リスボンから電車で1時間弱、古都シントラへ。
駅を出るとすでに周囲にはいい感じの高低差。山道にすぐつながるのは、なんとなく大阪の生まれ故郷を連想させたりもする。
対向車が通り過ぎるのは無理そうな細い山道をくねくねとバスで登って行って、向かったのはペーナ宮殿
子供がNetflixの旅番組で見つけてきて、行くことに決めたもの。
このカラフルさが、ちょっとディズニーっぽくて子供にも人気、なんて番組では言っていたけれど、もともと廃墟だった修道院を、19世紀に夏の離宮として改装したんだそう。比較的新しいといえば、新しい。
思えばポルトガル王室についてはあんまりというか全く知らないなあ。イギリス含め欧州各国の王室と色々親戚なのは他と同じみたいではある。
ポセイドンの息子さん、トリトンです。
修道院時代を思わせる回廊。そして美しくも、派手にはならないタイルの数々。
各部屋もとてもこぢんまりしている。このダイニングルームは、今でも国賓をもてなす場所として使われているみたい。いいなあ。
でも部屋からの眺めがいちいち素晴らしい。これは昔のトイレからの眺めですよ!
王室が王室として贅沢な暮らしを許されていた時代はもう遠い過去・・今はこうやって一般人がわーいと半ば空っぽになったスペースを物見遊山で見物しているわけだけれど、こんな天空みたいな場所で日々生活していたら、どんな気持ちだったろうな。