愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ヴェローナ6:ヴェローナ美味しいもの集その2

ヴェローナで借りたAirBnBは、個人というよりは短期アパートを貸している会社所有のところだったのだが、逆にそのぶん管理がしっかりしていてとても良かった。

チェックインの時も、係の人が鍵を持って建物の前で待っていてくれて、部屋を案内してくれた後は、地図を見ながらヴェローナで見るべきところを色々教えてくれたり、おススメのレストランも色々とリストアップしてくれた。

民泊の醍醐味は本来こういう交流を貸主とやるところなんだろうけれど、AirBビジネスが蔓延してからは、セルフチェックインで誰とも会わないことも多くなった。私こういう話をするのが仕事だけど、本当にヴェローナのことを教えるのが大好きだから、と係のお姉さんが熱心に色々教えてくれたのはとても良かった。

ヴェローナ実質2日目のランチは、おススメしてもらったお店へ

Ostregheteria Sottoriva 23

www.sottoriva23.com

川沿いを歩いて行くと、数本奥まったところにあるお店。外にテーブルが沢山並んでいて、家族連れも多い。ウェイターの本当に若いお兄ちゃんも一生懸命英語で対応してくれた。

主にヴェローナ名物、といわれる色々なお料理を頼んでみた。

carne salada、中世に肉を長期保存するために作られたレシピで、ランプ肉を塩の他にワインや様々なスパイスに20日ほど漬け込むのだそう。これを薄切りにしてそのまま食べたり、焼いて食べたりもするとのこと。

薄切りのお肉は、カルパッチョよりも柔らかく、生肉っぽい食感が残っていてとても美味しい。お酒を飲む人ならこれをおつまみに飲むのはとってもよろしいのではないだろうか。

見た目、小豆を煮たのか?と一瞬びっくりするが、こちらはリゾット。Risotto all'Amarone、これはヴェローナのアマローネワインという赤ワインで煮てあるのでこんな色になっている。食べてみると、ちょっと酸味のきいたワインの風味と、たっぷり溶け込んでいると思われるチーズのまろやかな味が重なって、なんともくせになる味。

このリゾットはロンドンに帰ってから、パパが赤ワインを使って作ってみたけれど、やはり違うワインを使ったからか、色は似た感じになったけれど、味はもっとまろやかな感じになった。

こちらは子供が頼んだビゴリパスタ。宿で自炊した時に使った、この地域で食べられている、太目の麺。これにトリュフソースがかかっているので、優勝間違いない味だった。パスタもやはりプロが茹でているので、いい感じにもちっとしていた。

続きまして、こちらは驚くなかれ馬肉のシチュー。に、ポレンタが添えてある。ヴェローナは馬肉のほかに、ロバ肉も伝統的に食べるのだそうだ。馬の肉は牛肉よりも脂っぽくなく、あっさりしている。ソースはウスターソースをより深くしたような味わいだった。イタリア料理といっても、本当に地域によって違うものだ。

宿の近くにあるジェラート屋さんにも寄った。

terraecuoregelato.it

このお店は山羊のミルクを使ったジェラートが売り。季節柄カボチャや栗などもあった。栗とチョコレートにしてみたけど、ちょっと暑い日には濃すぎた・・

美味しいジェラート屋さんかを見極めるコツは、ショーウィンドウにホイップしたジェラートが山積み(?)になっているのではなくて、銀の蓋の容器に入っていて中が見えないお店が良いとどこかで聞いた(フレーバーはメニュー表を見る)。このお店もご多分に漏れずジェラートは全部銀色の蓋がしてありました。

この日の自炊は、私のターン。スーパーで売っていた野菜、昨日の残りのししとう的なもののグリル、フェンネルを茹でてオリーブオイルとレモン(すごく巨大なレモンを売っていた!)とパルミジャーノチーズで、ラディッキオとオレンジのサラダ、パックで売っていたシーフードサラダ、そしてルリジサというハーブのラビオリ。

キッチンにパン切りナイフしかなかったけど、意外と大丈夫だった。スーパーの野菜は、スーパーの野菜ではあるんだけど、やはり輸入物が多いイギリスと比べるとイタリア産のものばかりだし、種類も今の季節を考えると全然豊富で、大きさ、味の濃さとも地の味があるものだった。きっと市場で買えたらもっともっと良かったんだろうな~。

以前イタリアに行ってホテルに泊まっていた時は、やはり外食ばかりになって胃がもたれていたけれど、家で野菜をもりもり食べれてとてもちょうどよかった。