愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子供、ピアノをやめる

あっという間にもう7月。アメリカはすでに6月から夏休みに入るので、最近はアメリカからお友達家族が何組もイギリスに旅行で訪れ、久しぶりの再会を何度も楽しむことができてうれしい限り。

一方子供の学校はなかなか終わらず。期末テストがようやく終わり、7月半ばから夏休みがようやく始まります。今は学校が終わる前の最後の2週間に修学旅行、運動会、インターナショナルデーと、いろんなイベントが山盛りで忙しい。生徒会もやっている子供は、それこそいろんな準備でさらに走り回っている模様です。中学生にもなると、本当に色々忙しくなりますな。

そんな中、子供はとうとう5歳からやっていたピアノを辞める決心をして、先日先生にお伝えしました。私もずっと音楽をやっていたので、子供には楽器を弾く楽しさや音楽を聴くだけでなく演奏する喜びも知っておいてほしいなと思ったのと、あわよくば私のフルートの伴奏してくれるまでにならないかなーなどとも思っていたので、ちょっと残念。ピアノのレッスンを始めた時は、本人が親に言われてではなく、本当に自分でやりたい意思があるかどうか、半年ぐらいかけて確認してから始めたので、まあ、そこまで嫌がらずに今まで練習もしてきたけれど、ここにきてとうとうギブアップ。

ピアノが嫌になったというよりは、子供のころ運動音痴だった私の子供とは思えない(!)のだけれど、週5でスポーツをやっており、ピアノの練習時間をとることができなくなったというのが正直なところ。そのうち週3回は40分ぐらい電車にのり、平日は夜8時から10時までの練習にも嬉々として参加しているほどのはまりよう。実は私も週3で子供と一緒に練習しているのだれど、母娘でもう寝ても覚めてもそのことばかり考える生活になってしまい、これだけ夢中になれるものが見つかったのだから、あれやこれや全部に手を出すより、それに集中するのもいいことかもしれないという結論に達したのでした。

というか、私もこの年から始めたらびっくりするほどドはまりしていて、気が付いたら体にすごい筋肉がついたのと、ウエストは5センチ減った!(コロナの時の運動不足が酷かったので、ようやく以前に戻りつつあるって感じではありますが・・・)。平日の練習は大人に混じってなので、子供にとっては年齢層の違う人たちとの交流も楽しいようです。実家のばあばなどは、この話を聞くとそんなにやってどうするの、将来そのスポーツの指導者にでもなるつもりなのか、というふうになるのですが、その先の結果が何であれ、好きなものに対して夢中になって努力できるという今の状況がある、ということが親としては子供の成長に一番大事なんじゃないかと思っているところです。

ピアノの才能は親から見て正直あるとは思わなかったんだけれど(苦笑)別にピアニストになるわけではなし、音楽を楽しむ素養はしっかり身についたと思うので、また大人になって趣味で弾きたいと思った時にいつでも戻れるようにはしたかな。考えたら私も受験だなんだで、中2でピアノ、辞めたのすっかり忘れていた・・