愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏のベルギー旅その2:ゲントの美味しいもの・ストリートフード編

泊まった宿では、ホストの人がベルギーのワインと、地元のお菓子を用意してくれていた。といってもテーブルの上に置いてあったこれ、最初はお菓子に見えず「??」。食べてみると外側がちょっと固めのグミのような、ゼリーのようなお菓子だった。

キュベルドン、というゲント名産のお菓子だとのこと。ゲントの街中でもこうやってカートで販売されていた。結構甘い。

ゲントは川や運河に囲まれた、中世の街並みが残るベルギー第三の都市。初日は中心街をうろうろ歩きながら、あちこちでつまみ食いしてまわった。

まずは当然お約束のように、フリッツ。前回ベルギーに来た時には、夫の主導で本当に嫌というほどフリッツばかり食べたので、今回は避けたいとは思ったものの、やはり見ると食べたくなってしまう。

フリッツを売っているお店は、たいてい山盛りのフリッツの他に、衣がついたホットドックやコロッケなど、色んな揚げ物を売っていることが多い。そして揚げ物をディップするソースの種類もたくさんある。

我が家の周囲にいるオランダ人やベルギー人は、フライにはケチャップではなくてマヨネーズでしょう!と、あまり味のないクリーミーなマヨネーズをつけることを好む。一緒に飲みに行くと必ずフライを頼むので、これで時々論争(笑)になる。

かくゆう私が一番好きなのは、カレーケチャップ。これはアメリカでもイギリスでも普通には売っていないが、ドイツやベルギー、オランダやオーストリアなどでは普通に見かける。ここでもマヨネーズとカレーケチャップを選んだ。

ついでにスーパーでカレーケチャップを見つけたのでお土産に持ち帰った。

さてベルギーというと、どうしてもフリッツとかワッフルとか思いがちなのだけれど、ロンドンで知り合ったベルギー人が今回は他にもベルギーならではの食べ物を教えてくれた、それはこのアメリカンと呼ばれるサンドイッチ。

なぜこの名前がついたのか、これは生肉のサンドイッチである。いわばビーフタルタル的なものが入っている。チェーンのサンドイッチショップでも普通に売っていた。タルタルといっても、これは肉をずいぶん細かく挽いてあったので、食感はコーンビーフかパテのような感じ。さらにソースと混ぜてあるせいか、生肉感はほとんどなかった。向こう側に写っているのはチキンサンド。

こちらはお約束のベルギーワッフル。

チョコレート専門のカフェみたいなところで頼んだのだが、もうこのワッフルがふわっふわで空気のようで、見た目はよく冷凍で売っているものとは変わりないのに、味も食感も全く別物であった。これは家族3人で分けたのだが、ひとり1個頼んでも良かったのではないかと悔やむほどであった。このお店には他にも生クリームやトッピングがてんこ盛りのものすごいミルクシェークを出していて、隣ではおじさんがうれしそうに飲んでいた。

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夜は自炊。地元のスーパーでは、なぜかカラムーチョが普通に売っていた。イギリスのスーパーにはカラムーチョはないが、湖池屋の「ポテチ」というのが買える(わさびのり、焼き鳥や梅干し味)。結構高いけど。湖池屋は海外進出を頑張っているっぽい。

ここでまた、知り合いのベルギー人におすすめされたものを見つける。それは馬肉のハム。

普通のハムよりも肉が締まった感じの食感、しっかりした赤身のハムで結構美味しい。

夜は買ってきたチコリーでサラダを作り、ハムやチーズと一緒に食べておしまい。