エジプト旅行記、まだ終わっていませんでした・・・。ええ、まだまだ全然(笑)
エジプトに持っていってとても重宝したのが、この「指差しアラビア語」の本。アラビア語と日本語、そして色々な絵が載っていて、旅行するのに必要な基本的な言葉は大体載っています。しゃべれなかったら、絵を指差せばOK(実際は指差すより、音読してましたが)。
- 作者: 伊藤由起
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2002/10/26
- メディア: 単行本
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旅行者がかかわることになるエジプトの人たちは、大体ホテルやお店の人、モスクなどの観光地の人、そしてタクシーの運転手。観光に携わっている人たちは、それなりに英語が話せるけれど、やっぱりせっかくエジプトにいるのだから、アラビア語でも交流できたら楽しいし・・・、それで何とか値段交渉も有利になるかもしれない?!なんて期待を胸に、この本を活用しました。
これが結構正解!カフェに行って、旦那は英語でマンゴジュース下さい、と頼んだので、私はこの本をひっぱりだして「私もマンガ下さい!(アラビア語でマンゴーのこと)」といったらオーダーを取っていたおじちゃんにっこり。旦那には「マンゴジュースだよ」と持ってきてくれたけど、私にはにっこり笑って「はい、マンガね!!」ついでに「どこから来たの?ジャバン?エジプトへようこそ!」だって。ちょっとのことだけど、得した気分になりました。
そして一番コミュニケーションが必要だったのが、タクシーの運転手。エジプトでタクシーに乗るときは、必ず値段交渉が必要なのです。タクシーの運ちゃん、観光客はいいカモなので、こっちがタクシーを必要としないときでも、私達を見ると必ずぷっぷーとクラクションを鳴らしてタクシーいらんか、と聞いてきます。なので基本的には、買い手市場。タクシーを見つけたら、窓越しに運ちゃんに行きたい場所を行って、値段交渉。「5ギネー(エジプトポンドのこと)?」「10!」「ガーリガーリ(高い高い!)8!」というように数字を言い合って、あっちが折れるまで待ちます。中には観光客だからと思ってものすごい値段をふっかけてきて、こっちが交渉すると切れて行っちゃう親父もいましたが、それはあっちの負けですから気にしない。1台と交渉していると、私達の周りを他のタクシーが2-3台はずらっととり囲む感じだったので、タクシーの間を行ったり来たりして交渉。最初はこれ、すごくいやだったのですが、たまに相場よりも低い値段でOKしてくれる正直者のおじちゃんもいたりして、慣れると面白かったです。(写真左の黒い車が、エジプトのタクシー)
結局旅行者だから、現地の人と交流する機会なんてほとんど無いけど、たわいの無い話だけれどタクシーの運転手さんと一番話しをしたかもしれません。大体「どこから来た?」「ジャパーン(なるべくアメリカ人とばれないよう、そしておぢちゃんと話しやすいようににカタコトで)」「おー、じゃばんか。いいところだ。ナイスカーたくさん。(そこらへんを走ってる車を指差して)スズキ?イエス?ヒョンデ?イエス?」「ノー、ヒョンデはコリアンだよ」「(非常に驚愕して)えっそうなのか!コリア?ノーじゃばん?」おじちゃん、韓国車も日本車だとずっと思っていたらしい。運転しながらしばらく小さく「コリア・・・コリア・・・」とつぶやいていました(笑)最後にまた指差し手帳を引っ張りだして「お休みなさい!良い夜を!」とアラビア語で言うと、「ははは、おじさん英語わかるよ。グッドナイト!」
エジプトで外国人に話しかけてくるのは、大体客引きとか、何か下心がある人たちが多いけど、たまにこういう普通のいい人たちに会えると、すごく嬉しかったりするのでした。