去年仕事を辞め、時間が出来たので、子供が学校に行っている間に久しぶりに「お勉強」の時間を取ることにしました。
といっても学校に行くのは金もかかるし時間もかかるし教室で絶対寝るので無理〜!
でも最近は、お金を出さなくても外に出なくても、ネットでどんどん色んなことが学べる本当に良い時代になりました。
ってなことで今回はちょいと、私が取って面白かった&良かったオンラインコースを紹介します。
エドテックベンダー色々
もうこれ、4年前の記事になるんですけれど、これを初めて目にした時、これは使わない手はないでしょう!と大事にブックマークしておいたもの。
日本のサービスまではちょっと目が行きませんでしたが、海外(っていうかアメリカ)のサービス、まだ頑張っているところがほとんどです(リスト後半にあるEdufireとLearnistは消えてた)。
あとUdemyはここのところ日本にも進出してがんばってますね。
コンテンツ提供者は大学だったり、企業や専門家だったり、ユーザーが講師になったり・・とサービスによって色々ですが、それこそ神経科学、プログラミングからお料理まで、選択肢は幅広い。
受講料も無料のものも多し。お金がかかるものも数千円〜1、2万円ぐらいを一度払えばいい感じ。
色んな講座のリストを見て、うっひょー!あれもやってみたい、これもやってみたい!と興奮するなんて・・・学生時代そんな気持ちになったことがあっただろうか・・・いやない・・・。
Udacityの統計学
高校の時から思い切り「文系」で、高2で数学を完全に捨て去った私。ゆえに確率統計はいっこもさわりませんでした。
でもこの歳になってみると、本当はちゃんと取り組めば面白かったんじゃないだろうか、と思うこともしばしば。
っていうか社会に出てから、やっとけば良かった・・と悔やむことかなり大でした。
でも今更教科書見て自分で勉強してもわかるかわかんない!
そんなあなたに超オススメなのがこちら。
Udacityは大学だけでなく、GoogleやFacebookなどの企業に勤める社員なども講師になり、データサイエンスやエンジニア系のコースを提供してます。
必要な授業を何個かとり、証書をもらうコースもありますが私はとりあえず無料で取れる初心者向け記述統計と推測統計のクラスを受講。
これ、サンノゼ州立大学の監修で作られたコースなんですが、ものすごく分かりやすくてかなり感動ものでした。
数分間ずつに小分けにしたビデオで、ビジュアルと簡単な例を沢山使って統計学の概念をものすごくシンプルに教えてくれます。
モジュールごとにクイズがあり、実際に計算したりもするんですが、スプレッドシートでちゃっちゃとできるような簡単なもの。でも自分の手を動かすことで頭に入るし、統計関連のマクロの使い方も分かって良かったです。
教育コンテンツ、大事!
しかしなによりも、このクラスが良かったのは、この授業を担当しているKatie Kormanikさんのプレゼンテーションがものすごく上手だったこと。
まず声がよく通るのと、話し方にとても抑揚があって、使う言葉がものすごくシンプル。
絵や図を実際に描いて説明してくれたりもしますが、その図も大学の教室で、教授がキタナイ字でぐちゃーっと書きなぐるのと違って、ちゃんと戦略的に考えられたものがキレイに出てくるので本当にわかりやすい。
実は彼女、別に統計学の専門家ではなく、こういうオンラインコースのコンテンツを開発するのが専門の人なんだそうです(今はコンテンツ開発の自分のビジネスを始めているみたい)。
内容の監修は大学教授がやっていますが、ユーザーに届くコンテンツを作る専門家として、あくまで学ぶ側目線で話してくれたのが、素人の私にはすごく良かった。
途中、理論の話になり、10分ほど監修した大学教授が出てきて話す場面があったんですが、はっきりしない、モノトーンの声でごにょごにょもにょもにょ、ややこしいことを言い始め、とたんに理解不能に陥りましたw
大学の教授、声をもっと出すとか、はっきりシンプルな言葉でクリアに喋るとか、内容をもっと吟味するとか、もっとプレゼンのスキルをあげて欲しい・・・。
学生時代、授業が辛かったのは別に私の理解度の問題だけじゃなかったんじゃ、とこの歳になって明確になり、ちょっと安心したり残念に思ったりもしてしまいました。
分かりやすく教えてくれれば、もっとみんな、色んなことがわかるのに!勉強嫌いにも、ならなかったかも!(責任転嫁?w)
Udacityの統計学は、そんなことまで開眼させてくれた、私にとっては一番良かった授業だったのでした。
長くなったので、去年4ヶ月に渡って取っていた別のコースのことについては、また別途書きます。