愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

中華新年・カリフォルニアツアー・麦ワイン (長いよ)

恭喜発財(ごんへいふぁっちょい〜)!今年の旧正月はちょうど日曜日。そして今年は60年に一度の「金の豚(中国の干支では亥年は猪年=イノシシじゃなくて、豚ちゃんなのです)」の年。この年に生まれた赤ちゃんは一生金持ちなんだそうです。本当か?!中華街では爆竹がばりばり鳴り響き、日本の獅子舞同様、ライオンダンスの一行がだんだかどんどこ鐘と太鼓にあわせて店先で舞って商売繁盛無病息災を祈ります(ライオンダンスは地元のカンフー学校の子供たちがやります)。普段からごみごみしている中華街ですが、これからしばらく続くこの喧騒は、またちょっと一味違った感じでとても好きです。改めまして、今年もよろしくお願いします(笑)


陳家の新年は、まずはケースに入った砂糖漬けのレンコンなどをいただきます。あとなぜかいつも、日本のゼリーの駄菓子も。そして、ハーシーズの金の包み紙のチョコレート。これは金塊をイメージしているのだ。あと、必ずみかんなどのかんきつ類をお土産に買っていきます。この時期、中華料理店やチャイニーズ関連のお店の店先には、紅包(お年玉袋みたいなもの)をたくさん吊り下げたみかんの木の鉢植えを置いているところもたくさんあります。


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新年最初の食事は、いつも精進料理です。これは中国の家庭の伝統というよりは、ママのおじいちゃんが仏教徒だったため、その名残りのようです。元シェフのパパが作る、マッシュルーム、湯葉や髪菜と呼ばれる海草を使ったスープ、春雨、厚揚げ、たけのこなどの炒め煮、サヤエンドウ、そして食感がアワビそっくりのマッシュルームの炒め物などでお昼ご飯。デザートは、ママ手作りの小豆入り米粉で作ったケーキ。見た目は普通のケーキなんだけど、これがモチモチしていておいしい!!


そして旧正月の今日はちょうど自転車レース、ツアーオブカリフォルニアの初日でもありました。1週間ぐらいかけてカリフォルニアを縦断する自転車レースの初日は、プロローグということで、市内で個人のタイムトライアルのレース。エンバーカデロから出発して、コイトタワーのあるテレグラフヒルを走り抜ける、3キロちょっとのコースです。


私は自転車は市内での移動手段(おかげで坂にも強くなったよ・・・)として使ったり、たまにマリン郡まで行ったりする程度だし、特にレースを追ったり普段からしているわけではないですが、実家の弟も、我が家の旦那も、そして兄貴もみんな、それなりにバイク小僧だったもので、自転車というとやっぱりおおっ!となってしまいます(笑)


スタート地点のところには、各国のチームのトレイラーバスみたいなのが並び、選手がスタート前のウォーミングアップ中。選手と観客はちょっとした柵で分けられていますが、有名な選手の前には、結構な数のカメラ小僧が集まっていて、ちょっと動物園の人気動物みたい(笑)


やっぱり一番人気な動物は、アメリカ産のらいぷはいまーさんでした(笑)


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写真で見るよりちょっと怖い顔!集中してたのかも。


こちらはちゃんぴよんのジャージをきたイタリヤのぱおろべってぃーにさん。


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Crédit Agricoleというおフランスのチーム。ほほほ〜んと何かフランス語でしゃべってた。


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結構選手がふらふらしてたけど、どう見ても中学生か高校生ぐらいのお子さんな選手もいた。


スタート地点はぎうぎう、選手はぴゅーっとあっという間に行ってしまうー。CSCチームのどなたかです。


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選手が出ると、そのあとをチームの車がぶーっと後を追って併走。有名な選手になると、テレビカメラを積んだバイクやら、白バイも出てものものしい。


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ゴール地点はコイトタワー。たまにジョギングで駆け上がったりしますが、起伏って自転車で走るほうがもろに感じて辛いはず・・・。こちらもぎうぎう。


ゴール地点に近いテレビカメラのおっちゃんの後ろで応援


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Priority Healthチームのどなたか


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ベッティーニさんがやってくるとパオロ!パオロ!コールが




ベッティーニさん登場。あんまり早くなかったかも・・・。



レースが終わると、観客の間を「ちょっとごめんなんしょ」って感じで降りて帰っていきました。


でもプロローグの1位をとったのはアメリカのスタア、ライプハイマーさん。一番最後に登場して、4分48秒でゴール。観客大喜び。


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リーヴァイ、ヤッタゼ!!観客は「俺も自転車乗りだぜ!」みたいなジャージ着た人もたくさん。


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即効でインタビューとかしてましたが、テレビカメラに報道のカメラがどわーっと取り囲んで、しばらく身動きできず。ヒンカピーさんにもらったアドバイスが良かったとおっしゃっておりました。私はなんとなく、ヒンカピーさんを応援してるんだけどなぁ・・・


レース後も彼だけものものしい警察の護衛付きで、他の選手とは別ルートで帰っていきました。セレブか!!ここしばらく自転車に乗ってなかったのだけど、ぴたぴたジャージで爆走するお兄ちゃんたちを見ていたら、クリスマスに兄貴が組み立ててくれたバイク、整備して乗らなきゃ!とちょっとだけインスパイアされたのでした。


夜は友人たちとダイヴ・バー(きったない、ぼろっとしたバーのことを英語でこう呼ぶ)へ。ハイトにあるこのバー、100種類のビールがある有名なところ。今期間限定で、麦ワインフェスティバルをやっています。麦ワイン(Barley Wine)はビールっぽいんだけど、ビールよりもアルコール分が7〜11%とだいぶ高いのです。小さいグラスで40種類ぐらい頼めて、友人7人と飲み続けました。種類が多すぎるので、番号でオーダーして、この紙の上にのっけます。


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お腹がすいたら、隣にあるソーセージ屋さんで、ノースリーブ、わき毛ぼうぼうのお姉ちゃんから兎や鹿肉でできたソーセージのホットドックを買って、バーに持ち込み、麦ワインと一緒にかぶりつくのも良し。わーわー、ぎゃおぎゃおうるさいバーで、たまたまトイレの列に一緒に並んだ身長2メートルの南アフリカ出身のお兄ちゃんも仲間に引きずり込み、さらに飲む。今回初対面の友人の同僚カップルともおバカ話で盛り上がり、2メートルの兄ちゃんは美人でシングルの友人Lちゃんの電話番号もゲットして、みんな気持ちよーく帰宅、旧正月の一日はふけていったのでした。


麦ワインフェスティバルは、2月24日までやってるそうです。オススメ。

http://www.toronado.com/