愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2年前のフランス旅行話③:ストラスブールの美味しいもの

2年前の旅日記のはずが、年をまたいでしまったのですでに3年前の旅日記になってしまったが見なかったことにして続ける。

今読んでいる本でナポレオンの頃の時代、チーズは今のようにデリカシーではなくて貧乏人が肉の代わりに食べるようなものだった、とあってへぇぇと驚いている。

まだコロナで色々規制があったころで、レストランに入るのにアプリの証明書を見せたりしなくてはいけなかった。アプリを読み取るための相手のアプリが正しくアップデートされていないので、うまく読み取れずお店や施設に入れない、という面倒な不具合もたびたびあった記憶。

まあテイクアウトも充実していたし、キッチン付きの部屋を借りていたのでスーパーでめぼしいものを買って自炊もしたりしていた。

ストラスブールはフランスといってもドイツ国境の街なので、食べ物は基本、芋ハムソーセージなどドイツ風であった。

よく食べたのはアルザス地方のピザ、タルト・フランベまたはフラムクーへ。ベースはクレームフレッシュやチーズ、そこにラードンや玉ねぎのトッピング。生地が薄いのでパリッとしていて美味しい。

街中を歩いているとフラムクーへを出す店が山ほどある。ちょっと他のものも食べたいよな、と思うがストラスブールを目指してやってくる観光客向けなのか、結構メニューはどこも似た感じであった。

泊まったアパートは中心から少し離れていたが、近くにあるアルザス料理の店は通りかかったらまだ準備中。しかし出てきたのは台湾人の人だった。なんでもフランス料理を学びにやってきて、もうずっとここに住んでいるそうな。

主に夫と中国語で話が盛り上がっていたが、なんとなく聞き取れる部分は私もふむふむと聞き、英語で私は茶々を入れるという構図になった。思えば日本人でもフランスで料理修行をして現地でお店を出している人がいるわけだから、驚くべきことではないのだけれど、ちょっとだけ不思議な気持ちになった。

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