愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

カリフォルニアの風景:人がゴミのようだ

子供と2人、久しぶりにサンフランシスコへ。

アラメダから久しぶりにトランスベイバスに乗ったら、ホリデーシーズンということもあり30分位で着いた。昔はこのバスに乗って通勤していたこともあったけど、結構安いのと、Wifiもついているのと、渋滞さえなければかなりスムーズで、こんなに便利だったっけ?とちょっと驚いた。

新しいバスターミナル(といってももう新しくなってずいぶん経つが)を使うのも初めて。私が通勤していた頃は、ただののぺーっとした平地にあるターミナルを使っていたので、この巨大感と近未来感にこれまたビックリ。

何をしに行ったのかというと、このバスターミナルに隣接している、セールスフォースタワーへおのぼりさんをしに行ったのであった。

ここ勤務の友人P〇〇んが里帰りのたびに遊びにこないかと誘ってくれて、でもなかなか予定が合わずに毎回涙をのんでいたのだけれど、今回ようやく実現。

セールスフォースは前職でちょびっとだけ使ってたけど、そういえばこんなかわいいキャラがいたっけかな。ロビーにはキャラクターグッズも売っていてた。会社のロゴが入ったシャツとかパーカーとか昔はよく着たり、ロゴが入ったグッズを使ったりしてたけど、最近は社畜愛社精神もないからそういうことしなくなったなあ。ちょっと懐かしい感覚。

P〇〇んの手引きでエレベーターに乗り、オハナフロアと呼ばれる展望階へ。

61階の眺め、見ろ、人がゴミのようだ!(というか高すぎて人が見えない)

360度展望できる圧巻のビュー。思えばサンフランシスコであまり高いビルにのぼったことが無いので、この眺めはすごく良かった。っていうか、サンフランシスコって地形がドラマチックだから、見ていて本当に飽きないですね。

ここは一般の人が関係者のエスコート付で入れるほか、ミーティングルームやラウンジがあって、コーヒー飲んだり、ちょっとおやつ食べたり、社員の人が仕事してたり。

ベイブリッジに、向こうにはオークランドも見える。こんな素敵な眺めの中で仕事できるのはやっぱりいいなあ。最近在宅勤務に飽き飽きしてるので、やっぱりたまにはオフィスに行きたいよな、できれば綺麗で眺めがいいところ・・・と思ってしまう。でもこういう景色も慣れてしまえばあまり何も感じなくなってしまうんでしょう、慣れっておそろしい!

このフロアでは、無料でバリスタがコーヒーを淹れてくれたり、ちょっとした軽食が出たりするけれど、他のシリコンの谷大手のように無料社食はないそう。社員が外にランチ食べに行くことで、まあコスト削減地元経済にも貢献できるってことらしい。

あと、フロアマップを見ると、CIOだったかCTOだったかのオフィスはあるのだけれど、他の幹部の人達は自分たちのオフィススペース無いんだそう。デスクも基本自由席だそうで、あとは幹部の人達はだいたいミーティングルームで会議することが多いので、会議室をうろうろしているらしい。

以前市内で働いてた職場では、一応席の指定はあったのだけれど、キュービクルがないオープンフロアで、だだっ広い所にデスクがだーっと並んでいた。間仕切りが全くない分、色々な人達と交流するかと思いきや、逆に周囲の環境からシャットダウンするためにヘッドホン付けたり、半径何メートルの人としか話さなかったり。集中したい時はマイクロキッチン周辺にあるブースに隠れたりと、意外と逆に自分の殻に閉じこもる感じになったのは、興味深い経験だった。

自由席はコワーキングスペースぐらいしか経験がないけれど、どうなんだろう。

この展望台フロアにはいい感じのスタンウェイのピアノもあって、弾くこともできるらしいけれど、訪問中は誰かがずっとなぜか「ボルガの舟歌」というロシアのものすごく暗い労働歌をずっと弾いていて、そんな中で仕事している社員を目にしてちょっと笑ってしまった。環境は良くても労働は労働か。

仕事の話もちょっと聞いたり、職場訪問、子供にとっても良い経験になったと思う。P〇〇んありがとう!!

セールスフォースタワー、WeWorkも入っていたので、アレだったら次回はここに仕事持ち込もうかな?!