愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

トリノ特にふれあわない街歩き


トリノでは、宮殿や博物館や教会も見学しましたが、特に何をするでもなく、ぶらぶら街歩きばかりしておりました。路地が多くて、歩きやすいんです。そして色々なものに遭遇するから、それも楽しい。


駅の北側を行くと、宮殿や観光地がならぶ街の中心地ですが、駅の南側は、地元の人が買い物したり、生活したりする場になります。雰囲気もちょっと違う。ホテルの近くはすでにちょっとそういう感じなので、朝のコーヒーを飲みがてら、近所にあいていた青空市場へ。



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朝から活気があります。新鮮なお野菜の他に、トラックでパスタや焼きたてのパンを売りに来ます。


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ここで買ったピザが、すでに冷たくなってるにもかかわらず、ものすごーく美味しかったのです!


朝のトリノ


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本屋さんもちっさいのが多いです。


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そして朝一番で、ジェラート!!GROMのジェラート!!!!スローフードジェラート屋さん、ここのジェラートは、会社が農場を直接経営して、材料を調達するというこだわりようで、ものすごく美味しいんだとか。それを聞いていたので絶対行く!と思っていたのですが、前日通りかかった時も長蛇の列。しかしさすがに朝は誰もいなかった!!チョコレートと、ラズベリーという組み合わせにしてしまったのですが、チョコのおいしさは言うまでもなく、ラズベリーがなんとも言えないクリーミーで、こりゃ別格ですよ奥さん。


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そしてなんとGROMは東京にも支店があるんだって・・・。ほんっっっとに東京はなんでもありすぎるよ。


イタリアのサラリーマン。


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トリノの観光ガイドブックにも書いてあるかもしれないけれど、チョコレートの都トリノでは、観光オフィスで「チョコパス」というのを売っています。これはチョコレートの老舗のクーポン券で、普通のチョコからチョコレートケーキ、ホットチョコレートやビスケット系などなど、色々なお店で色々なチョコを試食させてくれるというもの。場所によっては、チョコを買うと割引もあります。


でもこれは実際のところ、お得だったのかどうか・・・。クーポンは15個ぐらいついていて、どのクーポンをどのお店で使えるのか決められています。例えば、チョコレートケーキの試食ができるクーポンは3枚ぐらいついていたけれど、それぞれのクーポンごとにお店の名前が3軒づつぐらい書いてあって、どのお店に行くか決めないといけません。つまりチョイスとしては9軒ぐらいの店があるように見えるけど、実際はそのうち3軒にしか行けないし、どの店に行くか自分で自由に組み合わせはできないのだー。また、クーポンの一部はトリノの郊外にあるお店、中にはトッレ・ペリーチェあたりまでいかないといけないものもあって、何か損した気分。このクーポンがあると、無理しても色んなお店にまわろうという気になる点ではいいけど、それだったら自分で好きな店回って、もっと色々食べたほうがいいや。試食っていってもひとつだけだし。


でもいただいたチョコやケーキはどれもこれも美味しかった・・・・・・


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このケーキが鬼うま!(実際は2日ぐらいかけて食べ歩きましたよ)


街を歩いていると、美味しそうなショーウィンドウもたくさん。あとでもっとたくさん「陳家の食卓」のほうに載せておきますがな。


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お洋服もちょっとウィンドウショッピングしたり


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ちょっと広場をさしかかると、そこにはなにやら大きなテントと舞台が、そして若者がわいわい集まっていると思ったら・・・・


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イタリアのMTV、カウントダウン番組の生中継をやっていました。司会者のふたり、みんなキャーキャー言ってるんですが、一体誰なんだか。


試供品のこんなチョコももらいました・・・。


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舞台ではまず地元のサッカーチーム、ユベントスの選手が出てきて、自分が出版した本の宣伝をしてました。この選手も誰?状態。


そして出てきたのは、このバンド。若い子たちが集まってぎゃーぎゃー言っていました。学校を休んで来てるんだろうか・・・付き添いらしい親がベンチでつまんなそうに本を読んでいたり。またピアッツァの真ん中でやってるので、周辺住民には近所迷惑。向こう側の大きな石造りのオフィスだかマンションだかの中にいたおじいちゃんが、顔を出したと思ったら雨戸をぴしゃ!と閉めておりました。旦那曰くビリー・ジョエルか誰かのコンサートビデオでもそういうシーンがあるらしくて、うけておりました。



このもっさい感じのメロディが、ラテン系ロックっぽいです。観衆はそれほど多いわけではなかったけれど、クレーンカメラを使って、いかにもピアッツァ全体を人が埋め尽くしているようなカメラワークをするので感心。


面白かったのでしばらく見ていましたが、時間も無いので先に進みます。トリノを流れる「ポー川」。川を渡って向こう岸にある公園をお散歩。


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橋のところにある交差点では、信号待ちの車の前でこんな大道芸をしている人達が・・・。結構みんな退屈なので見てます。そして信号が変わる前に小銭を収集。反対側にも別の大道芸人がいて、そっちの信号が赤になるとすかさず芸を始めます。


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栗の木がたくさんあって、大きな栗がたくさん落ちていました。昔々、パスタはとても高級品で、特に北のイタリア人はどんぐりやら栗を主食にしてたんだそうです。後で、栗を粉にしたものも買いました。帰ったらこれでパスタを打ってみよう。


川沿いの道を歩いていたら、車の接触事故現場に遭遇。といっても、お互いの車に傷さえついていなさそうな、ただの「こつん」としたものだったのだけれど、当事者2名はそれこそ両手を振り回して怒鳴りあっていました。おお、これこそイタリアーンのステレオタイプ!!!アメリカだったら、結構冷静に保険会社とかの連絡先を交換して終わりみたいですけどね。


ポー川にうかぶ月。


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夜はまた、バーで「アペレティーボ」。ハッピーアワーの時に飲み物を注文すると、ビュッフェスタイルで食べ放題になるというアレです。トリノ市内で行ったこのバーでは、次から次へとキッチンから出来立てのお惣菜が出てきました。それが本当に普通のパスタサラダとか、アメリカでもありそうなものなのだけれど、なぜか味が違う。めちゃくちゃうまい。小さいお皿で2回もお代わりしたらお腹いっぱいになっちゃいましたが、アペレティーボをやってるバー、中には冷凍ものをチン、なんてところもあるなか、大当たりでした。街歩きが、だんだん食い倒れの様相に・・・


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