愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 オボエガキ


最近見た映画のおぼえがき。


Walk Hard: The Dewey Cox Story

Walk Hard: The Dewey Cox Story (Snys)

Walk Hard: The Dewey Cox Story (Snys)

大好きなおばかコメディアン、ウィル・ファレルと競演して以来、私の中ではおばか映画役者という位置づけになってしまった、ジョン・C・ライリーさん。ドゥーイー・コックスという架空のミュージシャンの一生を描いたおばか映画。ジョニー・キャッシュとか、エルビスとか、レイチャールズといったミュージシャンの人生をごちゃ混ぜにしてパロディにした感じ。主人公の彼だけじゃなくて、すべてのシチュエーションがおばかなのがナイス。腹を抱えてというよりは、くすくす笑える映画。懐かしいSNLのキャストメンバーもたくさん出ているのも良い。Walk Hardの歌が頭から離れない。彼とウィル・ファレルが主演した新しいおばか映画Step Brothersも見たいなあ。写真はサントラ。


バベットの晩餐会

バベットの晩餐会 [DVD]

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おばか映画のほかに、食べ物がメインの映画やストーリーが好きな陳家。ずっと見たかったんだけど、見るのがもったいない気がして、実は8年ぐらい、見るのを控えていたこの映画。デンマークの本当に何もない漁村に、革命から逃れてやってきたフランス人のバベットさん。キリスト教布教活動に一生をささげている老姉妹のメイドとして雇われる。漁村の人たちの慎まし過ぎるほど慎ましやかな生活ぶりといったら。そしてそんな中に溶け込んで、十数年生活をともにしてきたバベットさんが、たった一度だけみんなに振舞う豪勢なフランス料理・・・。料理がメインぽい映画だけど、小さな出会い、人との縁を胸に、人間は生きていくものなんだな・・・と静かに思う映画。でもやっぱりこの映画を見た後は、ちょっとおフランス料理が食べたくなる。


Mi Familia

ミ・ファミリア【字幕版】 [VHS]

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食べ物映画のほかに、陳家が弱いのが移民モノの映画。これは移民2世のところに嫁に行った私が勝手におセンチになってるだけかもしれないけれど、色々な背景があって自分の国や土地を捨ててアメリカにやってきた両親。苦労して家を建て、子供たちを育てていく。一方でアメリカで生まれ育った子供たちは子供たちで、それぞれの問題があったり・・・。そういう構図にちと弱い。でも年取って、「色々あったけど、楽しくてすばらしい人生だよね」と夫婦で言えるのはどんなに謙虚で幸せなことか。


Kaante

移民映画のほかに、ついつい見てしまうのがインド映画。しかしパクリが多いのもインド映画。これはなんとレザボア・ドッグスのパクリ。旦那によると、「ユージュアル・サスペクツ」のパクリも入ってるんだって。ロケーションやカメラワークも含めて・・。強盗をするのはインド人の6人組、でも舞台はなぜかLA。しかしこの中にお巡りさんが混じってるというのでてんやわんやの大騒ぎ、というお話(違?)。一応ハードボイルド的設定にしていて、アミタブ・バッチャンとかサンジェイ・ダットとかスターが勢ぞろいしているんだけれど、やっぱり無理やり映画の途中途中で歌と踊りが差し込まれるのはいかがかと・・・♪一体何がおきるのか、おお、神様〜♪♪銀行襲って爆弾どかーん!♪ みたいな。話もなんだか尻切れトンボで、2時間半ぐらいある映画なのにこの終わり方は何だよ!、なトホホな仕上がりっぷり。続編を検討中との話もあるらしいが・・みんなで撃ち合っちゃったのに、どうするの?