愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

旧正月の餃子

恭喜發財、年末大掃除ができなくても、うまく新年のスタートが切れなくても、旧正月があるじゃない!と毎年お得な思いをしている、今年も中華新年がやってまいりました。

毎年大家族でワイワイと集まり、まだ誰が何番目かよくわからない大量のおじさんやおばさんにもご挨拶をし、甥っ子やいとこの子供達にお年玉をあげるためにピン札集めに奔走するのが習わしでしたが、今年はクリスマスに続きうちだけロンドン。家族3人だけの超核家族旧正月を迎えました。

というわけで、ほんっとに何もしませんでした。それもどうかと思ったので、週末は餃子です。

カリフォルニアでは普通のスーパーでも餃子の皮は売ってましたが、ロンドンではなかなか。で、皮も手作りです。これ、慣れると意外と早くできる。

強力粉200に水100ml強で30個分ぐらい。粉に水をちょっとずつ混ぜて、こねてボール状にしたらちょっと休ませます。休ませるのは15分ぐらいでも大丈夫、棒状にしてナイフで30個に切りわけたら、綿棒で伸ばします。

切り分けた生地は丸めた方が綺麗な円形の皮になるので、丸める作業は子供にお願いします。


餡はパパが担当。豚ひき肉に生姜、ネギやら白菜やら、あるものだったらなんでも入れます。青ものはたいてい青梗菜、白菜、ニラ、ポロネギあたりを入れています。にんにくは入れません。歯ごたえが欲しい時は水クワイか、レンコンも入れます。

これを家族3人でワイワイと包みました。

パパ作のチキン&コーンスープも。

大量に作りましたが、ぺろっと食べてなくなりました。家族でワイワイ作るのは楽しいし、これは子供にも受け継いで欲しいなぁ。

・・と言っても、パパの実家は広東系なので、実は旧正月に水餃子を食べたりはしません。これはどちらかというと、餃子といえば水餃子ばかりだった私の家の文化かもw

陳家実家は旧正月に何を食べるかというと、仏教徒だった先先代の習慣らしく、大晦日は精進料理、新年はチキンだダックだ豚だ色々ローストとか、牡蠣とか、全部元シェフの義理父(80代)が作ってくれていました。

あとは親戚一同集まってのポットラック。香港シンガポールイスラエルロシア日本スウェーデンと子供の代になっていろんな文化が混じり合った一家、毎年多国籍なものが並んでなかなか面白いことになっていました。

今年はそんなのもなし、爆竹も獅子舞もなーんにもなし。実はロンドン、中国の外では最大級のお祭りをやるとのことで(これは意外)、トラファルガースクエアとか中華街に行けば何やかやあったらしいんですが、子供が風邪引きだったので、地元の映画館でレゴムービー2を見るにとどまりました。来年はもうちょっとちゃんとやれればいいなー

おまけ:レゴムービー2面白かったのに、映画館満席だったのに、観客はジョークにほぼ反応せず異様に静かでした・・イギリス人、酒が入るかフットボールとかじゃないと、感情がなかなか出ないのはやはり本当か・・w

もひとつおまけ:昔に書いた我が家の餃子の変遷に関するエッセイ的なものです。人の歴史とともに、餃子も変わる。

marichan.hatenablog.com