愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

コロナ自粛期間中、はまるまいはまるまいと思ってずっと避けていたのに、やはりはまってしまった、そう不時着の沼。

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見ていてムキャーっとなるシチュエーションからヒョンビンの格好良さから、もう語られつくされていると思うのでもうここには書かないが、1話が1時間半ぐらいあるのを全部で16話、見続けている間に、普段の生活でも不時着のシーンがフラッシュバックしたり、夫の顔を見てヒョンビンで無いことにがっかりしたりついでに自分の顔も鏡で見てギョッとしたり、ネットでドラマ情報を色々調べつつもネタバレ情報は見ないよう細心の注意を払ったり、夫をヨボと呼んで嫌がられたり、ドラマを見ていない夫にドラマや俳優の情報をいきなり話し出してこれまた嫌がられたり、つい韓国料理を作ってしまったり・・・と完全に沼にはまってしまった。ズブズブ。

面白いドラマは、周囲を固める脇役が良いというお約束通り、このドラマも途中から主人公2人よりも、周囲の人達のドラマのほうが気になってしまった(こういう恋愛モノ、お互いの気持ちが一致した後半は大体お決まりの困難+毎回泣きながら抱き合うパターンになるし)。コミカルなキャラが、未知の場所北朝鮮に住む登場人物ばかりなところもみんながハマってしまったポイントになっている気もするし、泣ける話も北側のエピソード多かった。一緒に見ていた子供は耳野郎に入れ込み、私は途中から主人公よりダンちゃん派に。

実際よりキレイに描かれているのであろう北朝鮮の生活、それでも脱北者からのインタビューをもとにしたりして、結構再現率は高めらしい。このドラマを見ながら色々YouTubeでドラマ情報も漁ってしまったんだけれど、脱北ユーチューバーなる人達も結構いるということも知った。へぇぇ。

政治的なことにはなるべく触れないようにしながら(もちろんこういう体制だからこそ起こる色々があるわけだけど)人間模様を描いているので、フィクションではあるけれど、どんな国にでも人間の普通の生活があり、感情があるんだよな、という事を認識させてくれるドラマでありました。まあ言うたら、戦争中の日本も外から見たら理解し難い体制の国だったろうけど、内側から見たら当然普通に個人の物語があるのと、似たようなものだろうな。

というか、ヒョンビンの格好良さで白米10杯ぐらいいけるドラマでしたね。はぁ~~~~

そういえばちょっと前に、モンティ・パイソンのキャストとして有名なマイケル・ペイリン北朝鮮を旅する番組がこちらで放送されていて、それもなかなか興味深かった。

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お決まり通り、英語を話すガイドの人がつき、行けるところや見れるところは限られているのだけれど、そこからちょびっとでも垣間見れる普通の人達の生活や表情が新鮮ではあった。今までもこういう潜入旅番組はあったと思うけど、最近の番組なので解像度が高いのと、時にはドローンを飛ばして街や風景の撮影も出来ているところが新しい。

図書館にその時の裏話をまとめた本もあったので読んでみた。粘り強い交渉と、なんとか本音を引き出そうとする駆け引きがあったり、思ったよりユルい部分もあったり。

North Korea Journal (English Edition)

North Korea Journal (English Edition)

www.themichaelpalin.com

さて不時着を見終わってからは、お決まりの不時着ロスで、これまたしばらくドラマのシーンがフラッシュバックして仕方なかったが、ロスを埋めるがことく、次の韓流ドラマ(「サイコだけど大丈夫」)を見始めてしまったのであった、Netflixのおかげで不時着のみならず韓流ドラマの沼にずっぽりである。

これが酷くなると今度は韓国語を勉強し始めてしまうらしい。実は韓流という言葉が存在するずっと前、それこそ90年代初めの中高生の頃(!)に韓国語をかじり、韓国の文通相手からもらった韓国歌謡曲のテープを聞きまくったりしていたため、ハングルは読める。昔は学校で授業も取ったりしていたので、基本の基本から少し毛が生えた程度の理解はある。韓流ドラマのいいところ?は、日本同様俳優の人が結構バラエティ番組に出ることも多かったり、メイキングやインタビューの動画も沢山あることで、見始めるとつい、日本語や英語の字幕がついていないそういう動画もわかりたくなってしまう。昔使ってた教科書やノートを引っ張り出し、もう一度やるべきなのかどうなのか?半年続けているフランス語よりもモチベーションがあがってしまった現在、どうしよう・・と自問を繰り返す日々である。

しかし沼にはまってしまい、現実逃避が過ぎてしまった結果、実は昨日アポを一つすっぽかすということをやらかしてしまったので、韓流はほどほどに。