愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2023-2024

誰にともなく新年あけましておめでとうございます。

クリスマス休暇は恒例アメリカへ里帰り。友達に会ったり、家族と飲茶をしたり。20年も住んだアメリカなのに、1年に1度しか帰らなくなって、逆カルチャーショックというか、日々当たり前だと思っていた事柄がもっと客観的に見えるようになり、色々ビックリしたり、新鮮に思ったり、不便に思ったり。

やっぱり色々とにかくでかい、広い、だたっぴろい。物価は覚えているよりも2-3割かそれ以上高くなっている気がして、買い物も外食もしにくかった。

昔よく言っていたトレジョ(スーパー)でも、日本のスーパーニジヤでも、欲しいのは生鮮食品や冷凍食品ばかりで、後はなくてもどうでもいいかーと思ったり。もうこういうものが無くても平気な生活になってしまったということか。

アジア人が多いのも不思議な感覚で、日本のものもアジアのものもなんでも手に入る。ただ多様性という点では物足りない気もしなくはない。一番つらかったのが車が無いと身動きが取れないこと。自分の足で動き回る感覚がなく、毎日長距離移動(ロンドンからオックスフォードぐらいか)が当たり前なのは、ちょっと疲れてしまった。ものすごい運動不足。

それでも、1年もあっていなかった気がしないような友達との普通の会話や、アメリカでしか食べられないウォルナットシュリンプや大好きなフィルズのコーヒーを楽しんだり

しかし後半は実家の家族が倒れて右往左往、色々心残りのまま、機上で新年を迎えつつ家族3人、ロンドンに帰ってきた。あまりにあっという間の滞在、あれは夢だったんじゃないかとも思ってしまう。今はロンドンに自分の寝床があり、日常があるので、自分の今のホームに戻ってホッとした部分もあるが、日米英に分裂して存在している自分の意識をどう処理するべきなのか、どこが一番落ち着ける場所なのかわからなくなってきてしまった部分もあり、なんだか落ち着かない気持ち。

2024年はまた色々なことがあると思う。いつのまにか僕らも若いつもりが歳をとった、と歌の歌詞にもあるが、まさにそんな感じである。安定・健康・安心を構築しつつ、拡大路線を取れれば良いなと思う。のんびり、ボケっと過ごせたらそれもいいのかもしれないけど、そうしたくはない。後はそのための気力体力維持向上をしなければ・・と明日から仕事はじめというか無理やり年末放り投げて行った仕事に戻ることを苦々しく感じつつ、時差ぼけで寝られない頭で考えている。