愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏休みジュネーブ旅7:おフランスでスイス料理を食べる

ジュネーブはフランス国境に近いので、せっかくなのでバスに乗っておフランスのほうにも行ってみることにしました。

向かったのは、ジュネーブの南にあるアヌシー。バスに乗って1時間ほどで着きます。

このバスがまたなんというか、シリコンバレーで働いていた時に会社が出していた通勤バスのような内装とサイズ感。それが山道にある高速道路をひたすら走っていくので、なんとなく昔に戻ったような変な気持ちになりました(苦笑)

一応外国人なのでパスポートは持って行きましたが、別に出入国審査がある訳でも無し、料金所のようなゲートをバスがさーっと通っていったらあっという間にフランスです。日本だったら県をまたぐのとあまり大差ないかも。

実際、ジュネーブよりもフランス側のほうが生活費など安いので、フランスのほうに住んでジュネーブに通勤する人もいるようです。そしてこのバスの最終目的地は、トリノ。最終的にはイタリアまで行ってしまう。国境って、国って、なんなんでしょうね、と欧州大陸にいるとまた違った感覚をおぼえます。

さてアヌシーは、オリンピックが昔開かれたアルベールビルにも近いアルプスの町。近くに湖もあり、街にはキレイな水の流れる運河も通っています

週末なこともあり、中心街では市場もたっていて、なかなかの混雑。お土産的なものから、チーズ、野菜やパスタ、お肉まで、色々な出店が出ていました。普段のご飯の買い物とか、こういうところでしてみたいなあ(残念ながらロンドンにはこういうのはあまり無い)。

素敵だな~と思う一方こういう古い建物で生活するのはどんな感じなのかな、といつもそういうことを想像してしまう

さて陳家はなぜかスイス名物として有名な「フォンデュー」をここアヌシーで食べました。って、スイスでフランス料理食べて、フランスでスイス料理なんかーい!

(実際フォンデューはフランス料理でもイタリア料理でもあるんですが・・)

行ったのはここ

www.tripadvisor.jp

人気店で予約が無いと入れない恐れも、とのことだったけれど、お昼の開店前に並んで入れました。

外の席の他に2階、3階席もあったような。夏の暑い日は外の席もいいですけど、市場があって人通りが凄かったのでちょっとワチャワチャ落ち着かないかも。我が家は2階へ案内されました。

メニューは主にフォンデューとラクレットがあります。フォンデューは鍋の中で溶けているチーズソースに具をディッピングして食べるもの。ラクレットは、でっかいチーズの塊を電熱器みたいなので溶かして、それをそぎ取り具にかけて食べるもの。いずれにせよ、チーズ尽くしです。

チーズの種類や、ディップするもの(パンやジャガイモ、ハムなど)を注文すると、向こうのほうからチーズの独特の、美味しいけどちょっと臭い独特の匂いがぷーんと漂ってきて、おお、来るぞ来るぞ・・となります(笑)

お店の人がぞろぞろと鍋を持って各テーブルに登場。どーん!こんな感じ。たっぷりのチーズをパンなどにつけて食べる、それだけなんですがうまーい

・・・って、乳糖不耐症の人がそんなことして大丈夫なんでしょうか。大丈夫、しっかり食前にエンザイム摂りました。

かなりチーズの量が多いので、用心して普段の用量の2倍飲んで挑んだんですが、普段乳糖に耐性がある人のお腹は、チーズを食べた後もこんなに軽やかなの?私本当にチーズ食べたの?って思う位、食後のお腹がスッキリしててビックリ。酵素を持たざるものの辛さよ・・・。

チーズがあまり好きではない子供はタルティフレットを注文。ってこれもたっぷりチーズはいってるんですが

炒めたベーコンや玉ねぎ、ジャガイモにチーズかけて焼いてある料理です。これがすごく美味しくて子供感動。アヌシーからちょっと南のサヴォイ地方、フレンチアルプスの郷土料理だそうです。