愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

カリフォルニア里帰り

イースターの休みを利用して、約9か月ぶりにカリフォルニアに里帰りした。

数か月離れただけのカリフォルニア、空が広い。何もかもがだだっ広い。空気がいい。280はガラ空き素晴らしい。久しぶりの運転は最初びびったがすぐ慣れた。

入れ違いに旅行に行くお友達の家のハウスシッティングをしつつ、シリコンバレーからイーストベイの北のほうまで、毎日縦横無尽に移動する。ちょっと友達に会いに、ランチをしに、ロンドンからケンブリッジ以上の距離もぐんぐん運転する。車があるとフリーダム度が増すなあ。

と思いきや、ベイエリアのものすごい渋滞のことをすっかり忘れていたり、ちょっとの値段でものすごい量のごはんが来ることをすっかり忘れていて、注文してからびっくりこいたり。20年近く住んでたのに数か月離れただけでいろんなことをこうも忘れるもんか。

お約束の家族飯も、久しぶりに食べると美味い。

ちょっと行けばあるダイソーや日系スーパー。車だから重い荷物を持ってウロウロする心配をしなくてもよい。こんな便利な環境に数か月前までいたことなんてすっかり忘れていた。無いならないで困らないけど、あったらあったでやはり感動する。

シリコンバレーにはやよい軒もあるのだ。ひつまむし。普通に美味しい。

子供が通っていた小学校、放課後に2日連続で顔を出した。久しぶりの再会にわーきゃー大騒ぎの子供達。この年齢だからかアメリカ人だからか、男の子も女の子も小さいさんを囲みハグしまくり、校庭で遅くまでみんなで遊んだ。私も子供もロンドンではありえない日焼け。懐かしいアラメダだが、もうここに自分の家がないのが悲しい。

引越の時って、家具がぜんぶ運ばれた後がらーんとした部屋の中で、カウチも無いので座る場所もなくて、でもお尻が勝手にそっちのほうについ向いてしまう・・という落ち着かない感覚があるけれど、それをまるで全身でやっているような変な気持ちになる。まるでロンドンになど引っ越さなかったのように、すっと昔の感覚に戻れるのに。

友達がリクエストに応えて食べたいものを色々用意してくれる、有難い。今はネットもあるしそんなに離れた感覚もないけれど、じゃあ来週も会おう、というのができないのもやっぱりちょっと悲しい。

地元に戻ったわけなので特に観光することもなく、今回はサンフランシスコなどには一歩も足を踏み入れなかった。毎日運転しては誰かに会い、食べ、運転しては食べの繰り返し。万歩計は1日2000歩弱にしかならず。こりゃー太る。実際体が重い・・・!

そんなこんなで10日間だけアメリカにワープして、また飛行機に乗ってあっという間にロンドンに帰ってきた。こっちもまた、10日間留守にしていたとは感じない、自分の日常の場になっている。飛行機の旅ってやっぱりすごいなあ。1日もかからないであっという間にまったく違う場所の違う環境に行けてしまう。そしてまたその空間と感覚に合わせて生活が続く。ってまあすごく普通で当たり前のことを書いているけれど、やっぱりなんだか不思議な感覚だ。