愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

また春休み。イギリス中学校の色々な活動

気がつけばイースターで学校は2週間の休み。この間8年生になったばかりと思っていたのに、もうあと数か月でそれも終わってしまう。ヒ~!

日本だったら4月から中学1年生のはずだけれど、こちらではもう中学の2年目が終わってしまう。ナンテコッタ

中学2年目、生徒会や他の委員会もやっている子供は課外活動がなかなか忙しそうである。ただこの色々な活動、授業を抜けて就業時間中にやるので、授業に出ていない時間、結構あるんじゃないだろうかとちと心配になる。後で友達にノートを借りたりしてまあキャッチアップはしている模様。

この生徒会、結構ちゃんと(?)していて、選挙で当選して選ばれた後、半日ぐらいかけて、リーダーシップ研修を専門にやる人がわざわざ外部から来て、トレーニングをしてくれた。今は色々学校内でファンドレイジングをしたり、ニュースレターを作ったり、あとラマダンが始まったので、断食している生徒が断食あけにすぐ食べられるようなスナックを配ったり、という活動もしている。

別の委員会活動も、提携している企業の人が、定期的にきて、色々助言してくれるらしい。先日は委員会のメンバーでその会社訪問をして、色々業界の中を見せてもらったり、委員会活動の発表などをさせてもらったりと、色々良い社会勉強になっている模様。

一方、日本的な部活動は無い。昼休みや放課後にある「クラブ活動」はあるけれど、通年ひとつの活動を毎日やる、というようなのが無い。それはちょっと残念な気もする。クラブ活動の内容は毎学期変わって、どれも週に1回。子供は美術やアニメ、ディベート、ダンスなどをやっていた。学校の外でスポーツもやっているので、運動はそこで補う感じだけれど、部活が無いので、特定のスポーツの学校対抗試合などがある時は、体育の先生などが出来そうな子を集めて急作りのチームを作ったりしている。もっとちゃんとやれば強くなるんじゃないかなーとも思うのだけれど、ごくごく普通の公立中学なので、そこまでリソースは無いだろうし、先生の負担も大きいだろうし難しいところ。こういう部分、私立は充実しているんだろうなあ。

先生方は若い先生が多いのだけれど、休みの日でも、時には夜中の11時頃にも、宿題や課題をオンラインにアップロードしたりしているので、働きすぎてないかと心配になる。子供の担任もとても若い先生なのだが、朝4時起きでケントのほうから2時間ほどかけて車で通勤しているらしい。

かくゆう私はいわゆるPTA活動(こちらではParent Councilと呼ばれている)みたいなのをちょこっとしている。といっても決まった役員がいるわけでもなく、他のお母さん達4人と、時々校長先生に召集をかけられてちょっと集まって意見を言ったり、学校の色々な規則のレビューをしたり、という程度のものである。

本来だったら親がもっとファンドレージングしたり、色々学校に手助けできることはありそうだとは思うものの、学校は学校であまり色々なことに親に深入りしてほしくないふしもあるので(まあいろんな親が出てきて色々あーだこーだ言われ過ぎるのも対応に時間がかかってしまうのはわかる)今はそんな程度である。

万年資金不足人手不足だったアメリカの小学校では、何なら授業中に親がクラスのサポートに入ったり、体育や音楽、美術を教えるボランティアもあったし、意外と気軽に教室にふらっと立ち寄って何かしていく、というのが普通だったので、ちょっと肩透かしな部分もあるのだけれど、親の手を借りずとも学校が機能している、というのはまあ喜ばしいことなのでしょう。