愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

読書・書評

歯科矯正心の準備

先日歯科矯正を始めた子供であるが、さすがに最初の数日は痛がったので、痛み止めを飲んでしのいだりしていた。思えば同じ年頃で私も矯正したけれど、薬も飲まず、だまーって耐えてたなあ。歯磨きなどメンテナンス方法も、先生が専用の歯磨きセットをくれて…

不実な美女か 貞淑な醜女か 通訳悲喜こもごも

ひとり米原万里まつり。ロシア語通訳第一人者だった米原万里さんの、通訳という仕事に関する流儀、通訳珍プレー好プレー、言葉を伝えること、というコミュニケーションや言語そのものについての話などをまとめた文章を何年かぶりに再読した。不実な美女か貞…

物語を通じて理解する世界情勢

最近本棚にあった米原万里さんの著作を読み返し始めた。ひとり米原万里まつりといったところです。数多くあるエッセイの他に、チェコのソビエト学校時代の彼女や周囲の人をモデルにして書かれたこの小説も久しぶりに再読。オリガ・モリソヴナの反語法 (集英…

小さいさん、英語でアジアの歴史にふれる、その1

イギリスに来てイギリス史にすっかり詳しくなってしまった小さいさん。学校では当然ながら英国史をがっつり勉強中です。歴代のイギリス王の名前も全部言えちゃうほどはまっておりますが、イギリスの中高のカリキュラムを見てみると、日本史をはじめとするア…

子供にばなな、英語のばなな

4-5年生になった頃から大人の本もボチボチ読むようになった小さいさん。ただ好きなジャンルが推理小説とちょっと偏り気味なので、折を見て他の世界も見て欲しいなぁとは思っている。いや、好きなものをどんどん掘り進めてくれるのは全く構わないんですが。…

2021ロックダウン日記第5週

2月に突入。先月の目標は「仕事でストレスをためない」。で結構ゆるっと仕事できた。じゃあ今月は「仕事に(全)集中」と決めていたら、いきなり会社でトラブル案件発生。4日間、毎日10時間以上デスクに座り続ける日々となってしまった。毎日根を詰めながら…

小澤さんと春樹さん

ロックダウン中は閉まっていた地元の図書館も最近再オープンして、また本が借りられるようになりました。といっても事前にカタログを見て予約をして、取りに行くというシステムになったので、気軽にうろうろ本棚を見ることはできなくなってしまったのですが…

子供の沼

親が不時着の沼にはまっている間、10歳児がはまっていたのがアガサ・クリスティの沼。小学生になって最初は「ギリシャ神話」にはまり、次に「ハリーポッター」にはまり、さらにギリシャ神話の神様と人間のハーフの子供達が活躍する話「パーシー・ジャクソン…

コロナ自粛期間中、はまるまいはまるまいと思ってずっと避けていたのに、やはりはまってしまった、そう不時着の沼。www.youtube.com見ていてムキャーっとなるシチュエーションからヒョンビンの格好良さから、もう語られつくされていると思うのでもうここには…

こいぬの月世界探検

最近一番わくわくした買い物、それは古本。しかもフランス語。読めない本だけど、買ってわくわく。子供の頃、家に講談社が出した子供むけの文学全集があったのですが、その中で、一番好きで何度も何度も読んでいたのが、この本(の日本語版)でした。こいぬ…

This is London

「イギリス」「ロンドン」と聞いてまずぱっと思い浮かぶ典型的なイメージというと、「ビッグベン」「タワーブリッジ」「ロイヤルファミリー」「バッキンガム宮殿と衛兵」「赤いダブルデッカーバス」「ハロッズ」などなど。そしてそういうところで金髪碧眼の…

007のようにはいかない、スパイ救出大作戦とミートボールの謎

1919年、内戦まっただ中のロシア。ボルシェビキの勢力がどんどん強くなるロシアに、たった一人潜入していたイギリス人スパイは、なんとピアニスト。しかし反革命派を取り締まる、チェカと呼ばれる警察の追及は日に厳しくなり、潜伏はどんどん難しいものに。…

【子供の本棚】女装する王子様の話

8歳児の小さいさんはグラフィックノベルを随分愛読している。何というか、日本のコミックともちょっと違う感じの海外の漫画本。その中でもこの本はお気に入りらしく、アメリカから持ってきて何度も何度も読んでいる。The Prince and the Dressmaker作者:Wan…

2019積読解消:シャーロックホームズ

シャーロック・ホームズ大全作者: 鮎川信夫,コナン・ドイル出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見るせっかくロンドンにいるからと、年末年始にかけてシャーロックホームズの話を…

アトーチャ駅を出て

Leaving the Atocha Station作者: Dr Ben Lerner出版社/メーカー: Granta Books発売日: 2013/03/07メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るマドリードに行く前に、せめてマドリードが舞台の本を一冊でも読んでおこうと思い、図書館で借りた小説…

3人の男と犬が船に乗って珍道中

去年の9月、テムズ川のボートレースの話を書いたところ、セネシオさん(id:cenecio)から、"Three Men in a Boat (To Say Nothing of the Dog)" を思い出す、とコメントをいただきました。そのことについて、ちゃんとフォローアップを書いてなかった!のでこ…

生まれたことが犯罪?!

2019年は読まないで家に溜まっているいわゆる積ん読状態の本をなるべく解消するのと、友達からおすすめされた本を積極的に読もうと思っている。人のおすすめって、自分があまり手に取らなそうな本を読んで知らなかった世界を知るきっかけにもなるし、ニュー…

本当のダウントンアビーの話

以前はまりまくってものすごい勢いで見てしまったダウントン・アビー。このドラマが撮影されたのはハイクレア・キャッスルと言う実在のお城。カーナーヴォン伯爵と言う本当の貴族がそこで暮らし、まさしくダウントン・アビーの時代、ダウントン・アビーらし…

本を捨てる。町中にある可愛い無料ライブラリー

ロンドンに引っ越すことになった陳家。この1ヶ月は引越しネタでわたわたしそうです。ロンドンに引越しなんて素敵!とよく言われるし、実際色々楽しみなことも多い。が、今現在のところは楽しみなフェーズはとっくに過ぎて、、向き合わなければいけない様々な…

岸恵子、お巴里と離婚の本

アメリカの図書館にある日本語の本を適当に掴んで読むシリーズ。 アメリカの図書館にある日本語の本は、地元の日本人が寄付したものが置いてあることも多いので、海外生活や国際結婚についての本が結構な割合である。前回紹介した本も多分そんな感じで長い間…

国際離婚の本

地元の図書館にある日本語の本を適当に掴んで読むシリーズ。「国際離婚終着駅、もう一つのクレイマー・クレイマー」と言う何だかものすごいタイトルの本があった。ずいぶん古びていて、出版は1982年となっていた。国際結婚終着駅―もうひとつのクレイマークレ…

ガールズパワーの本、そしてシニア・ガールズパワーの本

子供が春休みに読みたい、と自分のお年玉で買った本。Good Night Stories for Rebel Girls作者: Elena Favilli,Francesca Cavallo出版社/メーカー: Particular Books発売日: 2017/03/02メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る日本語版も出ている…

【読書日記】生まれてどーもすいません・舜臣さん

地元の図書館にある日本語の本を片っ端から掴んで読むシリーズ。太宰治全集〈1〉 (ちくま文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/08/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る天気の悪い冬の日に読んでしまった太…

読書記録まとめて

2017年、地元の図書館にある日本語の本を読み漁るシリーズを始めました。図書館から適当に掴み取ると存在さえ知らなかった作家の作品が読めるのはなかなか楽しいです。なぜかインスタグラムのほうに読書記録を一部アップデートしていたので、それをこちらに…

最後の秘境東京芸大

友人がなぜか貸してくれたこの本。最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常作者: 二宮敦人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (11件) を見る 入試倍率は東大の3倍! 卒業後は行方不明多数!!…

読書日記:日輪の遺産

アメリカの図書館にある日本語本を掴んで読むシリーズ。 マッカーサーの秘宝に関するミステリーと思いきや、悲しき戦争ヒロイン的要素も満載の小説だった。 日輪の遺産 (徳間文庫) 作者: 浅田次郎 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2000/04/07 メディア: …

しょぼしょぼと泣きたい時に

もういい年になってくると、ワーワーと声をあげて泣くようなことはそう滅多にはなくなる。でも何の拍子かで悔し涙を流したり、犬も食わない夫婦喧嘩をして涙が出てくることがないわけでもない。泣いてデトックス、とか泣いてスッキリ、とも言うけれど、不思…

Crazy Rich Asians、金持ちすぎるアジア人が映画化で嬉しい。FOBの話も。

もう2年ぐらい前に読んで面白すぎた小説、Crazy Rich Asians。Crazy Rich Asians作者: Kevin Kwan出版社/メーカー: Allen & Unwin発売日: 2013/08/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 自分の彼氏がシンガポールの御曹司だということを知らずに…

2017子連れおギリシャ旅③ ギリシャ神話刷り込み成功

食べ物ばかりに目がいってしまう我が家、でもギリシャであと見るものといえば遺跡。しかし、子供にとってはただボコボコに壊れた瓦礫みたいなものばかり見せられて、飽きないか、ちょっと心配に。ギリシャ滞在、子供もなんとなく行くよりは、ちゃんとレファ…

地元の暗黒小説

世界各国の色んな都市を舞台にした、ノワール小説のシリーズがAkashic Booksという出版社から刊行されています。 残念ながら東京はまだ無いみたいだけど、アジアだったらマニラとかムンバイとか。イスタンブール、ロンドン、もちろんニューヨークやロサンゼ…