毎回激しく歩き回る陳家のバケーション。旅から帰ると疲労困憊、バケーションのバケーションが必要…なんて感じになることも。しかし今回は病み上がり?だしのんびりしたい…
とりあえず朝は時差もあって(1時間イタリアのほうが早い)のんびり寝坊。その間にジョギングに行ったパパ、早速イタリア人のおばあちゃんにつかまり、パーキングメーターの使い方がわからないからと助けを求められたそう(爆)どう見ても地元の人に見えないのに!どこに行ってもしょっちゅう道を聞かれます(苦笑)
朝は近くのバールというか外カフェにて。雨続きで寒かったロンドンと比べて日差しが強い。右隣の席ではイタリア人のおばちゃん同士が伝票をめぐって本気のバトルを繰り広げ(私が払う!いや私が!)左隣の席にいたおっちゃんは道端の席なのにテーブルの上に携帯と車のキーを置いてプッとどこかへいってしまった。なかなか安全のようだ、ヴェローナ。
川幅はテムズ川に負けるものの、結構流れは激しめのアディジェ川。ここを渡り旧市街へ
同じヨーロッパと言っても、やはり島国イギリスと大陸ヨーロッパは違う空気感、サイズ感を毎回感じる。ローマ時代からの建造物、中世から変わらない細道に石畳、そしてそんな中でこそ映えそうなおしゃれな服がブティックに並ぶ。
ふと入った教会ではパイプオルガンの演奏というか先生と生徒がかなり本気のレッスンをしており、こんな環境でこそうまれる音楽やこんな環境で音楽ができることの素晴らしさや羨ましさでいたたまれない気持ちにもなるなど。
ローマ時代からあるエルベ広場。そしてヴェローナはロミオとジュリエットの舞台としても有名で、この広場の近くにはジュリエットの家なるものもある。とはいえ実在の人物だったか定かではないジュリエットさんの家というのもアレでして、往年の映画の衣装とか色々展示してあるらしい。結局そこには足を向けることはなく。
とりあえず向かったのはヴェローナのアリーナ、ローマ時代の円形劇場。入り口近くには観光客寄せのローマ時代の兵士がいる。劇場に向かって歩いていたらぬっと立っていたのでびっくりしてうわっ、ボンジョルノ!そのうちひとりはスパスパタバコ吸っており公式?コスプレ兵士ではなかった模様
ここは今でもなオペラの公演があったりするらしい。今はオフシーズンになり改装というか何か足場を組んで色々工事していた。昔はここでグラディエーターがライオンと闘ってたのかなぁ、過去ここを整備したときには何とは書いてなかったけど色んな「死骸」も出てきたそうな…
石段はローマ時代の時からそのままなのか、けっこう急だしツルッとしている、これは千年の歴史のなかで絶対何かを観戦中に足を滑らせて頭をかちわった人がいるに違いない・・、というか私数日前までめまいに苦しんでいたのに、こんなに三半規管を試されるところにいるとはどういうこと・・。
一番上まで登ると太ももの後ろがぞわーっとしました(笑)
見渡すと競技場の半分は汚れで真っ黒。半分きれいになっているのはケルヒャーでも使ったのかねぇなどと軽口をたたきながらも奈落の底に落ちないように恐る恐る歩いたのでした。