愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ベルギー旅➇ ベルギー色々覚書き

毎回恒例、旅での些細なことを諸々箇条書き。


  • 今回乗ったブリュッセル航空の機体は、レッド・デビル仕様。機体も内装も全部サッカー・ベルギー代表チーム一色だった。もちろん安全のお知らせビデオも、選手による棒読み仕様(笑)サッカー好きにはたまらんかも


  • サンフランシスコ・ベイエリアにも至るところにあったライムバイク、そして色々物議をかもした電動スクーター、ブリュッセルでも発見!
  • レストランの中には、インスタやFBのフォロワー数やいいね数を表示するアナログカウンターが置いてあるお店があった。これ Smiirlというフランスの会社のものらしい。

www.smiirl.com


  • 毎回恒例、スーパーに潜入、私は野菜の値段を、パパはビール棚をチェック。ベルギーだから当たり前だけど、ベルギービールが安くたくさん置いてあるのがいいなぁ。イギリスと比べて、他のEU諸国とも地続きだから輸入モノももっと安めかと思いきや、野菜はロンドンと比べてもそんなに安くはなかった。街の中心地にあるスーパーだったからかもしれないけど。


  • 小さい通りにギリシャ料理屋ばかりだーっと連なる場所があった。この向かい側にはサントリーニと言う店も。外観も似たような感じだったけど、これだけ連なっていると客の取り合いにならないか、どんな差別化が図られているのか、ちょっと気になったw
  • 数時間の滞在中、これまた少し気になったのがブリュッセルのホームレス問題。どこからか支給されるのか、時々すごいマットレスを担いでいるホームレスの人を見た。そしてかなり寒い中、子連れで物乞いをしている人を結構見かけたのも気になった。移民風の人達だったが、どこから来たのだろう。一方駅の前では、かなり上品な感じのおばあちゃんを車椅子に乗せて、その横で物乞いをしているベルギー人?の姿も。おばあちゃんは寒い中毛布に包まれ、完全に寝こけていて心配になった。


  • 私たちのような観光客相手をするベルギーの人が話す英語、意外にもイギリス風ではなくアメリカっぽかった。テレビを見て覚えるからかな。一方我が家はホテルのテレビで流れるフランス語吹き替えシンプソンズを楽しんだ。


  • 道を渡ろうとすると、車が、車が止まってくれる!カリフォルニアも結構歩行者優先だったが、ロンドンは車が我が物顔で曲がり角に突っ込んで来たりするし、信号の無い横断歩道でも止まってくれないので、歩行者に優しい世界、ちょっと感動した。


  • ブルージュではこの他に市庁舎の中の展示を見たり、聖血礼拝堂の中にも入った。この礼拝堂は、十字軍遠征の時に持ち帰ったという「キリストの聖なる血」が祀られている。ミサの時間に行くと、この「聖血」が入ったガラスのチューブのようなものがおごそかに祭壇に運ばれる。希望者は近寄って拝むこともできる。マイクをつけた司祭が、祭壇に立ち「これは決して観光アトラクションではありません・・」と釘をさすものの、皆「聖血」を拝もうと列をなし、またお賽銭を入れるチャリ〜ンという大きな音が、司祭がつけたマイクを伝って礼拝堂に響き渡るのは、なんとも言えない感じであった(笑)いや実際、こういう施設を維持するのにもお金は必要ですしね。


  • 公衆トイレはだいたい有料で、ヨーロッパではよくあるが、入り口にアテンドの人がいる。ブルージュの公衆トイレでは、トイレが2−3個しか無い小さいスペースに、アテンドの人と、掃除の人が待ち構えているところがあって、お客さんがトイレを使い終わるごとに、毎回掃除をしに入ると言う徹底ぶりであった。


  • ブルージュの歴史がわかる体験型アトラクション、ヒストリウムにも入ってみた。15世紀のブルージュの様子を、映像とその時代のセットがある部屋を回りながら学ぶと言うもの。カリブの海賊の徒歩版、映像付きといった感じで、画家ファン・エイクの弟子目線からのお話仕立てになっている。ヘッドセットをつけて、指示通りに歩いて行ったり映像を見る。入ったのが遅い時間だったので、参加者は我が家と、インド人のカップルだけだったが、なんとそれはパパの同僚だった。


  • 普段からお土産はほとんど買わないが、今回も買い物は何もせず、チョコレートさえ買わず、手ぶらの帰国。帰る前に空港でちょっと見れるかな、と思ったら、大晦日の空港は7時を過ぎてお店はほぼ閉店。食べるところもほとんど開いておらず、もう少しで晩御飯さえ食いっぱぐれるところだった。


  • 空港のセキュリティゲート、子供にミッキーマウスのキーホルダーをくれた。 荷物検査のおばさんはフランス語しか喋れない人だったが、中国人か?と聞くから、いいえジャポネーゼですと言うと、なぜか喜ばれ、おお、ジャパンはベリーグッドだと嬉しそうに言われた。同じ時間に東京に向かう便が出ていて、出国検査のおじさんに「あれ、日本に行かないの、なんで?!」と聞かれた。なんでと言われましても(笑)


  • 帰りの飛行機、後ろの席に子供と年の近い姉妹が座っていて、子供が座席の隙間から話しかけてあっという間に友達になった。ブリュッセル経由でテルアビブから帰って来たところだという、ロンドン在住フランス系ユダヤ人の一家。子供の会話って聞いていると面白い。名前は?何歳?どこの学校行ってるの?私の誕生日はX月なんだよ、などととりとめの無いことを話しながらお菓子を分け合ったり学校のどうでもいい出来事を話したりして、距離が縮まるのがあっという間すぎる。大人はどうしてこうはならないんだろうなぁ。


  • 前回のベニスに続き、今回の旅も、表面をさらっとなでただけの、特に触れ合わない街歩き旅であった。いわゆる「観光地」に観光しに行ったのだから、そうなってしまうのも仕方ないけれど、もうちょっと地元のことを知ったり、地元の人と交流したり、何かを体験する旅がしたいよなあ、と思ってしまう。子供が生まれる前の旅はだいたい、友達がいる場所だったり、結婚式に呼ばれて行くなど人がメインのことが多かったので、余計そう思うのかもしれない。ロンドンに住んでいる間に、ヨーロッパのいろんなところに行ってみたい!と張り切るパパだけれど、こうちょこちょこ観光地に観光に行くという行為にまだ慣れない。


  • とはいえ、初めてのベルギーは素敵なところだったし、人も親切で良かったです。ブリュッセルはほとんど見てないし、ベルギーの他の都市ももっとちゃんと見てみたいなと思った。あと、フリッツ以外のものをもっとちゃんとしっかり食べてみたい!w