愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 パトリックさん


セントパトリックスデーといえば、ずっと緑の服を着てビールを飲んで暴れる祭りだとばかり思っていました。半ば間違ってもいないんですが、もともとは聖パトリックをおまつりする宗教がらみの行事らしいしねぇ・・・。子供が生まれてからは、アイリッシュバーで飲んで騒ぐ若者を横目にやってらんないわ、なんて思っていましたが、今年は自宅でアイルランド料理を作り数家族合同でのパーティーとあいなりました。




自家製コーンビーフ。といっても缶詰に入っているコーンビーフとはちと違い、肉の塊をローストしたものです。しばらくしたらキャベツなども投入してやわらかくなるまでオーブンでじっくり。今回買い物に行く時間が無かったので、旦那がスーパーSafewayのオンラインデリバリーサービスを使って材料を調達。配達に来たアジア人の兄ちゃんに、キャベツを大量にオーダーしたことから「セントパトリックスデーの準備でしょう」とつっこまれたそうな。



この他旦那特製のラムシチュー、ネギと牛乳を混ぜたチャンプと呼ばれるマッシュポテト、お友達が持ってきてくれたアイリッシュブレッド、ブラックプディング(という名の血のソーセージ)などなど、なかなか豪華なお料理が揃いました。


飢饉と産業革命のあおりでアメリカに大量に移民してきたアイルランドの人たち、実はコーンビーフとかラムシチューとか、こんなお肉を使ったお料理を祖国で食べるなんてことはありえなかったんだとかかんとか・・・・。まあそんな話はよそに肉を貪り食い、旦那たちは懐かしいU2のビデオとかアイルランドのバンドの音楽をYouTubeでひっぱり出してはかけておりました。


なぜかセントパトリックスデーの日は緑のものを着てこないといけなくて、着てないひとはつねられる、という習慣なのですが今回その掟を守ったのはべーとーべん家一家族のみ。笑 


私も一応緑の食べ物ということで、上の写真の奥にぼんやり写っているパイを作成。これ、アボガドのクリームパイです。カリフォルニアアボガド協会のウェブサイトに載っていたのを、このブログをやっている人が見つけて作り、そのエントリーを私がたまに読んでいるこのキッチンサイトがまた見つけて紹介していたのを見つけた・・と回りくどい方法で見つけたレシピですが、これが異様に簡単。


よく熟れたアボガド2個とレモンジュース半カップをミキサーで混ぜた上にコンデンスミルク1缶(14オンス)をぶちこみさらに混ぜ、クリーミーになったのを出来合いのグラハムクラッカーのパイ生地に流し込み冷蔵庫で1時間冷やす。以上。



コンデンスミルクの缶に砂糖が入ってるから計量する必要が全く無し、でも同時に甘さが調節できないのでちょっと甘めでしたが、レモンとアボガドのフルーティーな味がする不思議な感じです。