愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

イギリスの中学校の通信簿

イギリスの中学生、7年生も気がつけばあと数か月で終わることに気が付いて子供と一緒に震えあがっています。時が経つのが、早すぎる・・・。すでに成績表は2度、貰いました。

イギリスの中学校でもらった成績表は、なんとGCSEという11年生で受ける統一試験を今受けたら何点ぐらいとれるか、という形で評価がされていました。

つまりは・・・・わかりにくいんじゃぁぁぁ!!

11年生、日本だと高校1年生になる15~16歳が、イギリスでは義務教育の最終学年になります。

この最終学年で受ける試験がGCSE。これにパスすると義務教育終了となります。その後は、大学進学を目指すか、職業訓練学校的なところに行くかで、違うコースに行くことになります。この試験のスコアは、のちのちの進路選択にも影響するようで・・。

成績表は、11年生で試験を受けた時に期待されているスコアと、現在のスコア、という形で記載されています。

ちなみにGCSEのスコアは9段階。9が最高点だそうです。推測するに、9割以上取れたら9がもらえるのかな。4でパスだそうなので、4割取れたらギリギリ卒業可能、みたいな感じのようです。

そして子供によって、GCSEで取ることを期待されているスコアがどうも違うらしい。

しかし当然、まだまだ習っていないことが多いので、現在のスコアはとても低い。最初数字を見た時、例えば期待されているスコアは9だけど、今は2、みたいに書いてあって、えっ!成績2なの?とビックリしたけれど、そういうことでした。あああ紛らわしい!

この成績表、セカンダリースクールの勉強は全てこのGCSEを見据えてやっている、ということが非常に表れているものだと思います。美術の先生と話した時さえ、GCSEの要項にそってこういう事やああいう事をしている、というような説明をされたし。

ただしあまりに目標にしているものが先のことすぎて、今この時点のマイルストンとして大丈夫なものなのかが、いまいちピンときません。そこは面談で確認するしかないですね。今のところ面談があったのは1回。面談の後で成績表貰ったのでちょっと混乱しました。

学校によってはちゃんと学年別のマイルストンを明確にしているところもあるみたい。ただそれはそれで、子供個別の能力に合わせたものとは言い難いところもあるし、難しい・・。この時点でどのスコアがもらえるのかは、結構主観的な部分もあるっぽくって、子供の英語の先生は、7年生では3は絶対出さない、と明言しているらしいです。

まあ子供は今のところなかなか順調だし、そんなに神童的に先に進まなくてもいいから、年相応にじっくり進歩を遂げてくれればいいなとは思っていますが、教育って本当に色んな価値観、人生観を問われる選択をしないといけない。自分の中学時代とは違うことも多いし、ましてや外国だし。なかなか手探りな気分です。