愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

夏の思い出2021:ダブリンの旅その4、ダブリンで行ったところを淡々と羅列するよ

ロンドンに来てからの欧州の旅は、いつも世界特にふれあわない旅歩きになってばかり。今回も駆け足で色々と観光客が行くようなところに行って終わった感が満載だったので、淡々と羅列します。

バイキングの歴史がわかる、ダブリニア

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ヨーロッパの北のほうはたいていバイキングに支配されていた歴史があり、ダブリンも当然ながらバイキングのお世話(?)になっていた時期あり。ダブリンバイキング時代や中世のダブリンの様子を再現、展示している博物館。

www.dublinia.ie

チケット売り場のおじさんにどこから来たと聞かれたのでロンドンだけどもともとは日本からです、と答えたら、日本は素晴らしい国だテクノロジーが進んでいて、あと安倍(元)首相は素晴らしい政治家だ、などと非常に大雑把なことを言うので「え、なんでそう思うの?!」と思わず突っ込んだら、「いや彼は非常にエレガントで・・」としどろもどろになってしまった。社交辞令ももう少し考えて言いましょう(苦笑)。

日光江戸村のごとく時々バイキングの格好をした人が展示ブースの中にいて、自分の身に着けている武器の説明をしてくれたりする。バイキングの住居なども再現されている。バイキングのトイレの展示もあり、そこに置いてあるバイキングのマネキン人形が何か色々ブツブツ言いながらプゥ~、ブリブリブリッ!と用を足している音がえんえんと流れていた。そのインパクトが強すぎて、他にあった展示の記憶がすっかり飛んでしまった(笑)

アイルランド移民博物館

ジャガイモ飢饉だ何だと、歴史的にそれほど豊かともいえなかったアイルランド。職を求めてアメリカや色んな国に移民した歴史は長く、立派な移民博物館があった。

epicchq.com

なぜか写真を撮っていないのだけれど、ダブリンでもテック企業などビジネスが集まる新たに開発された地域に、かなりお金をかけた感じで作ってあった。ここはおススメ。

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パスポートみたいなのをもらって、テーマごとに分かれた部屋に行くたびにそこに置いてあるスタンプを押して、スタンプラリーをやっていく仕組み。アイルランド人がどれだけ苦労して移民していったかもわかるし、へぇーと意外な有名人がアイルランド系だというのもわかって面白かった。

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最新のアイルランド系有名人といえば、バイデンさん。彼のことはまだ本展示には含まれていなかったけど、施設の外の壁にこんな感じで紹介されてた。

同じ建物の中には、この博物館と、ビジネスインキュベーターコワーキングスペース、そして食べ物屋さんもあり。コロナでまだオフィスは閉まってたけど、どんなビジネスが入ってるのか興味津々。

ダブリン城とチェスター・ビーティ

長年イギリスの支配下に置かれていたアイルランド、ここはイギリスから送られてきたお偉いさんが居座っていた総督府

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ヨーロッパに引っ越してから、お貴族の館を見学する機会は多く、ここもはいはいそうですか・・的な感じではあったが、

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この敷地内にあるチェスター・ビーティという美術館というか博物館というか図書館がとても良く、入場無料なのもあって二日連続で通った。

chesterbeatty.ie

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アメリカ出身で鉱山業で成功したビーティーさんが収集した美術品、特にコーランや聖書、世界中の宗教関係の綺麗な書籍、日本の浮世絵や、東洋の美術品コレクションも沢山ある。アメリカで成功してイギリスで会社を作り、その後どうも政府との折り合いが悪くなったようでアイルランドに移り住んだビーティーさん、ここで収蔵品をどーんと公開する図書館を作り、全部アイルランドに残すことにしたのだそう。

全くなぜなのか分からないのだけれど、集めたご当人も、今この施設を運営している人達も、すごく収蔵品を大事にしてる感じがして、なにか居心地の良い感じの場所になっていました。コンパクトなのでじっくり見れます。

アイルランド国立博物館

www.museum.ie

博物館の中でも考古学部門的なこの建物、1890年に開かれたとのことで、建物自体もなかなか素敵。ここでは、アイルランドでbogと呼ばれる泥炭地から掘り起こされた、鉄器時代をはじめとする古代の死体がいくつか展示されている。泥炭でできた湿地の中で保存された死体はミイラともまた違った形で自然に保存されているのだけれど、当時の風俗や食生活、死亡状況なんかもわかってなかなか生生しい。

ミイラが苦手な夫はひぃぃと引いていたが、意外とこういうのが平気な子供は一つ一つじーーーーーっと見ていた(笑)