愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2026年

2026年あけましておめでとうございます。

毎年この時期はアメリカへの里帰りで機上で年を越したりと慌ただしいのが常でしたが、今年はロンドンでゆっくり過ごしました。といっても風邪ひきさんや受験生がいたりで、本当に特別なことはしませんでした。

それでもちょっとは掃除したり、お友だちを呼んでクリスマス会も新年会もしたりと、地元密着型の過ごし方が出来て良かった。大量に料理したりして、ちょっとは疲れましたが、楽しかった。

みんなで寄ってたかってパスタ作ったり

お節は9人分作った!

早速初稽古もしました

去年は蓋をあけてみれば、私は一度も風邪をひくこともなく、元気に過ごすことができました(耳石でめまいは一度やったけど)。剣道のおかげもあるだろうし、仕事のストレスが去年は比較的少なかったのも理由かも。今年は子供がいわゆる「高校」受験生、剣道でも色々さらに忙しくなりそうなので、ドキドキもありつつ楽しみでもあり。

とにかく今年は良いこと、楽しいことばかりの1年になるように、いや、力づくでもそうしたいと思います。

フィレンツェ6:フィレンツェその他美味しいもの、街歩き

2月のフィレンツェ旅行、その他に食べたもの。

ミラノかどこかで、道行くイタリア人にイタリア料理で一番好きなのは何、とインタビューするビデオを見たことがあるが、結構な確率で「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」と答えていたのが印象的だった。結構料理に地方色があるイタリア、しかもフィレンツェではない都市でこんなに言われている料理、これはぜひ食べてみなければと本場で食べてみたのが、フィレンツェ風のTボーンステーキ

写真ではわからないが結構な大きさ、かなりのボリューム。岩塩での味付けが良い。質実剛健なお肉でした。ちょっと真ん中のほうはピンクすぎてちょっと食感が好みではなかったけれど、そこはパパが美味しくいただきました。

どこでも買える安定のアランチーニ。イタリアのライスコロッケ。これも巨大。

ベーカリーカフェで食べた軽食。ショーケースに並ぶピザを頼んで席につき、暫く待つ。イタリアのバールやこういうお店、注文は全部口頭のやり取りのみで、その後自分達で勝手に好きな所に座って待つので、時々ちゃんと注文通ってるのか心配になることもある。でもしばらくすると温めてサクサクになった質実剛健なピザパイが来た。支払いも、後で何を食べたか口頭で申請して支払う。

大好きなイタリアのホットチョコレート、もったりした食感がとても好き。

ファストフード的なパスタ屋さん。比較的安くてボリュームもあるので、地元の大学生みたいな若者がみんなでキャイキャイ言いながら食べていた。

その国、その土地独自のポテチのフレーバーを試すのも好き。これはポルケッタ味!

火鍋変面おもてなし

書き忘れていた今年の思い出。

今年のバレンタインデーは、なぜか火鍋に行った。まあ14歳の食べ盛りの子供も一緒だから、ロマンチックもへったくれもない。というかもうそういうのも、飽きた。質実剛健の我が家。苦笑

でもちょっと奮発して、一度行ってみたかった中国のチェーン、海底撈に行ってみた。ロンドンのお店はピカデリーサーカスという一等地にあり、結構賑わっている。多分ロンドン在住の留学生っぽいチャイニーズの若者や家族連れ、もしかしたら観光客もいるのかもしれない。

今回は予約して行ったせいか、特に待つこともなくすぐお店に入ったが、ここの待合室は空港のラウンジみたいな感じになっていて、スナックや飲み物も置いてある。なんでも大陸にあるお店などになると、無料のネイルサロンがあったり、子供の遊び場があったりと、火鍋屋でなぜ?というほど色んなものがあるらしい。っていうか、食事の前にそんなに待ち時間があるのか?

実は食事そのものに関しては、クオリティ的にはずば抜けてすごい!というわけではなかったと思う(和牛のすごいのとかはあったけど)。ただ年も暮れるというのに、今でもしっかり覚えているのは、サービスがびっくりする位細やかだったということ。

座席の中に荷物をしまえるようになっている仕組み、テーブルの横から引き出しが出てきて必要なものが入っていたりと、色々便利に出来ているし、トイレがホテル並にとてもキレイでアメニティまで揃っている。

バレンタインだから、というのでちょっとお土産とかグッズ的なものも色々もらってしまった。

そしてお店の人達が、みんなちゃんとお客さんに対して集中している、というのが、一見当たり前なんだけれど、海外では非常に新鮮な経験だった。お水がなくなれば絶妙なタイミングで持ってきてくれる。テーブルがちょっとでも汚れたら、ぱっと誰か来て拭いてくれる。何か頼みたい時、首を伸ばしてだ、誰か・・と一生懸命誰かを呼び止めようとしなくても、向こうから来てくれる。トイレにたてば、聞いてもいないのにすぐに案内してくれる。

・・・なんというか、客としてのストレスが全く無い!

すごく変な言い方かもしれないのだけれど、ちょっとここは日本ですか?という気持ちにもなった。こう、色々なガードを下げても大丈夫というか、思った通りに物事が進んでくれる安心感とでもいうか。

トイレに行くために席を立った時は、お店の人が床が少し汚れているところを、膝をついて一生懸命ゴシゴシやっているのも見て、ちょっとビックリした。

こんなんで感心しているけど、日本ではこれが普通のおもてなし!と言えばそうなんだろうけど、多分ちゃんと教育をして、おそらくそれなりの賃金を払って・・・とやっていれば、実は誰でもどこでもできることなんだな、とちょっと思ったりもしたのだった。

さて海底撈の名物といえば変面ショーである。食べていると音楽がじゃーんとなって変面の人がやって来る。これはすごかった。かっこいい振り付けで、色んなお客さんに絡みながら、こっちが口をあんぐり開けている間につぎつぎとお面が変わっていく。これ、どういう仕組み?と思ったが、ビデオにとって後で何度か見ているうちにわかったかも!その切替えをわからないようにやるために、あの衣装、あの振り付けなのね、うまいこと出来ている。ただ、あんなにたくさんのお面をどうやって装着するんだろう。

自信たっぷりに、ダイナミックな動きで変面を楽しませてくれたパフォーマー、最後の最後は自分の素顔を披露しておわる。男性か女性かもわからなかったが、最後の素顔は女の人だった。でみんなわーっと拍手喝采するのだが、さっきまでの大胆なパフォーマンスはどこへやら、もうこっち見ないで下さい、位の勢いでめちゃくちゃ恥ずかしそうにしていたのが面白かった。

2026の手帳 こうしましょう

2026年の手帳は、スケジュール機能はほんの少し、メモたっぷりのこちらを購入しました

色々自分の特性にあっているように思われるこの手帳、が!以前書いたように、手帳を1年続けて使うために、自分ではどうしても必要だった、手帳のページの角を使い終わったら切り取る・・という機能はついていない。これさえあれば、もしかしたら完璧な手帳になるかもしれないのに!

ハサミで切るかな・・・でもそれだと切った角が鋭利すぎて、指切っちゃいそうだしな・・などと色々逡巡していたのですが、まあ日本は本当に何でもありますねぇ、こんなのを見つけました

穴あけパンチなんですが、ページにインデックスをつけるように半円に切り取ることができるというもの。うわー

しかし日本では500円ちょっと、ポンド換算にしても2ポンドちょっとぐらいで買えるものが、イギリスで入手しようとすると、送料入れて20ポンドとかそれ以上してしまう・・・・

以前には、無印で切り取り線が作れるパンチ、というのを売っていたらしいけれど、もう廃盤らしい。オンラインにはマニュアルだけ残っていました。これがあったら完全に希望の形に出来たんだけどなぁー

実は夏に里帰りした時に、どこかのお店で似たような商品を見た気がするんですが、無印じゃなかったか・・。あの時ちょっと気になったものの、細々した便利グッズがたくさん売っている日本、もうこれ以上使うかわからないものに課金してはならない・・とぐっとこらえた記憶があります。まさか本当に必要と思う日が来るとは。あれを見たのはハンズだったか、ロフトだったのか、まさかダイソーだったのか。

と考えてももう後のカーニバル。色々イギリスのオンラインで探してみたんですが・・・結局イギリスのアマゾンでこれを買いました

最近何でもAIですが、アマゾンのウェブサイト内にも、AI機能がついてるの知ってました?そこで、手帳の角を切り取りたいんだけど・・みたいに相談してみたら、これどうですかと提案してくれました。オルファってこれも日本のブランド!やっぱり文房具は日本が強いですねぇ

これはこのカッターを転がすと、ミシン目がつくというもので、手帳の紙ぐらいの薄さだと、一度えいっと転がすと、1週間見開きの手帳の1ヶ月分ぐらいのページにあっという間に切り取り線を作ることができました。


(古い手帳で試し切り)

これにて一件落着!考えたら、毎週毎週、ページを使い終わるごとにパンチャーを取り出してページを切り取る、という2手間かかるルーティーンを、自分が続けられるかどうかも定かではないので、事前に切り取り線がつけるのが一番楽だと思います。この年になって、ようやく自分のできる・できないを理解した上での行動が取れるようになった!(笑)

北は良かった、その3

2025年が終わる前に、今年にあったことを少し書き残しておきたいと思います。

もう6月のこと、剣道セミナーに参加するために、初めてマンチェスターに行きました。以前はもっと北のグラスゴーまで行って剣道したりもしたのですが、今回は日本から錚々たる先生方が来て、2日に渡って指導を受けられるという、夢のような時間を過ごすことができたのでした。

マンチェスターというと、勝手にフーリガンが暴れているような酷い印象しか無かったのですが、蓋を開けてみれば、前回スコットランドやランカスターに行った時同様、北の人達の親切さや大らかさのようなものが、なんだか良かったな、と感じた滞在となりました。

やはり何より、北のほうに行くと、ロンドンにいるよりも、見ず知らずの人と楽しくおしゃべりする機会が多いんですよね。今回のセミナー、道場の女子仲間数人と一緒に参加しました。マンチェスターには各自電車で向かい、駅で待ち合わせたんですが、みんな到着して、それこそ数時間ぶりの再会を喜んでいたら、近くにいた駅員のおばさんが「あなたたち、一緒に写真撮ってあげるわよ!」と急に声をかけてくれたり。なぜかもう長年会っていない友人同士の再会と思われたようです。そんなに喜んでた?笑。誰かが「5年ぶりに会ったんです」とか嘘ついて、写真撮ってもらいました(苦笑)。

駅の手荷物預かり所にしばらく剣道用具一式を預けた時も、係員のおっちゃんが「これ剣道でしょ」と、イギリスでは超マイナーな剣道を知っていたという奇跡も。セミナー会場でも、1日の予定が全部終わると施設の係員の人が場所を片付けてくれたりするのですが、どうだったかい、楽しかったかい、と声をかけてくれて、一緒におしゃべりを始められたのもなんだか良かったです。なんか本当にそういう小さいことなんですけど、人と話しやすい、臆することなく声をかけやすい雰囲気が北のほうにはある不思議。

会場はマンチェスター中心部からちょっと離れてたのですが、少し街を散策する時間があったのも良かったな。

マンチェスター、さすがにサッカーのチームが2つあるだけあって、駅前にフットボールビジネスに特化した大学がありました。

Googleマップに、そのまんま「ゲイ・ディストリクト」と書いてある、ゲイバーやクラブがたくさんあるエリアもあります。といってもマンチェスターの街、そこまで巨大な感じではなかったので、この運河の周辺に数ブロックほどそういうエリアがある感じでした。

これは服を着ていると定義して良いのか?ちょっとわからないようなファッションの皆さんがいたかと思えば、レザーなのか、プラスチックなのか、頭のてっぺんからつま先まで、体にぴっちり吸い付いたボディースーツみたいなのを着ている人もいて、皮膚呼吸大丈夫か心配になったり。

お天気もマイルドだったので、皆さん外でワイワイ楽しそうでした。ちょっとサンフランシスコを思い出しちゃった。

マンチェスターにはチャイナタウンもあります。移民の歴史は100年ほど前からだそう。これもいくつかの通りがある程度なのですが、ロンドンについで2番目に大きいんですって。ちなみに一番古いのはリバプールだそうです(海運関係でやってきたチャイニーズがそこに定着したとか)。サンフランシスコやロンドンのチャイナタウンのようにお店がすごく建て込んでいるわけでもなく、ちょっと物寂しい感じもしましたが・・・。

でもマンチェスターのアジア飯、結構美味しかったです。大学などでこの街に住む中国からの留学生もそれなりにいるし、結構アップデートされた、いいお店が色々ありました。

夜みんなで食べた広東料理もヒットだったし、後日食べた韓国料理もかなり美味しかったです(面白いことに、その韓国料理屋のスタッフ、韓国人はひとりもおらず、ほぼインド系の人だった)。

マンチェスター大学も結構街の中心近くにあります。大学付属の、ネオゴシック式の素敵な図書館も見学しました。

教会のようですが、図書館です。

見学者がひっきりなしに出入りするところで勉強するのは、なかなか気が散りそうではありますが・・・。私がアメリカで通っていた大学にも、こういう感じの古い図書館があり、薄暗ーいんですが、雰囲気があってたまに勉強しに行くのが好きだったのを思い出しました。山奥だったのでこんな観光客は来なかったけど・・。

さて肝心の剣道、会場はサイクリングセンターと呼ばれる、イギリスの自転車競技養成用っぽい施設でありました。なので、稽古中に周囲を練習中の選手たちがグルグル自転車で回るんですよ。このトラックの真ん中が、他のスポーツでも使えるようなスペースになっていて、稽古はそこでやりました。

ブーンと独特の音がして、静かに自転車がグルグル回っているのは、近未来風な感じもしてなかなかシュールでした。時々、オートバイの人が先導してたり、選手たちがそれぞれ順番を変えながらゆっくりゆっくり回っていると思えば最後の何周かはいきなり爆走したり。自転車競技のルールを知らないので、どうしてそういうことをするのか、さっぱりわかりませんでしたが、おそらく剣道も知らない人達には見ていてもわからない部分はたくさんあるだろうなあ。

実際の自転車の他に、いわゆるサイクルマシーンもあって、そこでトレーニングしている人もいたんですが、静かに自転車を漕ぐ選手達とは対照的に、コーチの熱気がすごかった。私達が休憩中、ものすごい大声で選手にはっぱをかけているのを聞いて、てっきり剣道の整列の号令がかかったと一瞬勘違いした位(笑)。剣道にも負けない良い気合でした。

セミナーそのものも、もうただただ学ぶことが多くて、それはもう自分の剣道ノートにみっちり記してあるので、ここでは書きませんが、素晴らしい女性指導者と現役選手のお二人が来てくれたので、女子の参加率がとても高く、色んな人と稽古したり、知り合いになれたのも本当に良かったです。中にはアメリカや中南米、欧州各国からわざわざ来た人達も。そんな剣道仲間とつながりが出来たのも良かったし、先生からも思いがけず手ぬぐいをいただいてしまったのもすごく嬉しかった。いただいた手ぬぐいは大事にしまい込んだりせず、色々学んだことのリマインダーとして、今も稽古にガンガン使わせていただいています。

宿は会場近くにAirBnBで一軒家を借りて、みんなでワイワイ。稽古で疲れたといいつつ、しっかり顔パックしながら反省会して剣道のことや色んなこと語り合ったり、一緒にご飯作ったり。普段遠征に行くと、本当に体育館にずっと缶詰でご飯も適当だったりするので、みっちり稽古もし、観光もし、美味しいものも食べて自炊もし、色んな人達と知り合いになり・・・と、本当に楽しく充実した旅になりました。

こうやって書いてたらまた色々その時の感覚が蘇ってきたので、書いてよかったな。