愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

卒業&夏休みはまだ始まらない

先週小さいさん、無事小学校を卒業しました。

4年生の新学期からイギリスの学校に編入、5年生はかなりの時間コロナで在宅学習。最終学年の6年生は、数か月の在宅学習期間はあったものの、3月に学校再開してからは学級閉鎖になることもなく、最後まで学校に通えて本当に良かった。

今年の6年生、普段なら何日も泊まり込みで行く修学旅行も中止。代わりにアスレチック施設への日帰りバス遠足。他にも卒業前のダンスパーティーは子供達のみの参加で開催されたり、子供達が作り上げたミュージカルは、講堂で集まって発表できないので、親は録画で見たり。

色々(親への)制限はあったものの、特に去年ずっと家にいたことを考えると、少なくとも子供達は、それなりに通常に近い感じで過ごせたんじゃないかと思います。

とにかく子供達がみんな元気で卒業の日を迎えられて良かった。陽性者が出ると、もう容赦なく学年閉鎖になるので、結局みんなにお別れを言う機会もないまま卒業してしまった、なんていう他の学校の話も聞くし。


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イギリスの学校では、大学以外での卒業はGraduationという言葉は使わないらしく、小学校ぐらいの卒業式は leavers assemblyと呼ばれます。卒業生、はLeavers。学校を去るもの、ってか・・・。ちょっとBrexitみも・・・(笑)

日本やアメリカの公立に通っていると、たいていそのまま地元の中学校にみんな一緒にあがる感じになると思うんですが、イギリスは公立であっても、中学校でみんなの進路が大きく分かれます。さらにイギリスの小学校は、長い子だと保育園クラスから7年間同じところに通っていた友達とお別れすることになるわけで、校庭で行われた卒業式では、結構泣いている子も。

最後はみんなで場所を移動してピクニック、お互いに制服にマジックで名前を書き合ったり・・。最近の子は携帯を持っている子も多いので、卒業後もなんだかんだいってテキストしあったりして連絡は取りあってはいるものの、もうこの子達がこの制服を着てみんなで一緒になることは無いんだなぁと思うと、親もちょっとグッと来てしまいました。

アメリカの学校からイギリスの学校に行った小さいさん。まあ言葉は同じ英語ですから特に問題なかったものの、微妙に違うスペリングや、筆記体重視の厳しいペンマンシップ、アメリカよりちょっと進んでいる算数・・と最初はそれなりに適応しないといけないこともありましたが、良く頑張りました。アメリカから来た子、というので最初からみんなに親切にしてもらったようで、結局最後までブリティッシュアクセントにはならなかったw。勉強以外にも、良い友達もできたし、新しいスポーツにチャレンジしてみたり、自分の得意なものも見えてきたりもしたし。


先日11歳になったばかり、日本だとまだ小学校5年生の夏休み中なはずの小さいさんですが、イギリスでは9月からはもう中学生。オソロシイ・・・!通うことになる公立中学校、同じ小学校から行く子供はおらず、また新しい冒険が始まります。

実は小学校を卒業した翌週から、すでに中学校主催のサマーキャンプが始まり、これから一緒に通うことになる子供達と一緒に、すでに毎日新しい中学校に登校中。ということで、夏休みがまだまだ始まらない我が家・・・。