愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

イギリス vs アメリカ➁ 同じ英語でも・・

11月に入り冷たい雨が降る日も増えたロンドン。今夜に至っては雨は夜更け過ぎに雪へと変わるらしいです。

雪は朝までは残っていないでしょうが、雪以上に堆積し始めている陳家ロンドン生活の思い出あれこれ。もう引っ越してきてかれこれ5ヶ月も経ってしまいました。もっとゆっくり時間よ経ってと思うものの、ものすごい勢いで時間が過ぎていきます。

ロンドン生活のあれこれ、なるべく記憶が新鮮なうちに色々記録しておきたいな、と思うものの、滞在が数ヶ月を過ぎた今となっては、最初にほへー!と思っていたカルチャーショックなあれこれが、もう日々の当たり前のことのようになってしまったりしていて、慣れって恐ろしい・・・。

さて、以前このタイトルで書いた時は2ヶ月経っての定点観測でしたが、5ヶ月経って陳家の英語はどう変わったでしょうか。

marichan.hatenablog.com

発音:特に変わらず

これは家族3人とも変わらず。学校に通い始めて一番現地に溶け込んでいる小さいさんも、まだまだアメリカンアクセント、キープのまま。担任の先生がカナダ人というのもあるかもしれないですが、これはちょっと意外でした。

でもやはり時々ごっこ遊びなどをしている時に、「イギリス人キャラクター」になるとまあ面白いほどブリティッシュアクセントになります。が、本人のアイデンティティ的にはあくまでアメリカ英語のようです。ただし学校で習ったことを説明したりする時は、多少抑揚が英国風になっていたりする時はあります。

パパも最初はとってつけたような英国風アクセントを時々使って、ラブリーなどというので私から気持ち悪がられていましたが、最近は憑き物は落ちたようで、普通に戻りました。

私は相変わらず現状維持。

使う単語:少し変わり始めた

イギリスでチップスと言うとフレンチフライのことで、ポテトチップのことはクリスプスと言うのは有名ですが、イギリス英語、発音と言うよりは使う単語がアメリカと全然違うので、最初言われた時は「??」となることも多いです。

ストローラープラム、お店のカウンターはティル。スニーカーはトレーナーだし、セーターはジャンパーです。ナンジャソリャア!!!

学校で水泳の授業があるのでスイミング・コスチューム持ってきてと言われて水泳のコスプレじゃあるまいし、と思えばそれは水着で、ファンシー・ドレスと言われたらオシャレなドレスと言う意味ではなく仮装コスチュームと言う意味。ナンデジャア!ドウシテジャア!脳がよじれる!!!と言うか、解釈間違えると危険!!

万事こんな感じなので、まずだいたい自分の使っている単語が正しいのか、別の言い方があるんじゃないか、意味は通じてるのか疑心暗鬼になることさえありました(苦笑)

ある日は子供の宿題を見ていたら、「掛け算の三の段をreviseしなさい」と書いてあって、大混乱。アメリカ英語だとreviseと言ったら改訂とか、何か修正すると言う意味で使われるのですが・・掛け算の答えを改訂なんてできないし何?!と思えば、なんとイギリス英語ではreviseを「復習」ぐらいの意味でも使うらしいのです。分かった時にはがっくり。

そして文章の終わりにつける「.」はピリオド、ではなくフルストップと呼びます。で、電報かっ!!実際にウェブアドレスを伝える時にパパは同僚に「wwwフルストップ・・・」と言われて混乱したらしい。

そして、"" クオテーションマーク、はイギリス英語では「inverted commas」。反転コンマ?子供の担任もカナダから来てまだ1年目なので、面談の時にこの話をして、言葉が色々違うよね・・と苦笑しあいました。

でも生活しているとそういう言葉もだんだん普通になってくるから面白い。まずトイレは必ずtoiletと言うようになりました。アメリカ式にはbathroomですがやっぱり用を足すだけなのに風呂場はどこ、と聞くのも変な感じさえしてきたりして・・。

エレベーターもリフト。単語によってはこっちの方が短いので経済だし言いやすいという理由で使うことが増えたものもありました。他にも色々あるかも・・時々家族であ!イギリスの言葉使ってる!とツッコミあったりしています。

書き言葉:気持ち悪い

単語は同じでも、今度は書く時にスペリングが違うことも多々あります。私のPCは、引っ越してきて時計をイギリス時間に合わせた途端、私のスペルを全部イギリス式に直し始めました。キー!

centerがcentre、colorがcolourなどはまだ可愛い方で(今まさにこの文章を打った後も、アメリカ英語のスペリングの方に赤線が引かれている!!)子供のかかりつけの小児科医を探そうと、医者のディレクトリを調べても小児科医がどこにも見つからず奮闘していたら、それはアメリカ式のスペル(pediatrician)で探していたからだったり。(イギリス式にはpaediatrician)。

ベーグルはbagelじゃなくてbeigleだったり(ヒー)、enrollmentに至ってはLが一個少なくenrolmentで誤植にしか見えなかったり。skepticalはscepticalですって?!と憤慨しても、そういうものなのだから仕方ありません。

仕事柄英語でレポートを書くのですが、会社では英国式に書くように言われました・・。とは言っても英国式がわからなすぎるので、そのまま通してしまっていますが・・・

子供は学校でかなり難しいスペリングの宿題やテストがあります。また文章は筆記体で書くように言われ、慌てて練習しました。アメリカでも3年生で習うようですが、普段使うのはブロック体。イギリスの学校ではもっと低学年から筆記体を練習して、作文も何も筆記体です。字が綺麗な子多い印象。

またノートを取る時は鉛筆ではなくてペンを使うことも多く、筆記体をマスターしてようやく「ペン・ライセンス」と言うペンを使ってノートを取っても良いお許しが出ます。小さいさんもようやくペン・ライセンスをゲットしました。何かこういうところ、やっぱりヨーロッパだなぁと思ったりも。

他にも色々ウヒョー!と思うことは色々、でも長くなったのでまた次回。まあ、こうやって色々違う!違う!と騒いだところでそういうものだし、イギリスの方が英語発祥の地だから、リスペクトしないとね、と家では話していますが、それでもやっぱり同じなようでいて色々違うアメリカ英語とイギリス英語。似たものだからこそ、違いがあると騒ぎたくなってしまう(笑)

これもイギリスに慣れていく過程の一つとして、ここに記録しておくことにしますw

では最後に

・・・このスペル、ありだったのか!!!