青空市場を出て路地を歩き、旧市街もあちこち回る。
地元のチョコレート屋さん。
ギネスに載るほど大きな板チョコを作ったとか。
ラベンダーやオリーブオイルをはじめ、地元特有のユニークなフレーバーがあり、ダークチョコレートそのものも美味しかった。
色んな味の詰め合わせ板チョコは空港でも売っていたので、帰りに購入。
1937年創業の地元ベーカリー。
観光客でにぎわう旧市街で、観光客には全く媚びないビジネスをしているらしく、夏の繁忙期にぱっとお店を閉めて夏休みに入ってしまうとか。地元の人に愛されているお店。
イースターの時に食べるという甘いパン。確か名前はPincaだったと思う。
イースターの時には、このパンを買いに外に地元の人が大行列を作るそう。
すごい食べたことのある味がする。多分イタリアとかでも違う名前で似たパンを食べてそう。
魚市場にも足を運ぶ。街中にありとても小さい。
ここでもいつの時代からあるのか、石のテーブルに魚を並べて売っている。学校の理科の時間で使った懐かしい「分銅」もある!
この日はあまり魚を売っていなかったが、養殖の鯛の仲間を山盛り売っていた。目も濁っておらずとても新鮮そう。
後日また寄った時にはもっと色々いた
写真を撮らなかったがそれはそれは綺麗なエビも山盛り売っていた。
実は旧市街のこの一帯、地形の何かの関係で硫黄の匂いがとてもする。
魚市場は、そんな場所に戦略的に建てられているそう。どうも硫黄の匂いがハエを寄せ付けないらしい。確かにこの魚市場、ハエが見当たらない。そのせいかとてもとても清潔に感じた。
そんな魚市場で試食させてもらったのは、おばちゃんがつけている自家製アンチョビ。
瓶に入っているアンチョビ、スーパーで買うものは結構塩味が強いものが多いが、このアンチョビはなんともまろやかでとろけるような味がする。滅茶苦茶うまい。感動しておばちゃんにサムズアップ。
そんな様子を隣の空いたテーブルで朝からビール飲んで眺めている謎のおじちゃんもいる。
バケツに入っているのはイワシの塩漬けのよう。これを何匹頂戴、と地元の人が買いに来ていて、紙に包んで持って帰っていた。
あまりにもアンチョビが美味しかったので、ツアーが終わった後、市場に戻って一瓶買って、滞在中に宿で食べた。買いに戻った時も、おっちゃんがまだ何杯目かのビールを飲んでいた。
このアンチョビを売っているおばちゃんは本間朋晃も驚くほどのガラガラ声で、ほとんど何を言っているか聞き取れないが、サラダやピザに入れなさい、とクロアチア語で言っているのが何となくわかった。
わが家は近隣を旅する時は手荷物だけで飛行機に乗るため、イギリスにお土産として持って帰れなかったのが返す返すも残念。ここのアンチョビは一押しでおススメである。
この他にもお勧めのジェラート屋さんや、クロアチアのカフェ文化の話などを聞きながら、最後に小さなドーナツ、frituleで締め。
これもイタリアのzeppoleっぽいものだな~。クロアチアの食べ物は、前にも書いたかもしれないが既視感のあるものが多い。しかしそれだけこのエリアの食文化は色々な影響を受けているということなのでしょう。