愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2022日本里帰り日記②:空港ついても大変だ

4月の日本里帰り。

ロシア上空を飛ぶことができないため、アラスカ上空北回り経路で15時間の空の旅でした。さすがにお尻が痛かった・・・。

JALのCAさん達は皆さん親切で、こんなに長時間申し訳ない、なんて誰のせいでもないのに(プーチンのせい)言ってくださったり、フライト自体は快適でした(お尻以外)。CAさんは逆に歩き回って仕事するから、長時間ずっと座ってるより体はなんぼか楽なそうな・・。

長時間フライトのせいか、飛行機を降りる直前にゲロっちゃう子供続発。これから小さなお子さんを連れて欧州から帰国される方、到着後もしばらくはゲロ袋は携帯しておいたほうが良さそうです。

さて、無事に飛行機を降りた後も、日本に無事に入国するには様々な関門が待ち受けています。在外邦人の間では「スタンプラリー」とも称されていた、空港内を右往左往してのさまざまな書類確認ツアー。

搭乗ゲートの待合エリアを潰して、机と係員を大量に設置し、入国前の陰性証明の確認、滞在先などの確認、再度のコロナ検査、アプリや携帯の設定が正しくされているかの確認など、様々な確認作業が行われます。

何が大変だったかって、これらの確認作業、ものすごく細分化されていて、それぞれのチェックポイントに行くのに随分空港内を右往左往しなければならなかったこと。

そして何よりギー!となったのは、チェックポイントに行くたびに、「パスポートとアプリの画面を見せてください」と同じことを何度も何度も繰り返しやらされたこと。もうね、途中で数えるのやめてしまいましたが、両手で数えきれない以上だったんじゃないだろうか・・話には聞いてましたが、もう後半は「えーまた!!」って思わず声に出してしまった。

アプリには事前に陰性証明をアップロードしたり、滞在情報を登録してあり、それが済んでいるとアプリの画面が緑色になり、それを見せればOK。と聞くと簡単に聞こえるんですが・・この緑色の画面、アプリ内に保存されている情報ではなく、アプリを起動すると、ウェブサイトに繋がり、そこで緑色が表示される仕組みになっていまして・・・。

つまり毎回アプリの情報を見せろ、と言われるたびに、アプリの画面を開き、ネット経由でウェブサイトから情報がロードされるのをちょっと待たないといけない。子供の情報も同じアプリに入っているので、子供の情報に切り替えてまたロードするのを待たないといけない。

チェックポイントから次のチェックポイントまで歩いている間に、ロードされたこれらの情報は、うまいぐあいにタイムアウトになるので、次に見せるときにはまた接続・・とまた不毛な時間が流れたのでした。あーー。

コロナの検査は、唾液を出す方式。全く役には立たなかったけど、噂通りレモンと梅干の写真が張ってありました(苦笑)

ここでも試験キットを受け取る前に個人情報の確認、キットの番号の確認などのために、いくつかのチェックポイントを通過する必要あり。仕事をしている皆さんはほぼ若い女性ばかり。すごくてきぱきとやっているので、スムーズではありました。

それにしてもすごい人数がこの為に動員されているなあ・・という印象。空港内をウロウロ歩き回って次のチェックポイントに行く間にも、進行方向を指さすためだけに立っている謎な人もいました(看板が出てるし他の通路があるわけでもなく、迷いようはなかったんだけど・・)

最後にアプリがインストールされているかの確認あり。この担当は年配のおじ(い)さんだったのですが、私の携帯(普通のPixel)を見てなぜか「あ、androidですか・・」と固まってしまい、設定画面にもなぜか行きつけず。本来イギリスからの入国の場合必要ないんですが、多分GPSとカメラの設定を確認したいんだろうな、と勝手に推測して、私がはいココとココね、と適当に見せて終了。

そういえばこのおじさん、子供がマスクしていてわからなかったのもあるとは思うけれど、160センチある子供を大人だと思っていたらしく、11歳だとわかってひっくり返るほど驚いていたのがちょっと面白かった(苦笑)

その後はコロナ検査の結果をしばらく待ちました。

結果が出ると番号が電光掲示板に表示され、陰性の場合は窓口で赤紙をもらいます。

祝陰性。

これを入管に見せてと言われたけど、無人の自動ゲートを通るよう誘導されたので特に見せる機会もなくお土産に持ち帰りました。空港が空いていたのもあり、かかった時間は1時間ちょい。心配したより、早く出れました。

イギリスにいる間も定期的にテストしてたし、これだけ入国前後何度もテストして陰性で、たぶん周囲の誰よりも確実に陰性じゃん!海外からの入国者ばかりがバイキン扱いされてるけれど、日本に帰って来て周囲の人と話していると、今までテストなど一度も受けたことがないって人も結構いたし、どうなのよ・・なんて思ってしまいました。

何はともあれ、無事に入国できて良かった。ということで、ようやく6年ぶりの日本に到着です。