愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

う○こ味のカレーか

イギリスの選挙も終わり、年明けにはとうとうEUともお別れが確定のようです。

初めてイギリスに短期滞在した2016年は、ちょうど国民投票EU離脱が決定した直後。まさかその後ロンドンに引っ越してくるとは思わなかったし、Brexitのゴタゴタがここまで続くとも思わなかった。引越が決まった時には、Brexitがどうなっていくのか、こうなったら徹底的に理解して見届けてみようと思ったものの、蓋を開ければ議会でのゴニョゴニョが続くばかりで、あっという間に私が情報を追うことから離脱・・。

私が街は労働党が勝利したが、子供の友達の両親は今回はLib Demに入れた、という人もいた。保守党には投票したくないが、コービンが党首の労働党に入れるのもちょっと・・と実際保護者が集まった時に話題にもなっていたので、まさにこれは「ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか、だね!」という日本の格言(違)をドヤ顔で披露したりもしたが、外国人の私がこれだけ居心地よく住めているこの場所は、イギリスの中でもやはり特殊なバブルなのであって、他の場所はずいぶん状況も違うだろう。

リベラルなバブルの中に住んでいる、という点ではサンフランシスコ・ベイエリアにいたときの感覚と似ているんだと思う。ううむ。

アメリカでも大統領選を来年に控えて色々あるけれど、民主党が今回の労働党の感じっぽくならないといいんだけどな・・とそちらも心配ではある。

1月に離脱しても、後1年は現状維持が続き、その間に色々交渉が続けられる。1月になったら自分の生活にすぐに大きな影響が・・ということにはならないだろうけれど、やはり移民や外国人という立場にとっては、居心地の悪い、物悲しい結果。

(ガーディアン紙のイラストがいちいち可愛かった。これはダウニング街10番地に住む、首相官邸ネズミ捕獲長のラリーさんである)

早速の影響があるとしたら、まずは食費が上がるんじゃないだろうかというのが一番の心配。

(投票は夜10時で締め切られる。それまでは、出口調査に基づく結果速報もないが、10時になると一気に発表される。その後実際の開票結果が少しずつ明らかになったが、保守党の圧勝は変わりなかった)

2020年は何か世の中がまたうわっと動く年になるような気がする。良い方にか、悪い方にか、これまたうぬぬ、である。