愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

クロアチア⑧:恐怖の塔

スプリットの旧市街は、ディオクレティアヌス帝の宮殿の遺構の上に成り立っている。

このローマ皇帝は、キリスト教を滅茶苦茶迫害したらしいのだが、彼のお墓として建てられた建物が壊され、今はそこに教会が建っている。

しかもその教会に祀られているのは、ディオクレさんに迫害されて殉教した聖者、聖ドムニウスさんだというからなんとも皮肉である。

「いやブーメラン!」と霜降り明星神も突っ込んでいる

しかしどうもキンキラキンのキリスト教教会に入ると落ち着かない私は、ここでもなんとなくモゾモゾ・・一体なんなんでしょう(苦笑)

塔にものぼる。

以前ここを訪れた友人が、登るのが怖かったと、塔のてっぺんで顔をこわばらせた写真を見せてくれたので、一体どんだけとワクワク

欧州を旅すると時々もうどれが何だったかわからくなる位大聖堂を訪れ、何百段もある階段を上ることはよくあるのだがここは60メートル、200段ちょいとのことで意外とライトウェイトである

が、御覧の通り一段一段がものすごい高い

ただしばらく行くと、階段はアップデートされていた。どうやらコロナ中に改装したらしい。昔はもっと剥がれちゃうんじゃないかというような怖い階段だったらしい。

ちょろかったよ!と写真を送ったけれど、本当に恐怖の階段じゃなくて良かった。


塔からの眺め。屋根の色が統一されているのは多分そういう法律があるから。旧市街から離れるにつれて、もう少し近代的なビルも見える。