愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

エジプト21:三遊亭コプト

カイロで「オールドカイロ」と呼ばれる地域は、キリスト教エリア。そう、エヂプトにはコプト教と呼ばれるふるーいキリスト教が最初に広まったのです。昔国連の事務総長だったらブトロスブトロス・ガリさんもコプト教徒。


地下鉄に乗って、カイロをずーっと南下していくと、地下鉄が地上に出て、教会が立ち並ぶ駅に到着します。駅前商店街こそないものの、なかなか便利。


建物的には、きんきらきんのキリスト教教会より、モスクのほうが落ち着いていて好きなのですが、コプト教の教会は、絵もなんとなく素朴で、中が木目調の落ち着いたインテリアだったりして、それなりに良いです。


DSC03032


歴代の法王の写真が並んでいます。なにか「坊さん」といった感じ。「えー、三遊亭コプトでございます。ここで落語を一席・・・」


DSC03047


壁にかかっていた素朴な絵の中には、最後の晩餐もありましたが、おお、これってダヴィンチコードと一緒じゃん?というものもあり。多分これってダヴィンチよりずいぶん前に描かれたものだとは思うのですが。ただもうすでに1年前の話で、絵のどの部分がダビンチコードと一緒なのか、今となっては旦那も私も思い出せません・・写真撮影禁止だったのが残念!


カイロ市内ではあまりツアーの観光客も見なかったのですが、面白いことにここには教会のツアーみたいなので来ている韓国人観光客(全部おばちゃん)がわんさかいました。お化粧ばっちり、でっかい帽子で日焼け対策ばっちり、さらにお洋服もすごいカラフルで、すごいインパクトがあったよ・・・。


教会の裏には、信者のお墓がだーっとあります。ちょっと小さめの昔の文化住宅ぐらいな大きさの、家族の石室みたいなのがあったりします。そういうお墓を改造して住んでいる人もいるらしい。