愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Tier4です

ようやく冬休み。11月からまた少し厳しくなったコロナ規制。でもクリスマス前後は家族で祝えるようにと色々とルールを緩め、またその後で規制を強めることになる・・なんていう話になっていたのですが、当然そんな都合の良いことができるわけもなく。


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(ロックダウン前に何か月ぶりかで行ったカフェ、マスクしたまま座ります)


2日前、いきなり今までに存在しなかった「Tier4」というカテゴリーの規制が敷かれ、基本自宅にいること、他の家族と室内では会ってはいけない、ロンドンの外に出るのもダメ、レストランもテイクアウェイとデリバリーのみ、エッセンシャルではない店は開けてはいけない・・と、基本的には最初のロックダウンと似たような感じのルールがまた適用されることになりました。


室内で他の家族と会えない=つまりはクリスマスはキャンセル!


既にニュースになってはいますが、このエリアで感染力の強い変異種のウィルスが広がってるのを封じ込めるのが目的で、今ではあれよあれよという間に国境も閉まり、イギリスからの渡航者受け入れを禁止する国も出てきています。


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(ロックダウン前に所用で出かけたカナリーワーフ。オフィス街で普段だったらこの巨大な駅は人であふれかえっているのですが、平日午前中でもこれ)


今までは政府の発表の数日後から施行、と少し時間があったため、規制が厳しくなる前に友達と会っておこう!とパーティーする人が続出したり、パブが満杯になったり・・というトホホな状況でしたが、今回は夕方発表があり、その日の夜12時からロックダウンになりました。そして何が起こったかというと、その数時間の間に、ロンドンを脱出して地方の家族のもとに向かおうとする人達で駅が大混雑・・・。あーあ。


私や夫はずっと在宅勤務だし、イギリスに身寄りがある訳でもないので、我が家の生活はあまり変わりは無し。しかし学校に通っていた子供の周辺では、クラスメートの中には家族に感染者が出たため2週間隔離で学校に来なかった子がいたり、生徒に陽性が出て、他の学年より早めの冬休みが始まってしまった学年もあったりで、まあ感染は身近に広がってはいるよな・・という感覚はあります。


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(再開発が進むバタシーの発電所。ここが立派なマンションやオフィスになる予定。カナリーワーフもそうでしたが建築はあちこちでやっている)


でもこうやって新しい規制が敷かれたり、ニュースを見る限りでは危機的状況的な報道ではあるんですが、Tier4になっても、地元の商店街や公園に続く道は結構人出があるし、食べ物もテイクアウェイはOKということで、週末のファーマーズマーケットや屋台なんかは普通に開いていました。逆に行くところなくて公園に人が溢れている気も・・・。


第一、このTier4になる前の「ロックダウン」だって、店はどこも開いてるし、なんだか特に規制も感じず、すごく普通に過ごしてたんですよね。


週末には一フランスとの国境も閉鎖されて、ドーバー海峡では輸送トラックが大渋滞。物流も止まる~、と色々報道されているので、またパニック買いが増えるのではないかな・・・と思ったら、案の定、先ほど買い物に出たパパが「野菜も肉もほとんど残ってなかった」と帰ってきました。あーあ。


Stay Calm and Carry Onじゃ全然ないイギリス。


まあ引っ越してくる前のイギリスのイメージと、実際のイメージ、何とは言いませんが特にこの1年であーあと思うことが結構多かった気がします。買いかぶりすぎてたかなあ・・・って、そういえばBrexitを決めた国だった。ははは・・・。


この冬休みは、どこに行くこともなく何をするでもなく、また家でじっとしていることになりそうです。