愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れサンディエゴ旅④サンディエゴ雑感覚書き

二泊三日のサンディエゴの印象や雑記など。

今回の旅では食に関してはハズレでした。サンディエゴのご飯が美味しくないというわけではなく、レゴランドや空港など、食事時間に観光地域にいることが多かったのが敗因。

そして初日ラホヤでランチに入ったポキのお店は、ベイエリアでは多分ありえないくらい安くて(7ドルちょっと)、お店の人の感じも良かったのですが、なぜかその後私だけお腹を壊してしまい、以降あまり食への興味が失せたのもさらなる敗因。

サンディエゴ在住経験のあるお友達に美味しいメキシコ料理屋なども教えてもらっていたのですが、駆け足の旅ではそこに到達できませんでした。次回があるならリベンジしたい、美味しいメキシコ料理。

唯一美味しかったのは、何人かにオススメされた但馬ラーメンというラーメン屋さん。レゴランドからサンディエゴに戻る道中、コンヴォイという街に寄って食べてきました。日中韓のスーパーやお店が入ったモールがたくさんある地域です。サンディエゴに数店舗あるラーメン屋さんだそうですが、ずいぶん昔からあるお店らしいので、現地在住の日本人にはおなじみのところでしょう。

なぜかアメリカのラーメンってとんこつ系が多い気がするのですが、このお店もとんこつがメイン。脂っこいラーメンを食べると吐いてしまう私は遠慮して高菜チャーハンを頼みました。チャーハンを単品で頼んだら、ラーメンとセットにすると同じ量だけど値段が安くなる、と丁寧に教えてくれたので、子供が頼んだラーメンのセットという形でお願いしました。子供用に頼んだラーメンも、量多いけど大丈夫?と確認してくれるなど接客も良かったです(3歳頃から麺類は大人の量食べる小さいさん・・)。

パパは動物性の材料を使っていないヴィーガンラーメンを頼みました。どちらも私はちょっと味見する程度でしたが、そこまでギトギトしておらず、なかなか美味しかったです。

空港が街に隣接しているのがとても便利でした。ダウンタウンにいると、石を投げたら当たるのではないかというくらいの低さで飛行機が離着陸しています。実はちょっと空港や飛行機が好きなので、迫り来る飛行機、なかなか良かったです。


写真に撮ると途端にスケールが小さく見える不思議・・

LAもサンディエゴも、やはり目に入るのは至る所ににょきにょき生えているヤシの木ですね。サンフランシスコにはそこまではないので、やはりこれを見ると南カリフォルニアに来たなあという感じがします。でもこれ、一部は携帯の電波塔がついてる偽物ツリーだったりするらしいですよ(そういう仕事を友人がやっていた)。

ラホヤなど高級住宅地は立派な家が多かったですが、ちょっと運転すると、結構道はボコボコだったり、建物も60年代風の古いものが残っていて、ひなびた感も結構ありました。でも中心からどんどん離れていくにつれて、高速沿いに垣間見える家のサイズはベイエリアよりもずいぶん大きい感じがします。また、地盤大丈夫なの?というような感じの斜面に家がポツポツ建っていたりも。なんだろう、建築法の違いだろうか。

ラホヤにはUCサンディエゴもあります。実は私の専攻で結構良いプログラムがここにあり、大学院の留学先としてこの学校を検討していました。結局ニューヨークの学校に行ったのですが、こんなのんびり暖かいところで学生生活していたら、その後どんな人生が待っていただろう。

ダウンタウンだけでも、結構高低差があります。坂の上を運転していると眼下に海がバーっと開けたり、飛行機が間近に迫ってきたり。こういうドラマチックな地形って、やっぱりいいですね。

そしてサンディエゴといえばやっぱり海軍。空港でも制服の人が結構ウロウロしていたり、軍関係者でーす、と言って乗っていた飛行機のコックピットに遊びに行ってパイロットと写真をとってもらっている人もいました。タワーに登って一望したサンディエゴの街の向こうにも、軍艦が浮かんでいるのが見えます⇧。バルボアパークで入隊前のブートキャンプをやっている人達の掛け声も、いかにも軍隊的で子供が面白がって見ていました。

不動産、ちょっと見たところ2ベッド、2バスルームのコンドで6600万円ぐらいでありました。ダウンタウンの新しめのコンドで120平米ぐらいはあるから、意外と悪くない?と思ってしまうのは、やはりベイエリアの不動産バブルの凄まじさに頭がやられてしまっている証拠かも。ここはベイエリアよりは土地に余裕がありそう、広めの物件が多かったように思いました。ダウンタウンにはものすごく古いアパートの横に大きなホテルや新しいコンドが混在していて、規模は違いますが今のオークランドを思い出させるような開発ぶりでした。

サンディエゴ、いいんだけど仕事があんまりないよね〜というのはよく聞く話です。軍関係、軍のコントラクター、後はバイオ系の大きなクラスタもあるみたいですが、シリコンバレー系の人達はオレゴンには移住しても、サンディエゴって話には確かにあんまりなりませんね。

やっぱりベイエリアに比べるとアジア人が少なく、私たちが行ったエリアでは(観光客以外は)あまり見かけませんでした。ちょっと行けばすぐメキシコ、ホテルの受付の白人のおじさんもスタッフの人と普通にスペイン語をしゃべっていました。

美味しいメキシコ料理にありつけなかったのは返す返すも残念。レゴランドでヘロヘロに疲れた後、あまり考えずに入った近場のメキシコ料理屋は、内装は綺麗だけど、ウェイトスタッフも含めお客さんがほぼ白人でした(そして美味しくなかった)。

同じ時期にサンディエゴに遊びに行った人は人がベイエリアよりフレンドリー!と言っていましたが、私の印象は半々。昔サンディエゴに住んでいた日本人の知り合いの旦那さん(白人)が、人々が自分の妻に対してだけ違う態度をとるのに気づいて憤慨、サンディエゴは住みにくい、などと話していたのを聞いていたからか、ちょっと疑いの目で見ちゃったところもあるかもしれません。

レストランのウェイトスタッフなどはフレンドリーでしたし、中には不遜な態度の人もいましたが、それがサンディエゴだからなのか、どこに行ってもそういう人はいるか。みんながみんなフレンドリーなところなんて、せいぜいカナダぐらいしかないでしょう(と、これもステレオタイプw)

なぜか車にバニティープレートをつけている人が多く、高速を走っていても色々目につきました。でも笑ったのはこれ。まさかご本人の所有?

ここのところ冷え込んで物悲しい寒さが続いていたベイエリアから行ったので、南カリフォルニアの暖かな天気は本当にホッとしました。東海岸からサンフランシスコに遊びに行っていた時には、ベイエリアの冬の穏やかさに驚いたものですが、今じゃ寒くてしょうがない・・。これで例えば南カリフォルニアに住んだりしたら、冬は寒く感じるようになるんだろうか。だんだん堪え性がなくなっている気もします(笑)。

私達が帰る日からベイエリアでは雨。でも究極の晴れ女な私、一日中雨マークだったにもかかわらず、私達の飛行機到着時刻周辺の2時間だけ、天気予報から雨マークが消えました。ふふふ。そして空港から呼んだLyftでは、リンカーンのでっかい車が来たというおまけ付きでした。