愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

小さいさん、英語でアジアの歴史にふれる、その1

イギリスに来てイギリス史にすっかり詳しくなってしまった小さいさん。学校では当然ながら英国史をがっつり勉強中です。歴代のイギリス王の名前も全部言えちゃうほどはまっておりますが、イギリスの中高のカリキュラムを見てみると、日本史をはじめとするアジア史は全くやる予定はなく、アメリカ史は公民権運動などについてはやるようですが、かなり限定的。

日本人と中国系アメリカ人の血が流れる小さいさん、自分のアイデンティティのためにも、また将来アメリカに帰ることがあっても困ることのないように、アメリカ史・アジア史は親がフォローしないといけないエリアでもあります。

歴史といえば、私が子供の時は漫画でも随分覚えたなあ

ただ漫画をすらすらと読み進めるほど日本語が得意ではない小さいさん。日本語レベルが追い付くまで待っていては日が暮れてしまいそうなので、日本史を学んでもらうにも、日本語の教材はあまり使えないのがちょっと残念なところです。でもこの機会に、色々と日本史に限らず、アジアの歴史や文化を学べそうな英語のコンテンツを探すことにしました。

英語で三国志

結構戦もの、が好きな小さいさん、じゃあ三国志なんかどうだ!と探したらありました。

マンガ三国志英語版。

三国志って、今もゲームになったりしているし、意外と若者の間でもそれぞれのキャラがよく知られているというのは、なかなかすごいことだと思うんですが、どうでしょう。だからこそ、子供にもある意味当然のこと?として、知っておいて欲しい話でもあります。

これは中国人による作品で、1冊1冊が薄めで全13巻ぐらいあります。Kindleだと1冊3ポンドちょっとだったので、早速ダウンロード、「ピーチツリーの下で3 brothersが云々・・」などと言いながら、読み進めています。

私はアメリカで学生をしていた時に、中国の近代史を英語で勉強したんですが、中国の地名、人物名や固有名詞、漢字表記は知ってるけれど、日本語での読み方しか知らないものが多くて、英語での資料や論文を読むのにちょっと苦労したことがありました。英語だと中国語の音をローマ字表記しますからね。

当然英語での三国志も、登場人物や地名は全部中国語読み。日本だと劉備は「りゅうび」ですけど、英語表記だとLui Bei。呂布は「ろふ」じゃなくてLu Bu、字面だけ見てるとちょっとだけ混乱。曹操Cao Caoでなんとなくわかる(笑)。

さすがにローマ字表記だと四声は滅茶苦茶ですが、子供は中国語名をちゃんと覚えているのだなあと思うと、なんだか感慨深い。ただ子供の話を聞いていると、時々どの場所の話をしてるのか、誰の話をしてるのか分からなくなってしまいます(苦笑)

マンガの三国志といえば、日本人にとっては横山光輝バージョンですが、こちらも今バイリンガル版が、今少しずつ発表されているみたい、ただ値段がべらぼうに高いのでちょっと諦めました。

あと私にとって三国志といえばNHKの人形劇!あれも格好良かったですよねぇ~。

フィギュア、ちょっと欲しい気も・・・

YouTubeでも、三国志の話をアニメーションで15分ちょいに面白くまとめたのがありました。子供はとりあえず、こんな感じのものが足掛かりになれば、いいんじゃないかな~と。

www.youtube.com

子供向けの英語版日本の歴史本はまだまだ探し中・・

ということで、続く。