愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れウィーン旅⑧ウィーンの美味しいもの集

ウィーンでソーセージしか食べなかった、という旅には絶対しないぞ!と少しは頑張った、ウィーンで食べたもの集。

黒いラク

おされエリアをふらふら歩いているときに見つけて入ったお店。恐らくガイドブックにも載っていそう。1618年創業だという「黒いラクダ」という名前のお店です。創業元和4年。江戸幕府が出来てからそんなにたってない頃か。ちょうど東照宮が建てられた翌年に、このお店も開きました(なぜ比べる)。

テラス席で皆さん優雅にコーヒーやワインを楽しんでいますが、私達が色めき立ったのはこのカナッペ!カウンターの素敵なおば様が、これがおいしいわよー、などと色々おすすめも教えてくれて(どれだかは忘れてしまった)頼んだのがこちら。

手前は納豆のようにも見せますが単なる豆です。ハムやスモークした魚、カレーマヨのコーンなどなど。1個1ユーロちょいとお手頃。これをテラス席でいただきました。

この時はお天気も良く、白いブレザーを着たウェイターさんが給仕してくれるテラス席に座り、石畳と石造りの建物に囲まれてインスタ映えなカナッペをいただく・・ああこれこそヨーロッパ、といった感じで完璧なシチュエーションでした。

ここで特に良かったなあと思ったのはコーヒー。普段は目覚ましにアメリカーノやラテなどそれなりに量のあるコーヒーをマグカップでがぼがぼ飲む・・という節操のないコーヒーの飲み方をしてきました。でもここで頼んだエスプレッソが非常に美味しくて、ああ本来コーヒーってこういう風に少量をゆっくりいただいても十分満足できるものだった、というのを実感しました。さすがにウィーンといえばカフェ文化、なだけはある。

しかしカナッペ(お店ではサンドイッチと呼ばれていた)は少量をゆっくりいただいても満足しなかった食いしん坊の陳家、再度お代わりに立って追加注文してしまいました。

こういうの、家で作りたいなあと思うんですが、できても2-3種類が関の山。やっぱり家庭だとここまで色々作るのは難しい。

なぜ店名が「黒いラクダ」なのかというと、創業者の名前がCameelさんだったからで、そこからラクダ(Kameel)がつく名前にしたんだそうです、って江戸時代のウィーンのダジャレだったんかーい!創業当初は輸入食品やスパイスを売る店だったんだとか。

Zum Schwarzen Kameel

シーフードのファストフードチェーン

全般的にヘヴィな食べ物が多かったウィーン、合流したKちゃんとNTKおじちゃんとのディナーも、お互い昼に食べたものがまだ腹にたまっている状態だったので、なんかもう軽いものか適当なもんでいいよね・・と入ったのが、あちこちに店舗があるNordseeというシーフードのチェーン店。

もともとはドイツの漁業会社が展開したレストランらしく、ドイツやオーストリア、スイスやハンガリーなどにも店があります。ニッスイとかカネテツがレストラン事業するみたいなもんか(知らんけど)。

カウンターではそれこそフィッシュ&チップス的なものや、フィッシュサンドなどが買えますが、もちろん旅先だろうが山の中だろうが、どこにいても寿司を食べたい小さいさんが、ここに並んでいたパックの寿司を見逃さなかったのが、主な選択の理由ではありました(苦笑)

グラム単位で買えるアンティパスト的な料理もあったので、大人はこういうのを頼みながらワインをちびりちびりやりました。

地元っぽいカジュアルな店

宿の近くにあったオーストリア料理のカフェダイニングみたいなお店。我が家が泊まっていた場所は、それこそ博物館や歌劇場にも近い、観光地ど真ん中的な場所だったけれど、そんな中で地元の人がPCで何か作業していたり、友達とわいわいご飯を食べていたりするお店でした。

色々な国の国旗の色に塗ってあるこんなピッチャーも棚に並んでいます。ここからコップに水を注ぐとガボガボすごい音がする。このピッチャーはお店で売っていました。

子供が頼んだのは、またまたシュニッツェル。

宮沢賢治の「オツベルと象」には「六寸ぐらいのビフテキ」が出てきましたが、これは六寸どころではないシュニッツェル。どちらかというと「雑巾ぐらいの」シュニッツェル。っていってもお肉を叩いて薄く伸ばしたものではありますが。

食べてみたかった、グラーシュ。牛肉のパプリカ煮込みシチュー的なものです。もともとハンガリーの料理らしいですが、重いながらに美味しかった。

でも一番ホッとしたのは、パパが頼んだこのコンソメスープかも。昔は日本の洋食店なんかでもこういう感じのスープが良く出てきた気がするんですが、最近はどうなんでしょう。アメリカ暮らしでは(イギリスでも?)今までお目にかかることのなかったクラシックなスープ。マギーブイヨンではない、本当にちゃんとしたスープ。これは懐かしくてパパのですがだいぶ横取りしてしまいました。

Burg.Ring 1

季節のアスパラと海原雄山思い出のスープ

5月のウィーンはちょうどアスパラガスの季節。何かドイツ語圏の人達にとって、この時期にとれるホワイトアスパラって、春のタケノコみたいな感じのスペシャル感があるらしいです。

季節もんだし、これは食べない手はない!と、今度はアスパラガスがメニューにあったお店に行ってみました。伝統的な感じのレストランに、KちゃんNTKおじちゃんも一緒に帰国前のディナー。

当然のごとく、パンとビール。

そしてこちらが、季節限定ホワイトアスパラ!ホワイトアスパラって、日本では缶詰か瓶に入ったぐにゃっとした歯ごたえのものしか食べたことが無かったので、あまり好きではない野菜でしたが、これはさすがに硬すぎず、柔らかすぎずいい感じに調理されていました。これに、オランデーズソースをかけていただきました。

これを食べると春の訪れを感じるようですが、この日は雨がザンザン降り。

臓物好きなパパは仔牛のレバー。

子供はホワイトアスパラが載ったパスタをいただきました。

前回パパが頼んだコンソメスープが美味しかったので、またあれば頼みたいなあと思ったらありました。しかもこのスープ、パンケーキ入り!そう、「美味しんぼ」を読んだ人なら知っているかもしれない、海原雄山が昔弱った時に奥さんが作ってくれたという、愛情と滋養溢れるパンケーキ入りのスープ・・・このことだったのか!

パンケーキといっても、ふわっふわのホットケーキがはいっているわけではなく、クレープ状のものを細く切ってスープに入れてあります。スープだけよりは、確かにお腹にたまります。そしてほおっておくと、この「パンケーキ」がスープを盛大に吸って、中でぶわーと膨張してしまうので、スープを堪能したい場合は早めにパンケーキのほうを処理したほうが良さそうです。

正直なところ、スープがとても美味しかったので、パンケーキは邪魔な気もしましたが、思いがけないところで、長年いったいどんな味なんだろう・・と疑問に思っていたスープを試すことができてラッキーでした。オーストリアのドイツ語ではFrittatensuppeと言うらしいです。

ホテルの一階に入っていたこのレストランもなかなか良かったです。ウェイターもおしゃべりで陽気なおじちゃんでした。帰るときにはなぜかみんなでこのおっちゃんと握手w

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