愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れコペンハーゲン④コミュニティ・ディナー

教会だった建物がコミュニティスペースになっていて、毎晩色んな人達が集まって、知らない人同士一緒にご飯を食べるところがあるというのをネットで見つけて、ここは滞在中に一度行ってみたいなあと楽しみにしていました。

Folkehuset Absalonというところです。昼間はカフェとしてオープンしていたり、ちょっとした体育館ぐらいのスペースがあるので、卓球台が置いてあるのでそれで遊んだり、ヨガやアートのクラスがあったり、夜はダンスフロアになったり・・・と色々な使われ方をしているらしい。

ここに併設のキッチンで毎晩ディナーが用意され、みんなで長テーブルでいただけるようになっています。物価が高いデンマークですが、ここではひとり800円ぐらいでご飯が食べられるのも魅力的・・・!

チケット制になっていて、事前にオンラインで買うか、空きがあればその場でウォークインもできます。

夏のお天気のよい時期は、外にテーブルを出してのディナー。最初にスタッフの人がデンマーク語と英語でメニューなど色々説明してくれました。まずは隣同士座ってる人達と自己紹介しあってね、とのこと。一緒のテーブルになったのは、小さな子供を連れたデンマーク人のお父さんたち2人と、カナダ人・南アフリカ人のカップルでした。

飲み物は各自バーで購入します。これはエルダーフラワーのソーダとビール。滞在中、北欧なのに、熱射病になるかも・・と思うくらい気温が高くてバテそうな位だったので、染みました。

あとはもう給食の時間!みんなでキッチンに行き、お皿やフォークや食べ物を運んでテーブルに並べ、みんなで一斉にいただきまーす。知らない人同士協力しあうことで、小さな連帯感が生まれるのがちょっと楽しい。

この日のメニューは、自家製パン、クスクス、そしてビーフの入ったタジン。入ってたお肉はちょっと北欧風?にミートボールでした。でもこのご飯が超絶美味しかった・・・みんなでワイワイ食べたから余計にそう感じたのかな。大皿に盛った料理をもっといる?とみんなで回しながら、それぞれが住んでいる場所や行った場所の話から、本当にとりとめのないことを色々話して楽しかったです。子供も一緒にポケモンGoの対戦ができてご満悦でした。

旅行というとどうしても家族同士や、せいぜいお店の人としか話をする機会がなくて、どんどん世界が煮詰まってくる(笑)ことも無きにしもあらずですが、こうやって知らない街にこんなフレンドリーでウェルカミングな環境があるのは、ものすごくホッとしますねえ。ご飯も安くて美味しかったし、できることなら通いたかった・・・。

このコミュニティスペース、なんでもデンマークのおしゃれなダイソー的お店、フライング・タイガー創始者が教会を改築して始めたっぽいです。ここは本当に良かったなあ。また機会があれば立ち寄りたい。