愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 盆暮れ正月


今年の旧正月は奇しくも2月14日のバレンタインデー。しかも週末。オリンピックの開会式もそれくらいにあったし(あんまり関係ないけど)、中華世界では盆暮れ正月がいっぺんに来たような感じ?!


お正月の迎え方は、日本同様家族や地域によって違うと思いますが、陳家は大晦日と、旧正月の2日間にわたって家族が大集合します。たいてい大晦日は両親の家に集合。パパが手料理をふるまってくれます。そして旧正月に最初に食べるのは、なぜかベジタリアン料理。お肉を食べません。これは香港のというよりは陳家だけの習わしっぽい?昔おじいちゃんたちが仏教徒だったころの名残りかもね。晩ご飯はレストランに行ったりもします。イベントごとに飲茶だ、中華料理屋だと外食するのは、とにかくレストランが鬼のように混みまくるので、実はあんまり好きじゃないんですが・・・。家でのんびり、家族でゆっくり話しながらご飯食べる方がなんぼか好きです。


もちろんお年玉も用意。チャイニーズの人口が多いベイエリアなので、銀行に行くと無料で銀行のロゴの入った赤いお年玉袋をわけてくれます。北京語では紅包(ほんばお)ですが、広東語では利是包。台山なまりではれいしっぽーと言います。包むのは本当に5ドルとかなんですが、ぱりっとしたお札も用意しないといけません。そして結婚すると、独身の人にあげないといけないので、私たちより稼いでいる年上のいとこに私たちがお年玉をあげるという、なんか納得いかないシチュエーションも・・・・(苦笑)


今年はLAから姪っ子と義理姉も参加。まだまだ赤ちゃんだと思っていた姪っ子も、もう・・5歳?女の子ってやっぱりおしゃまといか、結構生意気というか、いっぱしの口を叩くのでとても面白いです。お腹に小さいいとこがいるんだよ、といっても「ほんとに赤ちゃんいるの?赤ちゃんがいるならお腹もっと大きいはずだよ!赤ちゃんがいるふりしてるだけじゃないの?」だと。笑。バレンタインだからとキッチンペーパーにハートの絵をいっぱい描いてプレゼントしてくれたり、公園でお花をつんできてくれたり、あー、あんたあんなに小さい赤ちゃんだったのにねぇ。こんなに色々コミュニケーションできるようになるとは、時のたつのは早い・・・。一緒にこっそりお菓子を見つけて食べてみたり、楽しいひととき。


旧正月には餃子・・・というのも、陳家では実はやりません。これってやっぱり北方のほうの文化なのかしら。でも、銭衝さんのオイシソウな餃子の写真を見たらこれはうちも!という気になったので、ちょいと作ってみました。陳家の餃子は、旦那の家のレシピをベースに私が適当にアレンジしたもので、豚肉はかたまりを買ってきて、家でフードプロセッサーでミンチにします。あとはたいてい有り合わせのものを入れるんですが、しょうが、にんにく、ねぎやニラ、あればチンゲン菜とか緑のもの、それからクワイの水煮。これを入れると歯ごたえがさくさくして美味しいです。味付けも適当に塩コショウ、醤油にごま油。そして今回は、三鷹のハルピン餃子を思い出して、五香粉をちょっと混ぜてみたら、独特の味になりました。


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普段は水餃子が多いですが今回は焼き餃子。でも底をかりっ、ぱりっとやるのがなかなかマスターできてません。銭衝さんにアドバイスいただいて、とにかくこげる〜!というところまでぎりぎり我慢する、というのはわかりました。でもまだ我慢が足りない〜。修行します。


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旧正月当日は、今年で二人だけで迎えるバレンタインも最後だし、ということで家族飯をぶっち!旦那と二人で過ごしました。午前中はマーシャルアーツの稽古に出かけていた旦那、汗だくで帰ってきたと思ったら、こんなお花を買って帰ってきてくれた。わーい。アメリカではバレンタインは男の人が女の人にお花を買ってあげたり素敵なディナーに連れていってくれたりする日です(笑)


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ディナーは以前お友達の誕生日で行ったことのある、メキシコ料理やさんにしてはちょっとハイエンドなところに行ってみました。最近一度にたくさん食べられない〜、といいながらもがっつり色々といただいたところ、お腹がくまのプーさんみたいになって、歩いて坂を登るのが大変でした。


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でも来年は3人でのバレンタイン。もうこれからは何でも3人になるのかー。でもバレンタインや結婚記念は、子供預けて二人ででかけられるといいな。