愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏休みジュネーブ旅5:カルージュの午後

ジュネーブのとなり町、カルージュにお昼を食べに行きました。

カルージュはジュネーブのリトル・イタリー的な場所と聞いていたので、イタリアの旗が舞い、イタリアンレストランが立ち並ぶ雑多な感じの場所かと想像していましたが、実際はこぢんまりとした可愛い街でした。

この地域はもともとイタリア、というかサルディニア王国の一部として発展した場所なんだとか。その後フランス領になったりオーストリア領だったこともあるそうで、スイスの一部になったのは1816年、日本だと文化13年徳川家斉の時代ですって。

まあヨーロッパの歴史を考えると当り前ですけれど、今の国境がずっと昔からそうだったとは限らないんだよなあ、というのは、日本やアメリカではなかなか体感しなかった感覚です。

というわけで、フレンチ・イタリアン風建築が多く残るのがこの場所の特徴だとか。

お洒落なショッピングエリアでもあるので、素敵なセレクトショップも色々あるようです。夏休みで週末だったせいかほとんど閉まっていて、窓越しにしか見れませんでしたが。それでも静かな路地をのんびり歩くのは悪くありませんでした。

ランチはイタリアンレストランで、ラビオリ。

外の席で食べたのですが、ここにも結構蜂が飛んでいて、前日刺されたトラウマが蘇る・・・。食べ物を狙って飛んでくるのですが、なぜか私の赤いレザーのバッグパックにも、反応して寄ってきている!なんだろう、赤い色がいけなかったんだろうか?多分刺された時も、このカバンに寄って来ていた蜂が、バックパックを背負おうとした私の手の動きにビックリしてグサっ!とやったのかもしれません。

なんて書いてあるのか、読める、読めるぞ・・・!(Duolingoありがとう)

ウロウロ歩き回った後は、アウトドアカフェでひと休み。木陰が気持ち良い。

乳糖不耐症なのに、上にクリームタップリのフラッペを頼んでしまった。しかし、乳製品が多いスイスの料理に対応するべく、ちゃんと薬は持参してのぞんだので、無事でした。

乳糖を分解するエンザイムが足りなくて、乳製品でお腹がゆるくなったり、ガスが発生したり胃がもたれたり痛くなったりすることがあるんですが、これは薬というか、足りないエンザイムを補うサプリ的なもの。食事の直前に飲みます。

隣のテーブルには、キックスクーターに乗った小さな子連れのアメリカ人一家。注文する時に子供に「ちゃんとフランス語で頼もうね」と親が言っていたので、ジュネーブ在住の一家のようでした。その他にもおばあちゃん2人が、昔ながらのガラスのカップに入ったアイスクリームを嬉しそうに食べていたのも印象的(これまた上に生クリームたっぷり)。

夏のジュネーブ、週末の午後は、生クリームをちびりちびりなめつつ、のんびりゆっくり過ぎて行ったのでした。