愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れおギリシャ旅⑰クレタ島の美味しいもの集

ハニアで食べた美味しいものを一挙公開、ほぼ羅列集です。

イーロ、ピタサンドの店 Ο Κώστας

アイオス・ニコラオス教会の前にはスプランツィア広場という、都内の住宅地にある猫の額ほどの公園のような広さの広場があり、そこを囲んで地元の親父達が集うカフェやバー、ベーカリーなどがある。この店も広場を囲んだ中にあるそんな店のひとつで、気軽に食べられるピタサンドイッチやスブラキが出てくる。食べていると猫も寄ってくる。

クレタ島で初めて食べた、クレタ島のダコス。そのまま食べると歯が割れるような硬い硬い麦のパンの上に、トマトやフェタチーズなどが載っている(こちらで再現してみました)

英語だとgyroと書いてジャイロ、ギロなどと呼ぶけれど、ギリシャではイーロと言う。日本でもトルコの「ケバブ屋」屋台で出てくる肉の塊をそいでサンドイッチにしてくれる、例のアレ(あれはケバブではないんだが)。肉は塊ではなく、薄切りの肉を串にどんどん刺してああいう大きな塊にしてある。それを大きなナイフまたは小さなチェーンソーみたいなのでガーガー削いでくれる。普通に美味しい。

店の中ではピットに何かの肉の塊を刺してぐるぐる焼いていた、それをわー!と家族で見に行ったら店の親父が子供をキッチンに招き入れて、親父と子供と肉とで記念撮影させてくれた。親父と肉と子供。特に希望した構図ではなかったが良いものが撮れた。

忘れられないブガチャの店 Mpougatsa Iordanis

できれば通いたかった、今でも夢にまで見る、どうしてもアメリカでは手に入らない、できるものならまた食べたい、と思い出すのがこのギリシャのチーズパイ「ブガチャ」。テッサロニキが本場らしい。

ちょっとカスタードのようなチーズが入ったパイ、朝ご飯にコーヒーと食べるこのパイは、皮がパリッカリッとしていて、フィリングも甘さ控えめ。必ずしもどこでも売っているわけではなく、こういう専門店で食べるのが一番良い。

アテネには「インスタ映えするブガチャを出す店」があって、そこのはクリームが容器に入っている上にパリパリのクロワッサンが載せてある。インスタ映えするというより、インスタで人気に火がついたというべきか)

お店のおばちゃんが、出来立てを奥から持ってきてくれる。ギリシャでは、概してどこでもパイ的なペイストリーが超絶に美味かった。ブガチャに限らず、アメリカにもよくあるスパナコピタ(ほうれん草のパイ)も比べものにならないほど良かった。

フィロという薄い生地を使っているのだけれど、アメリカで食べるのは紙のように薄くてパリパリ(時にはシナシナ)なのに対して、こちらの(こちらの?ギリシャの)ものは以外と食感は質実剛健、そこまで薄くない。しかし焼き方が絶妙なのか、パリカリ感が半端ない。ちょっとそこらへんの店で冷めたのを買ってもそうだった。こればかりはギリシャから戻ってからはお目にかかっていない。

フィロ生地はこちらでも普通にスーパーで売ってはいるが、自作することも考えるか・・・。

Αρχική - Μπουγάτσα Ιορδάνης, Χανιά, Κρήτη, Ελλάδα - Bougatsa Iordanis, Chania, Crete, Greece

通ったシーフードレストラン Το Μαριδάκι

通ったと言っても1週間ほどの滞在の間に2度行ったのだけれど、リピしたお店。

内装も可愛いモダンな感じのこじんまりした店では、その時とれたシーフードを料理してくれる。基本ギリシャ料理だが、少しイタリア風な部分もあった感じがする。お店のおっちゃんもイタリア人の観光客にはイタリア語で対応していた。

ギリシャでやっぱり美味し嬉しかったのはやはりタコ。グリルして、オリーブオイルとレモンで食べる。

ウツボフリット。あのすごい顔の魚は、以外とあっさりしていて美味しい。

デザートとウーゾがおまけについてくる。2度ともパンナコッタだったが美味しくて完食。どこに行ってもこんな感じで無料デザートがつくので、せっかくデザートメニューがあっても試す機会がなかった。

ギリシャで観光客を相手にしているギリシャ人は基本英語で話してくれるが、「エスファリト(ありがとう)」とギリシャ語でいうと、ちょっとドヤ顔で「パラカノ(どういたしまして的な)」と返してくれる人と、いきなりガイジンにギリシャ語でありがとうと言われて切り替えられずに英語で通したり「ウム」で終わる人の二種類いた。この店のおっちゃんは2日に渡ってギリシャ語を使ってみたものの、後者であった。笑(日本でも観光客に英語で対応していたら急にアリガト、と言われてどっちで返事するべきか一瞬迷うことはありそう)

若いフランス人の女の子二人組が、今時珍しくテーブルで絵葉書を書いていたり、家族連れでアメリカのB級俳優もきていた(テレビっ子の旦那が気づいたが今聞いてもそれが誰だったか思い出せない程度のB級らしい)。

港近くのシーフードの店 Faka

ハニアの港に面した店は、どちらかというと眺めがメインのメニューもお値段も超観光客向けの店が多くて、なんとなく入ったら負け、的な気分がして寄り付かなかったが、港から一本入ったところの店でこんなものを見つけたら入らずにはいられない。


と言って頼んだのはタコではなくウニ。アテネで食べたものと同様、日本のものとは少し違う、とろっとはしていない、磯の香りがとても強い。

グリークサラダ、タラマサラタと軽めの夕食を。

この店、どうも映画のロケ地になったらしい。購読しているid:DaysLikeMosaicさんの映画ブログを読んでいたら、登場人物が偽造パスポートを受け取ったカフェ、のロケ地として登場していた!

dayslikemosaic.hateblo.jp

お店に芸能人のサイン色紙は見かけなかったけれど、メインのレストランと、道路を挟んだところの駐車場の前にちょっとアウトドアの席が用意されており、ギリシャ音楽の生演奏を聞きながら、狭い通路に車がどんどん突っ込む様を見ながら料理を楽しめます。

お店のページはこちら

カフェで郷土料理

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クレタ島にいるので、クレタ料理を食べに行こう!と思わなくても普通にカフェで地元の料理が出てくる。これは燻製の豚肉と、カタツムリ。これは私が風邪ひいて寝込んだ時に旦那と子供がスプランツィア広場で食べたもので私はいただいていないのだけれど、まあ貝の様なサザエのような、らしい。

この他にもこのカフェではなぜか中華メニューが数品あって、子供が変な焼きそばを喜んで食べたらしい。

ヨットクラブのカフェ

港で涼をとるなら、地元のヨットクラブについているカフェも乙。なんの変哲も無いカフェだけれど、地元の子供達がヨットの稽古をする様子が見えます。港の中を、おもちゃのような小舟に一人で乗ってぐるぐる回る姿は可愛らしい。