愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 不思議なバス


観光地にもほど近い我が家。近所を地図片手にウロウロしている外国人観光客(特に夏の間は霧深くて恐ろしく寒いことを知らずに軽装でやってきて、あわててお土産屋でアイラブサンフランシスコと書いてあるフリースを買って着るのですぐわかる)や、中国語や韓国語のロゴがついた大型観光バス、サンフランシスコの急激な坂道で赤信号につかまってしまい、坂道発進に四苦八苦している他州のナンバープレートをつけた車などを見ることは日常茶飯事です。


が、ある日大通りをものすごく変なバスが走っているのを目撃。一瞬のことでよく判らなかったのだけれど、かなり大型の赤い観光バス、バスの後半部分にホテルのような小さな窓が無数についている・・・・!これ、飾り?何かホテルの宣伝か何かも兼ねてるのか?でも車体に書いてあったホテル名を覚える前に走り去っていってしまったバス・・・


それからほぼ1ヵ月後の今朝、Civic Centerに止まっているのを発見!急いでいたので写真を撮れなかったのが悔やまれますが、ホテル名をしっかり覚えて後で調べてみたところ・・・・


なんぞこれ!



(バス会社のウェブサイトの写真)

Rotel Toursというドイツの旅行会社がやっているDas Rollendeホテルという、バスとホテルが一体化したものらしい!!私が見たバスはもう少し巨大だったのですが、会社のウェブサイトに行くとヨーロッパからアフリカからアジアから、世界各地でこのバスを走らせているようです。中には普通の観光バスの後ろにホテル部分を連結させて、まるで巨大キャンピングカーの様相なところも。このままサファリにいっちゃったり、中には水陸両用のバス兼ホテルなんていうのも。こりゃ面白い!!!


会社のサイトによると、アメリカ国内でもこのバスを使って色んなツアーがあるみたいで、このバスの中で朝食やディナーも出すんだとか。どの国のツアーを見ても、ほぼ1ヶ月かけて色々まわるものばかり。西海岸のツアーは、サンフランシスコからはじめてヨセミテやらグランドキャニオン、サンディエゴからメキシコまで足を伸ばすものがあったり、逆にLAから初めてカナダまで行っちゃうものもあったり。アジアはインドや中国、チベットのツアーが主体で、北京からカシュガルまで行っちゃうらしい。こりゃ長いバケーションを取れるヨーロッパならでは、かも・・・。英語のサイトが全くないので、現地での参加は無理なのかな?でも1ヶ月もこのバスの中で寝泊りするのはちょっとキツイかも・・・・。場所によってはキャンプしたりホテル宿泊のオプションもあることにはあるみたいです。


1ヶ月かけて色々回るツアーだから、ちょうど1ヶ月に1回のペースで目撃したのかも。夏になるまで目撃したことなかったから、夏休み限定なのかもしれません。