愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ミラノ3:ミラノの美味しいもの

昔の味再訪

ミラノに行ったら行きたい店があった。13年前に初めてミラノ風リゾットと、カツレツを食べた店。

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実は店名を覚えていなかったが、当時撮った写真と、「ミラノ カツレツ レストラン」みたいな検索で名探偵はすぐに店を突き止めた

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創業1933年とのことで、13年たった位では内装も何も変わっていなかった。以前からあった漢字で「化粧室」と書かれた張り紙もそのままあった。当時は知る由もなかったが、ネットで見てもやはり日本人観光客にもよく知られたスポットだった模様。

もしかしたら今は、他にももっと洗練された新しいロンバルディア料理が食べられる美味しいお店もあるだろうけれど、あの時初めて食べた時の記憶をたどりたかったのと、そこに今回は子供を連れて行く、という回顧イベントとして行ってきた。

店はミラノのドゥオーモに近い、小路にある。こんな所に行ったんだという外観の記憶が全くない。

ウェイターのおっちゃんがこの店は1933年からあって古いんですよと教えてくれたので、ええ実は13年前子供が生まれる前に一度来たんですよというとおおそれはそれはウェルカムバックと。昔同様、ミラノ風リゾットとカツレツ、そしてサラダ、子供はスパゲッティボロネーゼを注文した。

まず何に感動したって、サラダと一緒に出てきたオリーブオイルとバルサミコ酢の瓶。液だれしないんですよ。やはりいいもの使ってるんだなーとそんなところに感心。

ラーメン屋かと思うほど注文した料理はあっという間にやって来た。お客さんもどんどん入ってくるが、さすが老舗だけあって手際がとても良い。



ああ、このカツレツ!13年前と、プレゼンテーションの仕方も全く一緒です。パパと半分こ。



この黄金のミラノ風リゾットも美味しかった。これもパパとシェア。



そして忘れてはいけない。13年前、この店から始まった、シェアする時には38度線を引くという伝統。この線から先は、不可侵なのである。昔食べたものの味、美化されているのではと心配したが、カツレツもリゾットも美味しくてペロッと食べてしまい大変満足して店をでた。キッチンの方からは、肉を薄くたたくバンバンいう音が聞こえていた。

カフェやバールや食べなかったスイーツや


ミラノの滞在は本当に駆け足だったので、ゆっくりはできなかったが、美味しそうなケーキ屋さんが沢山できていた(前もあったのかな)昔は絶対無かった寿司屋も沢山あった。



朝、最後の晩餐を見に行く途中で寄ったお店で子供が頼んだホットチョコレートは、スペインやポルトガルで飲んだのと同じ、コーンスターチが入っていてもったりしたタイプですごく美味しかった(と子供が頼んだものを横取りした感想)。



雨が降りそうで少し薄暗かったミラノの朝、明るい店の中から見る街路樹の風景。逆にこの天気の悪さが居心地よい。



ドゥオーモ近くでは、マロングラッセの使い方が半端なさすぎるケーキが沢山あった






ドゥオーモ近くにあるジェラート屋さん、ここは健康や環境を考えたようなユニークなフレーバーが色々あって面白かった。ひよこ豆をローストしたもの、というフレーバーがあったので試食してみたら、これはそのまんまきな粉と同じ味じゃないですか!なのでちょっと和風に抹茶と合わせて見た。この他にも、黒ニンニクのフレーバー、飲み物も大麦のコーヒーなどあり。おススメ。

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