼されたホームズの推理がはずれる話なのだけれど、珍しく子供がかかわるハートウォーミングな話。当時にしてもかなりリベラルな結末となる話で、それだけにやはり奥さんの不審な行動については、ホームズの推測も当時のバイアスからは逃れられなかったかな、意外と科学的じゃないじゃーん、なんて思ったりもした。

Paget Holmes Yellow Face child.jpg

子供への愛情、という他のエピソードではあまり見られなかった感情が見えたのが良かった。推理がはずれたホームズも子供を前にちょっと顔がほっこりほころび系な挿絵も良いw

外国文学を日本語翻訳で読むと、時々翻訳調の日本語が気持ち悪く感じることが多いけれど、この全集の翻訳はとても良かった。今でこそ、翻訳をするにあたっての調べものもネットでしやすくなったと思うけれど、ネット以前の時代に翻訳されたこの本、翻訳者個人がイギリスの歴史文化に深い深い理解があったり、並々ならぬ調査をしたのだろうかと思うと、なんだか重みも最近の翻訳本とは違ってくる気がする。

と、この翻訳をした鮎川信夫という人のことは知らなかったのだが、今Wikipediaを見てみたら戦後の詩壇で需要人物とされる詩人だったらしい。そして1986年に「甥の家族とスーパーマリオブラザーズに興じている最中に脳出血で倒れ」66歳で亡くなったそうだ。

台湾式午後茶

イギリスの母の日、ソーホー近くの台湾料理屋さんで台湾式午後茶。

このお店の内装は1920年代中華ノスタルジック風。かかっている音楽も、昼のプレゼントのオープニング的な、金管楽器がぷわっぷわっしているレトロな感じです。

カーテンを引くと個室になる風なテーブルに案内されましたが、テーブルは、各サイドに引き出しが付いた雀卓。ここ、予約すると麻雀もできるみたい。いいねぇいいねぇ。

蓮の葉の冷たいお茶がまずは出ました。

お茶は、子供も一緒なのであまり強くないものを・・とリクエストしたら、「オリエンタルビューティー」となんちゃらウーロン茶の2種類をお勧めされました。

台湾式のお茶の淹れ方。いや、台湾式なのかな?中華式?普段家族で行くような飲茶の店では、湯飲みも投げるように渡され、お湯がなみなみ入ったお茶のポットをドン!と置かれるだけなのでよくわかりません・・w

でも学生時代、台湾に遊びに行ったときに地元のお友達にこういう感じでお茶を出すところに連れて行ってもらった記憶がうっすらと。


Instagram post by Mari 陳マリ • Mar 31, 2019 at 9:31pm UTC

小さな急須、お湯のみ、そして淹れたお茶を入れておく容器、お湯をかけて温めておきます


Instagram post by Mari 陳マリ • Mar 31, 2019 at 9:32pm UTC

お茶は銘柄によって、1杯目は1分半、2杯目は2分待つ、など淹れる時間が細かく決まっています。

子供、中国茶を飲むの初めてだったかもしれない(家族飲茶の時は子供は水だったので)。でも角のないまろやかなお茶、おいしい!と分かったよう。

そして小吃の数々。まずはおかず系のもの。

左は茶わん蒸し。かなりしょうゆ味の濃いソースがかかっています。ちょっと濃すぎたかもしれない。

上は、サトイモの晶餃。モッチモチでした。一人2個しか食べられないのが悲しい!!

右はサクサクのマッシュルームパイ。普段食べる飲茶の品々と比べて、なんて繊細で上品なことよ・・・・!!!

こういう時って、味わってゆっくり食べたいけれど、家族3人だとそこまで会話が盛り上がるわけでもなく(笑)、普段のごはんの延長みたいになりそうでちともったいない。普段通りのペースで食べてたら、数秒でなくなっちゃうこの量!

おかず系が終わると、2種類選んだ次のお茶を淹れてくれます。

そしてやってきた甘味系、ドーン!!!!

写真が下手すぎる・・・

が、見てください、このまるでお供えのような美しい品々を。

桃の形の餡まん。黒糖蒸しパン。砂糖とシナモンの揚げ餅。白いのは、杏仁豆腐的な、でももっと固いやつ。そしてパイナップルケーキにフルーツのゼリー。

パイナップルケーキはよく台湾土産でいただきますが、外はパサパサ、中は甘々、のものもある中、これはお店で作ってるんでしょうか、皮は上品なショートブレッドのよう、そして中も甘すぎず、煮過ぎず、フルーツの食感が少し残った感じでとてもおいしかった。

この素敵なお菓子の数々が、どんどんなくなっていくのが悲しくなった位・・って食べるからだ!

実はこの日、交通機関に乱れがあり、予約より30分遅れてものすごく焦りました。というのもこのお店2時間コースと但し書きがあったので。しかしお店に入ったら、注文取りに来るまで5分まち、冷たいお茶が来るまで20分待ち。忘れられてたのか、途中休憩で出てきた厨房の人に声かけて確認してもらわなかったら、誰も来なかった・・ところがマイナス30点でした。

まあ時間的にはぜんぜん余裕でした。女子会だったら絶対時間足りないけどなw

でも久しぶりにとても質の良いものをいただきました。やっぱりこういうちまちましたものを、ありがたく少しずついただくって、家ではなかなかできない経験。家でもこういうの作ってみたい!と思っちゃうけれど、どーん!とでっかい餃子作ってみんなでかぶりついてしまいそうだ・・。

そして小ぶりのお茶碗のなめらかで手にしっくりくること。手の中に隠れてしまいそうなお茶碗でお茶を飲みながら、本当はキセルでも吸いながら、ちょっと斜にかまえてビジネスや政治の取引をしたり、昔はしてたんでしょうかね。

もっとおかず系のものも食べてみたかったなー、こんなきれいなものばっかりカートで山盛りにして持ってきてくれないかなあ。

このお店の普通の食事メニューも試してみたくなりました。

こういう小ぎれいで高級で小ぎれいな料理をだす中華料理屋って、ベイエリアではほんとに数えるほどしか無い。やっぱり金持ちチャイニーズはロンドンに流れるんでしょうかねぇ。というより、中華=高級、特別な、というイメージはまだまだヨーロッパのほうが強く残っているのかもしれません?

あと面白かったのは、こういうお店、つい厨房にいるのは台湾料理だろうが四川料理だろうが、広東人の料理スタッフ・・とベイエリアでは思ってしまうんですが、ロンドンでは何人だかわからないけど、白人系とアフリカ系の人が裏で働いてました。

こういう人たちが、中華の技術を覚えて将来新しいものを作り上げたりするんだろうか。料理の世界のグローバル化も面白いなあ。

お店はこちら。

xulondon.com

たまの日記

ロンドンに来てから月1で風邪を引いているような気がする。特に冬場は酷かった。やはりカリフォルニアとは比べようのない寒さと日照時間の短さ、そして何年ぶりかのバス・地下鉄通勤。アメリカでは咳やくしゃみを手ではなく肘でカバーするというのを学校でも教えられるのだが、まだまだイギリス人は手で抑えてはゴホゴホゲホゲホやっている。その手で手すりやいろんなところを触るし日本ほどではないにしろ満員電車に揺られるわけだから、バイキンシャワーも浴びやすい。先日は盛大なくしゃみを手でカバーした女の人が、その手で手すりを触り、さらにその手で一緒にいたボーイフレンドの頭から顔からナデナデしてバイキンを顔になすりつけていた。

先週は久しぶりに熱を出して1日寝込んだ。久しぶりの高熱は、在宅仕事さえしなくて良い口実になるし逆に清々い。仕事も家事もせずに1日過ごすと、驚くほど実にゆっくりと時間が流れていく。時計を見てもまだ昼にもなっていない。病欠の昼間に学校に行かずテレビを見ている背徳感を思い出す。同時に平日の午後2時3時が自分の中で一番嫌いな時間だったことも思い出す。芸能人の誰が死んだとレポートするワイドショー、日本文化センターのコマーシャル、テレビドラマの再放送がだらだら流れるやるせない時間。家に1人ぼんやりと炊飯器を開けて残ったご飯を見つめてはまた閉める。

普段は特に何を食べても元気でいられるが、吐き下しもあったので何も食べる気が起きず、だしパックを煮出してお茶のようにごくごく飲んだら元気が出た。病気で気が弱くなると故郷のものが食べたくなる・・味噌汁飲んでホッとしてああ私はやっぱり日本人、となるのもあまりにベタだなあと思いつつ、後輩が2年前にくれた茅乃舎だしのいいやつを取っておいて良かった。

やはり熱が出ると頭が少しパッカーンとなるのだろう、病欠をいいことに日本のテレビ番組をあれやこれやの手を使ってみていたら、小堺一機がホストで昔のテレビ番組やら紹介している番組を見てしまい、ロンドンにいながら頭が日本の昭和の平日の午後にトリップしてしまい、時空も認識も歪んで大変なことになった。思えば日本を離れてもう20年、自分の頭の中で時々思い出されては蠢いている日本の街の景色も、自分の頭の中にしか存在しないバーチャルな世界になってしまった。懐かしいのか戻ってみたいのかわからないが、時が経つのは本当に一瞬、自分も歳をとったものだという陳腐な感想しか出てこずにがっかりした。小学生の時、部屋にかかっているスヌーピーの時計を見つめながら、今こうやって時が進んでいるのを見ているけれど、次に瞬きをした瞬間、あっという間に自分は何歳になってこの時のことを思い出すんだろうか、という考えを起こしていたことも思い出した。そしてまた20年後に今この時のことを思い出して同じような感想を持つのだろうか。それもまた陳腐であることよ。(所要時間15分)

子連れスペイン旅⑧ マドリードいろいろ覚書き

だいぶ記憶が薄れつつある、マドリードの旅、あれやこれや小さなことの覚え書き。

  • スペインに行く、と言うと家族を含め日本人に口々に言われたのが、スリに注意して、ということ。実際スリの被害は結構あるみたいだけれど、今回も我が家は無事だった。観光地に行ってもあまり客引き的なものに声をかけられない我が家。ただ、タパスのマーケットで一瞬私と子供、パパとで別行動を取った時、「ちょっとちょっと・・!」と注意をそらす感じで声をかけてきた怪しいスペイン人のおじさんがいた。完無視して行ったけど、もしかして今まで無事だったのは、アジア人だけど下手をすると現地の人より頭一つ抜き出て背丈のある大きいちゃんのおかげなのかもしれない。むむ・・
  • 泊まったホテルはキッチン付きの綺麗なところだったが、不思議なことに廊下とエレベーターではいつも中華米の匂いがしていた。部屋から出るたびにスペインなのに両親の家にいるような感じに(笑)
  • ロンドンもだけれど、ここもストリートミュージシャンの質、高し。フラメンコギターをかき鳴らして、手拍子に合わせて歌う若者たちもあり。若くてもジプシーキング的な独特のだみ声。

  • バッタモンのミッキーマウスなど、被り物をして観光地でウロウロしている人多数。子供狙いで一緒に写真をとると多分お金をせびられる。


  • おととしだったか、カタルーニャ独立の国民投票があったりと色々わちゃわちゃあったけれど、マドリードでちょうどその裁判が始まっていた。選挙も始まるらしく、駅前でビラを配っている人も。これはスペイン人民共産党。

  • スペイン語がまぢでわからない。が、こっちがポカーンとしていても、現地の人はかまわず同じスピードで、同じ長さで何度でも話しかけてくる。ゆっくりとか、わかりやすく砕いてしゃべってくれないので「???」のままだったこともしばしば(笑)
  • 食事の時間が遅い、というのは把握していたが、外食する時のタイミングが本当によくわからなかった。遅めに行っても人がほとんど入っていないお店は、開店したばかりなのか、閉店準備をしているのか、流行ってないだけなのかもわからず。一度はネットで夜の開店時間に併せて行った店が、実は店じまいしようとしているところで、それを知らずに入り、お互いコミュニケーションもままならないまま、店のまかないみたいなものを出してもらったこともあった(爆)
  • マドリードが本場ではないが、やはりスペインだし・・と、本場のフラメンコショーを見れたのがとても良かった。本来こういうショーも、夜遅くに始まるものだけれど、ここは夕方6時から何度か入れ替え制で見ることができるお店。子供に見せたかったので、これはとてもありがたかった。アメリカでも何度かプロのショーは見たことがあったけれど、迫力から何から、ぜーんぜん違った。子供もすごい、と身を乗り出して観賞。実は大昔に少しだけフラメンコをかじっていた私。でも引越の時に、もう全然触らないし・・と靴も何も処分しちゃったみたい。フラメンコはとても好きだが、カンテの歌詞がわからないので本当に感覚でしか理解できないのが残念なり。外国に行くたび、ああ言葉がわかりたいと思ってしまう。翻訳こんにゃく・・。


  • ひとりゲルニカを見に行く。スペインが平和になったら国に持って帰ってほしいということで長年この絵はニューヨークにあったそう。知っている絵ではあるけれど、15分ぐらいじっと見入ってしまった。よく見ると牛の表情が最初は違ったこと、そして写真で見るゲルニカでは気付きにくい、アヒルのような鳥が描かれていることに初めて気が付いた。よく知っているはずの作品、これだけデフォルメされているのに色々な表情や感情が浮き上がってくる。とにかくじろじろじろじろ眺めてしまった。
  • アメリカ人観光客がとても多い。
  • ヘミングウェイが立ち寄らなかった店」という看板をだしているレストランがあった(笑)
  • どん底」「イチコロ」「見習い」という名前の日本料理屋が並んでいた。すごいネーミング!と思ったら「どん底」は新宿3丁目にある文化人が集まるので有名な古い居酒屋さんのマドリード支店だとか。へー!そう思うとこの店名の並びも、昭和の文芸界っぽい感じに思えてくる。
  • 首都だけどかなりコンパクトな街。同僚Tちゃんは結構どこにでも歩いていったりしているそう。数マイル先に行くのにロンドンの交通機関だとずいぶん時間がかかるので驚いていた。

子連れスペイン旅⑦ マドリードで食べたものを淡々と羅列するよ2

マドリードで食べたものを色々羅列する第二弾。

インスタ蠅のケーキ屋さん

歩き疲れたマドリードでどこに行けばいいのかわからなくなって、女子高生風にインスタで良さげなところを探している時に見つけたお店。

うおおおおおお、チョコレートクロワッサンって、こういうことだっけ・・・?

マリービスケットが乗ったタルト。普通に美味しかったです。インスタ映えで集客戦略の勝利!

www.instagram.com

大混雑の老舗ケーキ屋さん

歩きツアーのガイドさんと待ち合わせした、プエルタデルソルの広場で、朝ごはんの場所を探している時に見つけたケーキ屋さん。見つけたと言っても広場の一等地にどーんと建っているので、いやでも目に付きます。創業1894年。

こういう昔ながらのケーキ屋さんが作るケーキって、不思議と見た目も味も、綺麗だけど大雑把な感じがする不思議。なんというか、粉をふらずにざっくり混ぜた感(ふらないとそうなるかはわからないけどw)。

この店は1階のカウンターは立ったまま食べたりもできるけれど、ぎうぎうに恐ろしく混雑しています。我々は二階のテーブル席に上がって注文。

二階には4−50人ぐらい座れるぐらいのテーブルがあるんですが、ウェイターはたったの2人。でもその2人が恐ろしくキビキビと動き回っていて、それほど待たされる感じではありません。

頼んだのはこれ!

「エンサイマーダ」というスペインの菓子パンに、ハムと目玉焼きを挟んだもの。エンサイマーダは、生地をロープ状にして、くるくる渦巻き状に巻いて焼いてあります。菓子パンなので、ほんのり甘いんです。そこに塩気のものを挟むのですが、この組み合わせがたまらない!

ウェイターのおじさん結構年配の方だったのですが、階段を上下何往復もして給仕をし、テーブルの会計も暗算で全部やってくれます。運動量が半端ない。キビキビしすぎるあまり、ひとつひとつの動作に力が入りすぎるので、逆に疲れるばかりでタイムロスなんじゃないだろうかと、見ていてちょっとだけ心配になります。

上品風な内装にしてあるけれど、一階も二階も人がごった返してワチャワチャした感じ、お店の人がせっせか動いている感じ・・、そうだ、これ、飲茶の店にそっくりだ!とパパ。言われてみれば確かにそうかも・・・!

pastelerialamallorquina.es

マドリード名物イカサンド

歩きツアーのガイドのお姉さんがオススメしてくれたところ。イカリングのサンドイッチ屋さんです。

海辺の街からマドリードに出稼ぎにきた女性たちが、自分たちの地元で安く手に入る材料を使って、カラマリのフライをパンに挟んで売り始めたのが始まりだとか。食べるならここのお店が一番とのお墨付きでした。

お値段たったの3ユーロ。ランチの時間には店に長蛇の列ができますが、効率よくどんどんはけていきます。数字は忘れましたが1日にこれが数千個単位で売れるらしく、回転めちゃくちゃ早い。ご覧の通り本当に揚げたイカリングが挟んであるだけですが、あげたてサクサクのイカ、特に何もソースもかけずにシンプルにいただくのが美味しかったです。マドリードB級グルメといったところ。

www.tripadvisor.jp

知ってるのとは違うトルティー

アメリカでトルティーヤと言うと、メキシコのコーンや小麦粉で作ったクレープみたいなものを指しましたが、スペインでトルティーヤと言うと、スパニッシュオムレツのこと。同じテンプラでも天麩羅と甜不辣で違うぐらい違います。

ガイドのお姉さんと歩いていた時にパパがたまたまトイレを借りた店が、このトルティーヤで有名な店でした。ここのトルティーヤは、ちょっと半熟の「ウェットタイプ」。でもそれが良いのだと。

そんな話をお姉さんとしていたら、小さなバーがあるだけの狭い店の中で待っていた地元の女の子が「そうなのよここのはトルティーヤが美味しいのよ、私もそれ目当てでここに来てる」と横からさらにお墨付きをくれたので、ツアーが終わった後で寄ってみました。

お墨付きをくれた女の子はちょうど食べ終わって出てくるところで、あ、食べに来たのね、楽しんでねと声かけてくれました。

そして出てきたのがこれ。そしてこれ美味しかったです。トルティーヤ、中にはジャガイモがはいっています。作る時には大きなフライパンで作るのですが、ひっくり返す時には一度お皿にとって、それをえいやっとひっくり返してフライパンに戻します。ロンドンに戻ってから自分でもやってみたのですが、これなかなか大変。

ここのお店はフードツアーのルートにもなってるみたいで、そうこうしている間にもアメリカ人のグループがトルティーヤを作るところを見に来たりしていました。

www.tripadvisor.jp

レストランで食事するときも、突き出し風にトルティーヤを出してくれたりします。作り置きしてあるトルティーヤが、ガラスの蓋をしたお皿の上に乗っているお店が結構ありました。

これはしっかり焼いてある、ちょっと卵焼き風。シンプルだけど、こういうのをちょびちょび食べて食事を済ますの、いいなぁ。家でタパス風な食生活をやろうとすると逆に手間かかりますけれどね。


シーフード

この時期、ガリシア料理のお店では、山盛りのエビやカニやシーフードが食べられる季節らしいですが、お目当てのお店に行ってみたらなんと予想外に閉まってた!ので、急遽はいった別のお店。ちょっと古い感じの高級路線で、英語しゃべってる年配の人ばかり来ていました。むむ

野菜のグリル。

子供リクエストのタコのグリル。

スペインにいる間に一度は食べておこうということで、パエリア。

トレド名物マジパン

マジパンというと、ケーキの上にマジパンでできた動物とかサンタクロースとかが乗っていて、食べると単に甘ったるーい塊・・というイメージでしたが、トレド名物だというマジパンは、甘さぐっと控えめで、和菓子にもありそうな感じな触感でもありました。

こちらはサントメという有名どころのもの。ここでお土産用のマジパンを買いました。

子供が怖がった別のお店のディスプレイ。

フラッと入った地元のお店

ホテルが中心から少し離れていたので、日中出かけたあと一度ホテルに戻ると、また晩御飯のために夜遅くに外に出るのが億劫になります。調べてみたよさげなお店も地下鉄にまた乗らないといけないと思うと・・とずいぶん行くのをあきらめ、適当なお店にえいやっと入ってみたりもしました。

ここのお店はタパスバーで随分混んでいましたが、裏にテーブル席が4つほどありそこに通してくれました。お店の人も英語はあまり通じませんでしたが、いい感じ。映画ラブ・アクチュアリーコリン・ファースが恋してしまうポルトガル人のメイドさんみたいな、すっきりとした態度の人でした。というかもしかしたら、ああいう感じのたたずまいの人、この地域ではよくあるタイプなのかもしれない・・とマドリードにいたとき時々思ったw

一応メニューに英語があるよと持ってきてくれて頼んだのがこれ。

子供自ら野菜が足りないと「ロシアンサラダ」というのを頼んでみました。ほぼポテトサラダw

これはソーセージと、パンを一緒に炒めたもの。これも子供セレクト。値段からしてももっとタパス的な小さなお皿で来るとおもったのに、結構どーん!ときておののく。

スペインのお肉美味しかったです。付け合わせここでもまたポテトー!!メニューがよくわからないとこうなりますw

地元の人達が仕事帰りなどに友達と集まってわいわいやっている感じのお店でした。裏のテーブル席、最初は私達だけでしたがその後2組来ましたが、かならずオラ~って先に座っていた私達に挨拶してくれました。そういうものなのかな?

www.tripadvisor.jp

小ぎれいなベーカリーカフェ

これもホテル近くのお店。さすがに3日連続朝ごはんにチュロスは飽きた。子供はドーナツ、パパはパイ、私はパルミエのチョコがけ。パルミエ、これはミニサイズですが、マドリードでは私の手のひら以上に大きなものもよく売られていて、それにたっぷりチョコレートがコーティングされているの、すごくおいしそうでした。でも大きいのは無理そうだったので、小さいので。

ここはお店は2店舗あるほか、グルテンフリーのものもたくさん置いてあります。それが売りでもあるみたい。注文して、お皿に出してもらって、でも食べ終わってからお会計をするシステム。お店のお姉さんは仏頂面でしたが、商品を他にも卸しているらしく、それを取りに来たお兄さんには満面の笑顔でしたww

laceliacoteca.com

同僚とタパスランチ

今の仕事、マドリードにも同僚がいます。仕事の合間に、スペイン人の同僚Tちゃんと待ち合わせして、さくっとランチ。待ち合わせの前にパパと子供は公園でボート、私は一人で美術館に行ったので、みんな現地集合で、サン・アントン市場へ。ここは1階にスーパーやお店、2階がタパスなど色々なお食事処が入っています。

ここらへんのエリアは、SOHOといってLGBTのエリアなんだそう。一人でフラフラ歩いて来ましたが、特にレインボーフラッグを見かけたりもせず、言われなければわからない感じでした。でもなにせカトリックの国ですから、その背景はまたアメリカなどとは違いそうです。

コロッケだ何だとみんなでオーダーしてシェアしました。お寿司屋さんもあり、耐えきれなくなった子供は握りずしセットを・・w

最近の職場環境あるあるだとは思いますが、普段一緒に仕事しているといっても、違う場所にいるので、いつも話しているのに会うのは初めて・・っていうことはよくあります。Tちゃんはこれで2回目でしたが、ちょっと仕事の話もしたりして。帰り道には、ちょうど今クライアントになっているスペイン企業の建物の前を通りがかり、うおー、と写真を撮って会社のみんなに送ったりもしました。

ごちそうさまでした!