愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

バルセロナ4:グエルさん家

サグラダファミリアには入れなかった代わりに、ガウディが設計したグエルさんのお家を見に行ってきた。わりと庶民的な感じのエリアにある邸宅は、ガウディの理解者パトロンでもあったスーパー金持ちグエルさんとその家族が実際に住んでいた所。

ガウディさん30代ごろのデザインで、外観は質素ながら内部は豪華。でも見ているとそこまで奇抜な感じもせず、どちらかというとより伝統的な印象。内部は暗めな色調で、落ち着いた雰囲気。

とはいえ、細部まで趣向が凝らされていて、ガウディが部屋に合わせてデザインした家具も残されている。

圧巻だったのはこのチャペルの空間。


この黄金の扉など、天国への入口はこんなのかいなーと思ってしまう。大きなパイプオルガンも設置されていて、30分に一回自動演奏があった。上階にある主寝室からもこの空間を覗けるようになっていた。

ベッドルームの柱の飾り。家具が取っ払われているので部屋はがらんとしていて、生活感は当然のごとながら全く無いので、想像するのがなかなか難しいが、こんな作り込まれた空間に普通に生活するのって、どんな気持ちだったんだろう。こういう装飾をぼーっとベッドの上から見てたりしていたのかな。毎日見ているうちに、こういうデザインも日常の一部になって、あまり目に入らなくなったりするんだろうか。

屋上のほうにいくと、滅茶苦茶庶民的なお隣さんの建物が。世界遺産の隣にいきなり現れる生活感。

屋上のオブジェは、おお、ガウディっぽい。これは装飾であると同時に煙突としての実用性・機能性も兼ね備えている。

ちなみにこの邸宅、思っていたよりもそこまで広大ではなかった。用途ごとにスペースが分けられていて、もちろん狭いわけではないけれど、超お金持ちの家としては意外と控えめな印象。

建てられている場所も、もともとは歴史的に高級住宅地というわけではなく、どちらかというと歓楽街的な雰囲気のエリアだったらしい。今では移民も多く住む地域とのこと。グエルさんのお父さんの家がこの近くにあったため、実家のそばに建てたかったのと、ガウディの建築で地域の格を上げたいという希望もあったそう。