愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れコペンハーゲン②鍵がない、その2

Airbnbで予約した部屋の鍵が入っているはずの電子ロッカー、開けてみたら中はからっぽ・・・。へ?と一瞬頭が真っ白に。

ホストに連絡しても、彼らもアメリカ旅行中で時差もありすぐには捕まらずに焦りました。

その後連絡のついたホスト2人、Airbnbカスタマーサービス、何かあった時にと連絡先を貰っていた彼らのアパートの隣人、そして電子ロッカーShareboxのカスタマーサービスと、計5人とテキストと電話でやり取りを続けて状況を把握。

結局ロッカーにホストが入れておいたはずの鍵は見つからず、アパートの隣人が合鍵を持っているとのことで、職場から急遽駆けつけてもらってアパートに入ることができました。到着早々ぐったり疲れた・・・。家に入るのに3時間かかったよ・・・。

でもそんな中で、ちょっと面白いなと思ったのは、やはり「世界一幸福な国」デンマークにおける、人に対する信頼度の高さ(?)だったかもしれません。

仲の良い隣人が合鍵を普段から持っていた、というのも助かったけれど、この隣人、駆け付けてくれたものの、自分のアパートのどこに合鍵をしまってあるかわからず、しばらくゴソゴソ。鍵の置き場所はガールフレンドが知っているけれど外出中で連絡とれず、彼はまたすぐに仕事に戻らないといけないし、なんなら彼女が戻ってくるまで自分の家で待っててくれてもいいよ、とのこと。いやそれより鍵を早く見つけてくれとは思ったけれど(笑)

結局ガールフレンドの帰りを待たずに無事鍵は見つかったけれど、鍵が見つかったのは他にも大量にある鍵の山の中。まさかこのアパート全部の鍵持ってるの?!と驚いたけど、まあ仲の良い人のだけね、だって。無事にアパートに入ることができ、今度はホストのアパートの中をゴソゴソして、アパート正面玄関の鍵など他に必要なものを全部見つけてくれました。

肝心のロッカーに入っていたはずの鍵は、結局どこに行ったのかわからず。ホストは鍵をちゃんとロッカーに入れたらしいのだけれど、「どうも間違った扉が開いた可能性がある」とのこと。そんなクリティカルなバグがあるの大変じゃん!と思ったけれど、隣人も一度そういうトラブルを経験したことがあったらしい。

Shareboxのカスタマーサービスにも電話したら、「じゃあこれからロッカーを一つ一つ開けるから、その中のどれかに鍵が入っていないか確認してみて」といって、遠隔で扉を全部開けてくれました。

ホストが送ってくれた鍵の写真を参考にしながら、「じゃあ1番から!」「何も入ってない」「じゃあ2番!」「・・違う鍵が入ってる」とまるでビンゴゲーム状態。って、他の人がロッカーに置いていったもの、全部開けて見ちゃってるわけなんですけれども・・。まあどこのものかもわからない鍵を盗んでもあまり良いことは無さそうだけれども、そういうところも随分信用してるというか、ユルいんだなあ、と感心(?)。

ホストは平謝りで、家の中にあるワインやビール、好きに飲んで!とのことだったけれど、結局あの鍵はどこに行ったんでせうね・・・。

ホスト曰く、デンマークは安全な国だし、多分他の民泊に泊まっている人が間違えて持っていったんだと思う、多分そこのホストが戻ってきた後で、鍵返してくれると思うから大丈夫!だって。

まあ本当に鍵を入れ忘れたのなら、私に暗証番号がわざわざ送られてくることもなかっただろうし、やっぱりShareboxのバグだったんでしょうか。でも電話したらあんなに気軽に他のロッカー開けてくれる位だから、間違って持っていくことはありえそうな気もしてきました。まあ、鍵探しはホストが帰ってきてからやってもらうことにして、とりあえず一件落着。

しかしこのお部屋が典型的なスカンジナビアーン、なインテリアでとてもとても素敵でして・・。

人の家なのであまり晒しませんが、ミッドセンチュリー風の素敵なアンティーク家具がたっぷり。そして本当にモノが少なくてスッキリしている・・・!


私が鍵を探してみんなとやり取りしている間、旦那はパッとどこかに電話をして、近場のホテルの空き部屋を見つけさっさと仮予約してくれたのだけれど、当然ながらすごく高かったので、無事にもとの部屋に泊まれて良かった・・。

Airbnbカスタマーサービスもなかなか良かったです。多分私の電話番号からアカウント情報をすぐに引っ張ってこれるようになっているようで、電話が繋がった時点で、こちらの予約状況、ホストとのやり取りまで全部把握してくれていたので、話がすごく早かった。

まずはこちらからもホストと連絡が取れるかどうかやってみる、色々無理そうだったら、別の物件をこちらで探しますから、どこかカフェかレストランに行って、とりあえずはお昼でも食べて待っていて、とのこと。飲食代も50ドルまでカバーしてくれるとのことで、ありがたくランチをいただきました。

今見るとお皿がロイヤルコペンハーゲン・・・。でもその時は旦那と子供を置いてカフェとロッカーを行ったり来たりで、皿を見るどころかランチをゆっくりたべる余裕はあんまり無かったんですが・・・、この付け合わせのポテトサラダやピクルスが、柔らかい甘酸っぱさでとても良かったです。後でレシートの写真を撮って送ったら、速攻で宿代から引いてくれた上に、後からまた電話がかかってきて、他に問題は無い?とフォローアップもしてくれました。

Airbnb、きっと他にもっと酷いトラブルもありそうだし、こういう対応は手馴れてるんでしょうけれどもね。終わりよければすべてよしです。