愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れウィーン旅⑪アポテケ・急に困ったこと

旅行前に仕事が詰んでしまい、毎日長時間オフィスで座っていたら旅行前日にとうとう腰をやってしまった。最近は腰痛でもそこまで酷くなければ動いて治すのが良い、ということになっているらしい。寝返りをうつのもソロソロとしなければならない程だったが、どちらにしろ旅先なのでずっと寝ているわけにもいかず、腰痛の割には随分良く歩いた。

持参したイブプロフェンも使い切ってしまったので、「ドラッグストア」風の店に最初行ってみたが、そういうところではシャンプーや洗剤などはあるが薬はなかった。薬が欲しければ、アポテケと呼ばれる薬局にいかないといけない。

宿の近くのアポテケは創業1551年。フランシスコ・ザビエルが来日したり上杉武田がわちゃわちゃやり始めた時代からある・・!

アポテケはカウンターがあるのみで、薬剤師さんに症状を説明すると奥からゴソゴソ薬を持ってきてくれる。一緒に湿布もいかがですかと言うのでそれも買った。普通に英語が通じるのがありがたい。薬が効いたかどうかは微妙で、旅の間はずっと痛かった。結局腰痛が完治するのに3週間ぐらいかかった。

さらに腰痛に加えて、滞在中に予定よりも早く生理まで来てしまった。普段ならそこらへんのスーパーで生理用品を買えばいいのだが、ウィーンは日曜日となるともう店はどこも開いていない。さらに時間は夜7時。週末営業していそうな店でもとっくに閉まる時間で弱ってしまった。

幸い普段から頼めば生理用品もハイハイと買ってきてくれる旦那が、近くのホテルに相談に行き、ハウスキーピングの人から生理用品を分けてもらって来てくれた。我が家はサービスアパートに泊まっていたので、すぐに相談して助けてくれる現地のスタッフもおらず、宿泊していないホテルのレセプションに旦那が駆け込んだのだが、フロントの人が親切に助けてくれたそうである。掃除の人はフフフ・・といった感じで分けてくれたそうだが、同じ西ヨーロッパの国だからと、いつもの感覚でいてはいけないなと反省。

ある旅行者は、週末スーパーに生理用品を買いに行ったら、生理用品の他にオムツやティッシュが並んでいる棚の鍵が閉められていて、週末は法律で売れないことになっていると言われたそうな。そういう時は、週末開いているアポテケを探して買いに行くしかないようだ。アポテケもたいていは週末閉まっているけれど、緊急用に必ずどこか一つは空けているらしい。そういう「当直」アポテケはどこか、ウェブサイトに掲載されてはいるのだが、全部ドイツ語だし、遠い店しか開いていないこともある。

ううむ、ということで、旅行の際にはとりあえずそこらへんの準備は、予定日でなくても念のため忘れないようにしたほうが良いようです。