愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 エジプト22:メンフィスへ

エジプトで後悔したことは2つあるのですが、そのうちのひとつは、初めてツアーに参加してしまったこと。メンフィスやピラミッドは郊外にあって、ちょっと遠いのだけれど、今思えばタクシーの親父と交渉したりするのは面倒くさいけれど、ツアーで行くより1日タクシーを借り切って自分たちで行けばよかった。しかし暑いしだんだん面倒になってきて、ヒルトンホテルで「アメリカンエキスプレスが主催している」ツアーがあったので、午前中はメンフィスへ、午後はピラミッドに行くツアーに申し込んでしまったのでした。


まずは午前の部。日傘をさしてものっすごく厚化粧、ちょっと富永一郎似というエジプト人のおばちゃんがガイドでした(怖)しゃべる声はめっちゃ可愛いんですが。他のガイコク人観光客とマイクロバスに乗り(イギリス人の老夫婦か何かと一緒だった)、屈折ピラミッドがあるサカラと、メンフィスへ。


ツアーで行くと、運転は気にしなくていいし、色々説明してくれるのはいいんですが、何しろ時間が足りない!とりあえず写真撮る時間あればいいでしょ、みたいな感じで、どこも15分づつぐらいしか見れなかったような気がする。写真撮りに(だけ)来てるわけじゃないのに・・・。ツアーの必然とはいえ、ここまでせかされるとは思わなかったので、これは失敗でした。


サカラの屈折ピラミッドを見て、さらにメンフィスに行き、有名な寝転がっている大きなファラオの像をのぞく。


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中には綺麗なレリーフが。エジプトの壁画とかって、みんな横を向いて同じに見えるんだけど、よく見るとかなり精巧で、色も綺麗。色はだいぶはげてしまっているのに、むき出して置いてあるのは何なのですが。


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屈折ピラミッド


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ラクダはあくまで観光客の乗り物・・・明治村で人力車に乗るみたいな。観光地以外にはおりません。


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暑いよ〜


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メンフィスの、有名な。足の筋肉が格好いいです。


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外にはこんなのが、神社の灯篭や狛犬のようにごろごろしていました。観光警察のおっちゃんが、「後ろも見てごらんヒエログラフがあるから」と手招きしてくれるのですが、「俺と一緒に写真をとろう」とも何度も言われました。結構断ったけど(笑)カイロでは観光警察官の写真とるだけで怒られたのになぁ。いわれるままに写真なんか撮ったら、またバクシーシ(喜捨)攻撃されるのではないかと、エジプトでは結構疑心暗鬼でした(笑)


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わんこ


観光にあまり時間をとらない代わりに、ツアーの時間の多くを費やしたのが「お土産屋さん訪問」。午前中に連れて行かれたのは郊外にある「カーペット学校」。カーペット屋じゃなくて、学校!なぜかというと、カーペットを作ってるのが子供だから。「コドモたちはここでカーペットの製作技術を学ンデイマス」などといっていたけど、まあ結局は児童労働ですなこれは・・・。写真も撮っちゃだめ、みたいなことを最初に言われたし。ここでコドモ(小学生ぐらいの子から高校生ぐらいの子まで、数人ちらほらといた)がカーペットを作る様子を披露され、その後お茶をもらって、「展示室(兼販売場)」に2−30分ほど置かれました。その間にガイドのおばちゃんはぷっとどっかに行っちゃうの。一緒に行った老夫婦もあまり買い物をする気がなかったようで、みんなで外に広がるのどかな田園風景を眺めたりしながら、ぼーっとした時間を過ごしました。


Suburbian Giza


旦那のフィルムカメラから