愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏のベルギー旅6:面白い城

ベルギーのお笑いのセンス、というのがあるのかはよくわからないが、Gravensteenと呼ばれるフランドル伯のお城のオーディオガイドがとてもとても面白かった。

石造りの中世の城を歩きながら、各部屋の説明をヘッドホンで聞きながら回るわけだけれども、英語のガイドはモンティパイソンか、Horrible Historiesを念頭に置いて録音したのではないか、という仕上がりになっている。

音響も戦争シーンでは馬の鳴く声、剣の音まではいいが、刺されてうお!ぐおー!、さらに鍋やかんがどんがらがっしゃーんである。

室内にかかっているタペストリーもよく見ると、音声ガイドが話す冗談ともつかない話がモチーフになっている。


この絵は長い石段を毎日上り下りする生活で、大殿筋や太ももがガチムチだったでしょうねー、という解説の図解になっている(笑)

若いカップルが過ごした部屋、そして罪人を拷問した部屋・・・ここで何が起きたかは、御想像にお任せしますとな

城の庭で行われた残酷な処刑方法10選!とCDTV方式での紹介があったり。

聞きながら声をあげて笑ってしまったが、そういえばウヒャウヒャ笑っていたのは我が家だけだったような気も、しないではない・・・。

城壁の上にあるトイレ。穴があいているだけなので、下にいると雲鼓が降りかかってくる仕組みになっている。

下手をすると単なるがらんどうの石造りの部屋を見て回るだけになりそうなところを、お笑いでぐっと引き付ける手法はなかなかユニークだと思った。ただその前に乗ったお笑いボートツアー同様、歴史的な細かい情報については、今思い出そうにもあまり何も記憶に残っていない(苦笑)