愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2019年クリスマス色々

メリークリスマス!

ロンドンに来て2回目のクリスマス。クリスマス当日はお店もほとんどしまり、交通機関さえすべてストップしてしまうので、一昔前の日本のお正月並みに静かになります。前日までに食材を買いこんで、1日だけだけれど、ちょっと冬ごもり感覚で過ごしました。

イブの日は私が担当してすき焼き。韓国人街ニュー・モルデンでパパがお肉や春菊などを調達、本当に何年振りかの家ですきやきしました。

イギリスでは、鶏にサルモネラの予防注射をしている卵が結構出回っているので、生卵が食べられるのが嬉しいところ(アメリカでは・・結構周囲の日本人のお友達では食べてる人いたけれど、食べ物にあたりやすい私は冒険できずw)。

もともと関西系の我が家、すき焼きは割り下を使わず、砂糖、しょうゆを直接お肉や野菜にかけて料理します。が久しぶりにやってみて、こんなに砂糖使うのか・・とちょっとビックリ。美味しかったけど。

クリスマス当日はパパが腕をふるい、チキンを照り焼き風に焼いてくれました。やはりクリスマスはターキーよりチキンのほうがいいなぁ・・あとはイチゴのショートケーキか・・。食べるのに夢中で、すき焼きもチキンも写真が全くありませんw

イブ前日には、最近良く行き来するようになったご近所の知りあいにもお招きいただいて、ワイン片手に真夜中近くまで大人も子供も盛り上がったりと、少しずつコミュニティに根差した?感覚も出てきました。

ここでは旦那さんが出張でオランダから買ってきたシュトーレンと、うちのパパがスーパーで買ってきたシュトーレンの食べ比べ大会。このボードは、なんと150年前のアンティークだそうです。

そしてクリスマス当日は、午後3時からの女王様のスピーチもしっかりチェック。

テレビの前、ちょっとこちゃっとしていますが、サンタさんが持ってきてくれたニンテンドースイッチ!まだまだサンタをがっつり信じている9歳児ですが、なんと朝2時ごろに「もう朝か」と起きてきてビビりました。

そしてクリスマスの今日は一日スイッチ三昧。ダンスのゲームを買ったので私も踊りまくって汗びっしょりになりましたw

そしてテレビの横に置いてあるカードは、サンタさんからのもの。イギリスの郵便局ロイヤルメールがやってるサービスで、サンタさんの住所に手紙を送ると、お返事のカードが来る、というものです。といっても内容も全部印刷してあるやつだけれども。

子供がサンタに書いた手紙をこっそりかすめ取り、中身(希望商品のリスト)を確認した上でこのアドレスに送ってみました。来年はフィンランドに送ってみるかな・・。

クリスマスマーケット色々

今年はあまり出向かなかったのですが、この時期になるとあちこちでオープンするクリスマスマーケット。今回楽しかったのは、ロンドン南東部ロザーハイズでのスカンジナビア系クリスマスマーケット。

このエリア、ノルウェー系とフィンランド系のルーテル教会が同じ通りにあって、そこでスカンジナビア系の食べ物やクラフトの屋台が並ぶ中規模なマーケットが立ちます。

クラフトも可愛いものが沢山あったんですが、ほぼほぼ食べ物の写真しかとっていない。

おさかなのチャウダー。寒い日だったのですがもうこれが良い匂いで・・。

ジャムとサワークリームの乗った、ワッフル。

このエリアは、ドックや埠頭に近く、海運関係でやってきたスカンジナビア諸国からのコミュニティが昔からあったようです。第二次大戦中にはノルウェー亡命政権もここに来ていたとか。

これはフィンランドのカレリアパイ!ライ麦の生地の上に乗っているのは、ご飯です。というとアレですが、ちょっと甘めに煮たライスプディングのようなもの。その上にマヨネーズと茹で卵を散らしてあるのですが、これが何かホッとする味なのです。以前作ってみたことがあるんですが、久しぶりに食べられて大満足。

こちらはトナカイの肉!パパが食べてみたんですが、感想は「うーん」だそうです。

トナカイはフィンランド語でポロ。この他にも、子供向けの面白小説やジョークの本を出版している著者の人が出店していたのですが、「この本の内容はだいたいニシンに関するジョークだね」だそうで(爆)、知られざる深淵なスカンジナビアのお笑いの世界も気になりました。

なにかとても不思議だったのですが、ここのマーケットにお店を出している人皆さん話しやすくて、売っているものの話から関係ないことまで、いつになく随分と色んな人とおしゃべりしてしまいました。なんだか良い感じの人が多かったです。

結構季節ごとにマーケットが出るらしいので、また春に行ってみたいかも。

scandimarket.co.uk

こちらはロンドン南西部にあるストロベリーヒル・ハウスというお屋敷でのクリスマスマーケット。1700年代、初代首相だったロバート・ウォルポールの息子ホレス・ウォルポールのお屋敷です。

中が随分混みあっていて、写真を撮る余裕が無かったのですが、ゴシック趣味があったというウォルポールさんが、家の内装を多少ハリボテ風ではあるのですがゴシック様式にしつらえてあるのが壮観です。

小説家だったという彼、セレンディピティという言葉を作った人でもあるんだそう。村上春樹が「小確幸」って言葉を作ったみたいな感じかいな。

こちらもイギリスの素敵なクラフトの数々が販売されていたのですが、建物自体が面白そうだったので、こちらも再訪したいところ。

そして足を延ばして、南西部の街キングストンにも行ってみました。

ここはかなり商業施設が駅前からだーっと広がっていて、そこの近くにある教会の周辺にクリスマスマーケットが出ていました。

クリスマスマーケットといえば、おなじみのホットドックグリル。そういえばクリスマスマーケット自体、ドイツが元祖というイメージがありますねえ。ソーセージに、スパイスやドライフルーツを入れて煮込んだ(?)モルドワインを片手にウロウロする・・というのも、随分お決まりになってきました。