愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 とりの


ピネロロという街から電車に乗り、陳家は一路トリノへ向かいました。この日は日曜日だったため、本来ならばトッレ・ペリーチェから出るはずの電車がなく、バスが代走。そしてピネロロの駅では、日曜でチケットオフィスが閉まっており、電車のチケットは、駅に併設されている「バー」で買えとのこと。レジで水とチケットを買い込んで電車に乗り込みました。


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地元の人達と一緒に電車に揺られてしばらくすると、ピエモンテ州の州都トリノに到着です。ミラノほど大きくなく、ごちゃごちゃしておらず、そしてサヴォイア朝をはじめいろんなイタリアの王国の首都だったところ。フィアットの本社があるところ。そしてもちろん、オリンピックが開催されたところ。そしてピエモンテ州は、スローフード運動発祥の地でもあるのだ!!こりゃいかない手はないでしょう!


ポルタ・ヌォーバ駅で降りたすぐそこにあるホテル、Mercure Torino Crystal Palaceというところに宿をとりました。たいてい、ヨーロッパ(アメリカもか?)ではこういう長距離電車の駅の近くは治安がよろしくないので、ちょっと心配・・・TripAdvisorでも、周囲に怪しい人がたむろってるだ、売春婦がいるだの書いてあるし・・・しかし値段に負けた陳家。なんてったってサンフランシスコの赤線エリアにかなうものはないだろうから大丈夫、と・・。


しかし行ってみてびっくり。誰ですか治安がどうのこうのと言ったのは。ホテルの周辺では、単に仕事帰りの中東系のおっちゃんたちがちょっと集まって、楽しくおしゃべりしてるだけでした。あれを怪しい犯罪者風の人達と呼ぶには、あまりに気の毒すぎる。売春婦というのも・・たしかに変なタトゥーをしたお姉ちゃんが同じところに立っているのを2度ほど見かけたけれど、サンフランシスコのきったないのと比べると、至って普通。確かに周りは、移民系のお店(中華系を含む)が多いですが、おかげでお水や雑貨は安く買えるし、良かったです。


そしてなにより100ユーロ以下で、こんな素敵なバスルームがついたお部屋に泊まれました。


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やはりオリンピックをホストした場所だけあって、アメニティとか色々しっかりしています。


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ちょっと休憩してからさっそく外にお出かけです。トリノの街は小さめなので、中心地はすべて歩いて回れる感じ。王宮があった、いわば「城下町」なので、大通りはなく、古いビルがひしめき合い、そしていきなり中心にピアッツァ(広場)がどーん!とひらけます。


ホテルから中心地までも、ずーっとこのようなアーケードがつづいていました。アーケードには、有名どころのお店がずらーり。なんと無印もありましたよ。そして中心地に行くまでの1キロちょっとの間、外には本屋が出店をしてブックフェアーを開催中。アンティークの本から、最近の本、中には日本の本までずらり。


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そしてピアッツァに入る入口でどーんと遭遇したのは、チョコレートだらけの屋台!!!!!!


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そう、トリノはチョコレートでも有名なんですね〜。むかしむかし、サヴォイア家の王様が、チョコレートの原料となるカカオを庶民に初めて下賜されて、チョコを作る許可をあげたんだとか。それまでは貴族オンリーの食材だったんでしょうねぇ。そんなこんなで、トリノにはチョコの老舗が多いんだとか。



これは面白い!チョコレート・ケバブ。チョコをシシケバブみたいにけずって、パンにはさんでさらにチョコソースをかけて売ってました。アイデア商品ですな。


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そんな誘惑だらけの屋台を通り抜けると、ピアッツァがどーん!と広がります。車の多いミラノに比べて、トリノは歩きやすい。そして、色んなところに人が集っていて、昔もきっとこんな感じだったんだろうなぁ・・・。


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